村山英和の「フットボールを考える」


パールボウル1回戦,ペンタオーシャンパイレーツ vs. 三菱電機ソシオテックス (2001/4/21)


 皆様,こんにちは。村山です。久々に試合観戦に行ってきました。

 今日は2000年度迄ベアーズに在籍していました田代司君(ちっく)と柳橋寛一君(バギー)のXリーグデビュー戦についての観戦記を書きたいと思います。観戦記は久々なので書き方をよく思い出せないのですがちょっと日記っぽく書いてみたいと思います。

 今日はちっくとバギーのXリーグデビュー戦である。

 その前に今までベアーズにおいては元Xリーグ経験者が在籍した事はあったが,ベアーズに在籍した選手がベアーズを巣立ち,そして日本の最高リーグXリーグの舞台に立った事はあっただろうか?僕はマニアレベルのベアーズファンだが思い出せない。多分いないと思う。そう言う意味でも興味深い試合観戦となった。

管理人より:以上のように村さんは書いていますが、小松剛(早大―ベアーズ('95-'98)―イワタニ)がいました。また元Xでは森永(東工大―シルバースター ―ベアーズ('96-'99))もいたりします。森永さんが試合に出ていたかは知りませんが...。

 それはそうと朝から寮の避難訓練兼倉庫の整理があった。自由参加であったが普段安いお金で住ませてもらっているのと3000円分のプリペイドカードが貰えるという理由で参加する事にした。この整理は大体昼前に終わりいよいよ西武ドームへ出発する事にする。

 西武ドームまでは僕の住んでいる寮から約20分程度で到着するがその前に貰ったプリペイドカードでビールを含めた食料を買いあさり出発する。ここで僕は大きなミスを犯してしまった。カットソー1枚だけの薄着をして行ってしまったのである。

 到着したのは第2試合オンワード・スカイラークス VS 日産プリンス東京スカイライナーズの試合の前であったが,小雨が降り,異常に寒い。西武ドームは皆さんご存知のように元々はドームではなかった為グラウンドとスダンドをドームが覆っているに過ぎず東京ドームのような空調もなければ福岡ドームのようなちょっとした通路のようなところで寒暖を凌ぐ場所も無い。よって風や寒暖の影響をもろに受けてしまう。とにかく寒くてしょうがなかったので,コーンスープを飲むことにしたがそんな事で寒さなんぞしのげない。ぶつくさ言いつつもこの試合を観戦する。

 フィールドであるが,長手側を一塁側,三塁側に取っている。まあ東京ドームでのフィールドの取り方を90度までいかないまでも回転させたフィールドの取り方と思えばよいと思う。どちらかと言えば甲子園のフィールドの取り方に似ている。

 この試合僕は日産プリンス東京を応援した。理由はオプションチームが好きな事とダイブを多用する事,そして自分の車がこのチームのニックネームだからだという事なのだが残念ながらオンワード・スカイラークスは強かった。得点は28−10だったが得点差以上の個人のスキルの差を感じた。オフの間かなり練習しているのだろう。そういう印象だった。印象に残った選手はオンワード#34加畑選手(防衛大OB),#97矢部選手(帝京大OB),こんなところであろう。

 第2試合が終わり,寒さに耐え切れなくなった為,とうとう駐車場に止めていた車に戻り1時間ほど仮眠をとる事にした。

 そして戻ると第3試合富士通フロンティアーズ VS ライオンズ(東京三菱銀行と東京海上の合併チーム)の試合が行われていた。富士通は凄いと思った。何故ならQBは#22高橋選手(本来RB)と#81山村選手(本来WR)がしていたのである。多分昨年の相次ぐQBの怪我の影響なのかは定かではないがとにかくほとんどランプレーだけでドライブしていた。秋が非常に楽しみなチームである。

