村山英和の「フットボールを考える」


関東大学リーグ戦,日大 vs. 東大,法政 vs. 中央(2001/10/21)


 皆さん,こんにちは。村山です。10月21日の日曜日に東京スタジアムにて行われた関東大学リーグ戦に行ってまいりました。学生の試合のレポートは今年2度目となりますが注目のカードでしたのでお伝えします。それでは宜しくお願いします。

 村山英和32歳,21世紀最初の秋は昨年にも増して"フットボールな"週末を送っている。今回のレポートで伝える試合の前日も朝からあるX2のチームとの合同練習だった。短い練習時間であったが,自分の所属するチームの上のリーグのレベルを肌で感じる事が出来,非常に有意義だった。只,思ったように身体は動かない。そして練習終了後,近くの等々力球場で行われていたXリーグの試合を観に行った。しかしやはりフットボールの練習が終わった後にすぐに観に行ったせいか,それとも普段よりも早く起きたせいか観戦しながら長椅子に寝てしまった。SKY−Aには僕の爆睡が写っているかもしれない。(そんな事ないか。ちなみに鹿島 VS ハスキーズ戦です。)毎週毎週そんな週末を送っている。ええ加減疲れてきたが頑張ろう!もうひと踏ん張り!。

 次の日,関東大学リーグ戦の行われる東京スタジアムに行く事にする。東京スタジアムには以前から行きたいと思っていた。それはJリーグの試合でも何でも良かったが,とにかく現在の僕の住んでいるところから車で30分程度と近いし本格的な自然芝のスタジアムに憧れを抱く僕にとってみれば早く拝んでおきたいスタジアムだった。

 スタジアムに到着した途端「すげ〜!!!」って思わず言ってしまった。やっぱり本格的スタジアムはいい。何よりも綺麗である。そしてでかく,芝が青々としている。その瞬間,ああ来てよかったと思った。


 さて試合に注目してみよう。日大 VS 東大。先日のレポートでお伝えした通り日大はこの試合前迄1勝2敗と不振,一方の東大はここまで3勝と調子がよい。しかも東大は日大が敗れている明治,関東学院に勝っているところから東大有利ではないかと思いつつも,2年前に大学の後輩と一緒に観た横浜国際競技場で行われた試合では日大が1対1(特にWRとDB)の勝負に持ち込み大勝した。だから今回も1対1の勝負に日大が持ち込んだら接戦もしくは日大が有利なのではないかと言う思いもあった。が,しかし・・・。

 第1QTR,僕が観戦し始めたのは,東大の攻撃はQB#8関選手からWR#18樫村選手へのパスを日大がインターセプトした地点から。続く日大の攻撃はQB#11吉田選手がスクランブルで前進するものの次のプレーで東大ディフェンスはインターセプト。この際,東大ディフェンスに背後からの不正なブロックの反則でインターセプトせんほうが良かったんではないかという東大陣2ヤードからの攻撃となる。しかし東大はFBの20番台の選手がダイブで東大陣43ヤード迄前進し1st ダウン。そして次のプレーはQB#8関選手からWR#18樫村選手のパスが通りTD。たった2プレーで98ヤード進んでしまった。この時,第1QTR残り1分7秒,7−0。東大先制。第1QTRはこれで終了。(あっ,断っておきますがこのヤードと残り時間は僕の観た感じと場内放送を参考にさせて頂いたもので公式のものではありません。悪しからず)

 第2QTR,日大の攻撃でQB#11吉田選手から投げられたスクリーンパスを東大DL#95(TD誌選手年鑑で確認すると)小山選手がインターセプト。続く東大の攻撃ではRB#32足立選手のインサイドゾーン?もしくはブラスト?2プレーとFBのダイブで前進をするが1st ダウンを奪えず,東大はギャンブル。日大は両OLBのブリッツを入れるがTE#34黛選手へパスが通りそのままTD。この時,第2QTR残り3分30秒,14−0。

 続く日大の攻撃は,リターン,3プレー(パス失敗),そしてパント。この攻撃で消費された時間は20秒。日大陣45ヤードで東大の攻撃開始。この攻撃はパス失敗⇒#32足立選手のインサイドゾーン(ええい!糞!インサイドゾーンかブラストかわからんが腹を括ろう。今回はこのプレーはインサイドゾーンという風に統一!)と日大フェイスマスクのペナルティー(日大陣24ヤード)⇒#32君のインサイドゾーン⇒同じプレー(タイムアウト残り1分20秒)⇒#33安藤選手のスィ―プ(日大陣12ヤード)⇒#32君インサイドゾーンでTD,ドライブ完了!。第2QTR残り48秒,21−0。東大リードを広げる。

