花展  

言葉と写真 

私はデジタルカメラでもうひとつの詩を書いている。 日常のなかで心がゆれるとき、カメラのボタンを押している。 たとえば、花のなかへと降りる。 その詩をひとりの人へ囁くようにポエトリーリーディングを行います。
「眠り」           どこまでも降りてゆくと、光のなかへ消えてゆくのかも知れない。 「あかるい部屋」  わたしたちは黙っていた。あかるい部屋のなかにTVからながれてくる昔の歌謡曲が巡っていた。 知っているという気持ちが泡だって、水色の光が耳のなかを揺らしつづけた。わたしたちは別々に 記憶のなかを泳いでいた。
◎北爪満喜プロフィール 詩集 『ルナダンス』『暁:少女』『ARROWHOTEL』(書肆山田)                『アメジスト紀』『虹で濁った水』(思潮社) ◎サイト http://voo.to/maki/  「Maki's Modern Poem Page」