 そうこうしているうちに第4QTRに突入する。すると次の試合を控えたパイレーツの選手がグラウンドに登場し始め,各々に体を動かしていた。

 そこでちっくとバギーを探した。すぐにちっくとバギーは確認出来た。2人でキャッチボールをしていたのである。雰囲気的にはチームに馴染んでいるようである。でもある意味凄いと思った。何故なら彼等はまだ入社して3週間しかたっていないのである。しかも最近のXリーグのレベルUPは目を見張るものがあるなか堂々と練習をこなしていた。しかしその姿はある意味納得できるものでもある。他の新人は学生から社会人になるにあたり環境も変わりフットボールの質自体も変わる訳であるが彼等は既に社会人チームのベアーズに2年間在籍している訳である分,落ち着いて見えた。スピードやパワー等を単純に比較したら学生から来た方が貯金がある分有利かもしれない。しかし僕はこのベアーズでの2年間は色んな意味で凄い経験になっていると思うしプラスになっていると思う。そう思いながら見守った。


試合前の田代(左)、柳橋(右)

 それからちょっと目を離すとどこかでみた顔がいると思ったら#11小川選手(京大→東海銀行→アサヒ飲料)であった。ちょっと太った印象を受けたがますます楽しみになってきた。他にも#1久原(京大OB),#77松田(京大OB),#32古谷(甲南大OB)等の興味のある選手がパイレーツにはうじゃうじゃいる。(僕はこの久原選手で今でも思い出すプレーが’95年甲子園ボウルで当時物凄い活躍をしていた法政CB#27中村誠選手のキックオフリターンを一撃で仕留めたタックルとその後のガッツポーズのかっこよさだった。確か彼は佐賀西高校出身だったと思ったが・・・)

 それにこのパイレーツというチーム,チーム全体がよく鍛えられているしスピードがあるなあという印象を受けるのである。でも残念だったのはこの試合僕の大学の後輩の国元君が欠場していた事である。

 そうこうしているうちに第3試合は終了。28−6。富士通勝利。

 いよいよフィールドでの練習開始。ちっくの背番号は#29,バギーは#3。ちっくは練習でフルバックに入っていた。予想通りだ。でもハンドオフを見ているとタイミングは何の問題も無い。大したものだ。

 19時試合開始。パイレーツのリターンで試合は開始。

 試合は終始パイレーツペースで進む。第一シリーズ,#32古谷選手のランで先制すると,第2QTRにも古谷選手のラン,WR#18高下選手(東大OB)へのフライパスで20−0となる。

 しかしなかなか彼等の出番は回ってこない。WRは#6内海選手(立命OB),#15十文字選手(日大OB,元マイカル),#18高下選手,#25石井選手(北大OB),#27?松下選手(甲南大OBルーキー)と層が厚く,またFBの#20池田選手(確か記憶では名大だったと思うが)は小柄だがタフな当たりと走りをする。彼等はキッキングですら出番はない。やっぱり彼等の出番はないのかと思っていると,ついに第2QTR残り2分27秒,フィールドに#3登場。何か照れくさそうであったがバギーのXリーグデビューである。何とも嬉しいものである。そのまま2プレーに参加しパントとなり,その後も何プレーかフィールドに登場する。そして前半を終えた。

 ハーフタイム,トイレの付近で元QBクラブ福岡支店長岡部さんにあった。そして第3QTRから一緒に観戦する事にする。岡部さんいわく最近のXリーグの各チームは走り込み等で体力をつけさせてからでないと新人は出さないチームがほとんどらしく,またどのチームもトレーナーを雇ってかなり体力やスピードアップを図っているらしい。僕の大学同期の日立ハリケーンズの選手もアジリティーやスピードトレーニングの他に動体視力を養う練習を積んでいるという。よって以前のようにと言ったら語弊があるかもしれないがフットボールセンスだけではなかなか出場は難しいらしい。そんなこんな話しているうちに僕の携帯から“若鷹軍団”が流れた。オカカズかと思ったら都地だった。西武ドームに嫁の知代ちゃんと来たらしい。岡部さんと都地夫妻と一緒に観戦する事にした。

 その間もバギーはフィールドに姿を登場させるが残念ながらランプレーであったり,逆サイドのレシーバーへのパスであったりとパスは飛んでこない。(後日,バギーは第4QTRに1回パスをキャッチしたという情報を正川さんから得ました。ホント見逃したのは無茶苦茶悔しい!!!)

