for Shakuhachi beginners

「さあこれから尺八でもやってみようか!」という方のためのワンポイントレッスンページです。

ドッグブレス

初心者の方に教えていて以外と出来ないのが「ドッグブレス」。暑い時に犬が舌を出して「ハーハー」とやる呼吸です。息を吸うと肺は膨らみます。膨らんだままお腹をへこましたり戻したりを繰り返して息を出し入れするのが「ドッグブレス」。息を吸った状態のまま(肺を萎ませないで)この呼吸の要領で音を鳴らすと「バリバリ」と力強い音になります。(07/4/1)

顎あたり

楽器を顎に当てる時に顎に一生懸命楽器を当ててセットしようとする方が多いようです。一度良い音が鳴ると鳴った時の顎の触り具合を憶えて再度同じところに楽器を当てようとします。もちろん悪いことではないですが、鳴るのは唇の穴から漏れた息が歌口エッジにかすった時です。決して顎で鳴らしているのではないのです。唇の合わせ目とエッジの位置関係で憶えることも忘れないでください。(07/1/31)

楽器を持たずに呼吸法の練習を

先日メールにて入門の打診があり引き受けました。全くの初めてということでしたので「楽器は吹かずに息を漏らす練習だけをしておくよう」に伝えました。そして初めて会ってレッスン開始。息の漏れ方をチェックしてその唇に楽器を近づけていくと「ボ〜〜〜〜」といきなり鳴ってしまいました。この漏らし方が難しい。しばらく鳴らしているとだんだん歌口に息を吹きかけたくなり「フーフー」と吹いてしまい鳴らなくなります。あくびを強制的に誘発させようとするときは深く息を吸います。唇は軽く合わせ、鼻からあくび誘発吸気を行います(喉は開くようにしましょう)。まだ吸っている間にお腹に「キュッ」と力を入れてみましょう。「プッー」っと息が漏れ始めませんか?

これでうまくいく人もいますが人によって様々です。

いろいろなアプローチの仕方を少しずつ紹介していきましょう。(06/12/30)

最も大事なこと「脱力」

どんな楽器でもスポーツでも絵や字を書く時にでも必ず言われることが「脱力」です。指導者であれば誰もがいとも簡単に「脱力して」と言います。ところがこれほど難しいものはなく、これが出来ればアッという間に上達、そして達人になれることでしょう。しかし本当にダラ〜ンと全く脱力してしまっては尺八を持つこと、身体を起こしていることすら出来ません。熟練者の感覚は大事な箇所はシャキッと保ちながらも身体全体に余分な力は入れずといった微妙なバランスの上に成り立っているのです。一番簡単に言葉に出来て、やるとなると最も難しいのが「脱力」でしょう。

最初は楽器を持つだけで指に、肘に、肩に、とあらゆるところに力が入ります。そして力が入っている時ほとんどの人が息を止めて喉に力が入っていることが多いようです。息をゆっくり吸い続けながら「肩の力が抜けていく〜」などと自己暗示をかけるようにしながら脱力を試みてはどうでしょうか?脱力が意識出来ると同時に保つべき部分と保っている意識を体験出来ると思います。(06/12/21)