崖の上の家計画スタディ |
主要用途 専 用 住 宅
所 在 地 千葉県千葉市
設計コンセプト
計画地は台形型の変形地であり、敷地の一部が西北側に向い高さ約8〜9Mの『崖』であり、当該地より西北側約150Mの距離に都市部には珍しく3.8haの緑豊かな風致公園を見渡せる高台に位置している将来ニ世帯の可能性を踏まえた専用住宅である。本スタディは、この場所のみならず、一般的な『崖地』等における景観の確保や土地利用についての考え方の検証をブロック模型等で行ったスタディであり、『崖地』という場の特性の可能性を示唆するものである。
A案(ピロティ案)
建築を土地から浮遊させ、建築内部より見える風致公園の緑の景観の確保を更に絶対的なものにする。崖上部に持ち出されたバルコニ−又はリビングには大開口等を設置し、切取られた景観は緑豊かな借景となる。ピロティ部分は多目的に使用出来るスペースであり、又将来においては、容積限度の範囲内で増築可能部分とする。
B案(地下案)
地下1階及び地上1・2階の3層構成とし、A案同様、景観の確保という目的により、『崖』より持ち出す形態を取る。地下の容積緩和(地下部分を含め、床面積合計の1/3までは容積不算入)を使用し、地下部分に居室を設け、1・2階部分のリビングやキッチンに吹抜け等を創り、将来増築可能部分を空間として当初より建築内部に確保するものとする。
C案(ピロティ+地下案)
A案とB案の折衷的な案であり、建物全体のボリュ−ムを二分し、その中間に『中庭』を設け、通風と光を確保する。『ブラックキュ−ブ(地下1階と地上1階)』と浮遊する『ホワイトキュ−ブ(地上2階部分)』の構成であり、それぞれに目的別にゾ−ン設定する。『ブラックキュ−ブ』の上部はル−フテラスとして、又『ホワイトキュ−ブ』の1階のピロティ部分は駐車スペースを含めた他目的スペースとして使用する。それぞれキュ−ブは透明化した渡り廊下やブリッジで連結される。
注)本スタディはコンセプトを示す概念的なもの、且つ、一つの方向性の示唆であり、実施的なボリュ−ムや形態を示すものではありません。実施の際には、敷地形態や建築基準法をはじめ、その他の法的制限や工法、基礎工法等の検討により、計画変更する可能性もあります。
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