 そして今尚ちっくの出番はない。やっぱり難しいのかなあと思っているとちっくとバギーがサイドラインでメットを合わせている。もしかしたらと思っていると第4QTR残り2〜3分くらいで,ちっくがいよいよフィールドに登場した。2人ともこの試合でデビューを果たす事が出来た訳である。

 最初のプレーはパスプロだった。そして2プレー目だったかなんかでQB#13川崎が変な動きをした。ちっくはパスプロをしている。しかしQBがハンドオフをしたところそこにはいない。なんやようわからんなあって言っているとそのシリーズは終えた。(あとで聞いたらその変なプレーはちっくのキャリーのプレーだったらしいが頭の中が真っ白になってパスプロしたらしい。)

 そして残り時間2秒で敵陣わずかに入ったところでパイレーツに攻撃権が訪れる。バギーは左のレシーバーで登場する。パスがコールされ,そしてバギーへ向ってパスは投げられた。コースはストリーク(だと思うが)でQB川崎から投げられたTDパス?はわずかにオーバーした。そのプレーは試合を通じてバギーに初めて投げられたパスだった。そのプレーからの帰り際,OLの選手から何か一言二言声を掛けられていた。

 ファイナルスコア:20−0.パイレーツ勝利。おめでとう。

 試合終了後,都地夫妻とサイドライン際迄駆け寄ってお祝いの言葉でも掛けようかという事で近づくと「ちっく!!」と声がした。なんと正川さんである。はっきり言ってびっくりした。ちっくもバギーも振り向いた。この時のマシンガントークは凄かった。

「お〜いちっく!てめえドリキャスどうすんだよ!!」
「バギー,ナイスキャッチ!!」

 まあある意味無事に彼等はXリーグデビューを果たした訳であるが,まだ始まったばかりである。これからが勝負である。そこで私なりに一言。

ちっくへ:
FBは職人技のような事を色々覚えなければいけんし,セットした時の視界がWRと全然違うので戸惑う事も多いだろうが,熱いハートを持ってすれば大丈夫。#20の技を盗むように。(どうでもいいせこ技なら俺も教えるぞ!)それから別名筋肉レシーバーもやはりそんなに目立たない、筋トレも含め,努力を怠ることなく頑張れ!

バギーへ:
初キャッチおめでとう!!!(残念ながら見逃してしまいました。という事で汚名挽回来週の大井第2球技場に取材に行きます。)WRは層が厚いし,はっきり言って他の選手は無茶苦茶上手い。が君のセンスなら大丈夫。同じく努力を怠らずにセンスに磨きを掛けて尚且つ身体づくりも併せて頑張れ!サイドラインからハドルに向う時は元気出して走ろう。何か照れくさそうやった。そんで,ホントにもてないの?不思議やわ。


試合後の二人。今後の活躍を期待!

 彼等が鹿島,リクルート,シルバースターと戦い活躍する日が来るのを期待たいと思います。それとこのペンタオーシャンパイレーツ,X1初年度であるがかなり面白い存在になると思います。よく鍛えられておりますしプレーの精度も高いです。

 次の試合は4月28日,大井第2球技場です。次はちっくのキャリー,バギーのキャッチをこの目でしかと見たいものです。(バギー見逃してゴメンナサイ・・・)ベアーズの皆さん,彼等を応援しましょう。僕もまた応援に行きます。

 それでは今日はこのへんで・・・ああ寒かった。すっかりビール飲むの忘れとった。せっかくエビスビール買ったのに・・・

文責 村山 英和

NEXT BACK


INDEXに戻る
webmaster : octoberbears@aol.com