 続く日大の攻撃はQB#11吉田選手のランプレーで前進したが残り8秒で東大DB#27小川選手インターセプト。前半終了。

 後半,東大のリターンで試合再開。リターナー#32足立選手のビッグリターンで日大陣30ヤード付近へ。インサイドゾーン3つで日大陣6ヤード迄前進し1st ダウン。続く攻撃は日大ディフェンスが踏ん張り3rd ダウン 3。ここでまたまた登場RB#32足立選手のスィ―プでTD。まあ"これがアサインメント通りのスィ―プってやつですか!"と言うくらい綺麗なスィープだった。第3QTR残り8分41秒,28−0。

 続く日大の攻撃を東大ディフェンスはまた2分弱でパントに追い込み,東大陣40ヤードからの東大の攻撃はQB#18君からTE#34君へのパス⇒FB#29君ダイブ⇒最後は#32君インサイドゾーンでTD,ドライブ完了!。第3QTR残り5分38秒,35−0。(段々疲れてきた・・・)

 またまた続く日大の攻撃の2プレー目に東大の誰かが(そりゃそうだよな)インターセプトリターンTD。全くどうなっとんじゃい!。第3QTR残り4分30秒,42−0。(この頃になると日大も然る事ながら,東大のキックカバーチームがかわいそうになってきた。)

 もう集中力が・・・東大続く攻撃でまたTD,プレー見てません。第3QTR残り1分41秒,49−0。

 第4QTRに突入,日大ようやく攻撃が噛み合い始める。そして4th ダウン からようやくTE#25大矢選手にTDパスが通る。第4QTR残り8分26秒,49−7,日大やっと1本返す。

 日大キックオフでオンサイドキック,リカバー東大。もうこの頃になると感情が湧かない。日大陣45ヤードからの東大の攻撃は,パス失敗⇒RB#33君アウトサイドゾーン⇒RB#33君スィ―プ⇒ランナー誰か忘れたがインサイドゾーン⇒RB#13千代田選手(初登場?)アウトサイドゾーン⇒RB#33君インサイドゾーンでTD,ドライブ完了・・・。第4QTR残り5分42秒,56−7,東大8本目のTD。

 続く日大陣30ヤードからの攻撃,もう大幅に省略,QB#11君からTE#25君へのパス⇒WR#22野際選手へのパス⇒東大フェイスマスクのペナルティー⇒TE#25君へのパス⇒QB#11君ラン2本でTD。第4QTR残り2分21秒,56−14。日大この日2本目のTD。これがファイナルスコアです。


 感想。正直もう少し日大が頑張ると思っていたが・・・。この結果は日本のフットボール界にとってどうなんだろうか?偉そうに書くが・・・。もうこの際自分の思っている事を言おう!今年の日大ショットガンは放った弾が的まで届かない。但し大きくフリーな的はフィールドにはあるのだが・・・。結論はこれ。

 そらからもうどこのチームも日大の赤いユニフォームを見てもびびっていない気がする。以前,僕は会社の先輩に「プロ野球のチームで選手及びスタッフはそのままで,ユニフォームと本拠地をそっくり入れ替えたらやはりユニフォームと本拠地が示す通りの実力になるのか?それとも選手の実力となるのか?」と無謀とも失礼とも取れる質問したらどうもあるチームのユニフォームと本拠地に関して言えば前者の方が大きいんではないかと言う意見に一致した。しかし今年の日大に関しては,と言うより対戦相手のチームは繰り返すようだが赤いユニフォームを見てもびびっていない気がする。

 でも法政と中央との試合を残すのみとなった日大がもうダメかと言うと僕はそうは思わない。はっきり言って彼等は体力がある。(と思う。少なくともそう見える。)但し精神的な切れ具合とかは加味してないのでここらへんが上手くかみ合えば何とかなるんではないか?今後の日大に期待しよう。

 第2試合,法政 VS 中央。共に3戦全勝通し。この試合の勝者がプレーオフに大きく前進する。それから昨年の学生王者法政を初めて見るが一体どういうチームだろうかと言う興味も湧いてくる。(お詫び:先日の観戦記で以下中央と言っておきながら,"中大","中央大"と言う表記がありましたので今度こそ中央で統一します。)

 法政オフェンスはやはりFB#36白木選手が注目,そしてディフェンスは主将DE#97小林選手,塚野兄弟(LB:#43,DB:#45)が注目だろう。中央オフェンスはQB#15村井選手が注目,ディフェンスは名前はよく知らないが,デカくて固そうなディフェンスフロントラインが注目。それから試合前スタメンを聞いた時,ある事に気付いた。両チームに日大三校出身のメンバーがかなりいる。これがどうもこの試合のポイントだったような気がする。

 13時45分,定刻より15分遅れでセレモニー開始。中央がコイントスに勝ち後半をチョイスする。(先日のレポートでは"後半チョイスを選択"と記しましたが,まるで長嶋巨人前監督の"春のスプリングキャンプ"と言っているみたいですので今回は"後半をチョイス"と記します。)法政のリターンで試合は開始。

 ちょっと第1試合の解説で頑張りすぎたので,かなり大雑把にレポートします。

 第1QTRはお互いのディフェンスが良く,ともに2シリーズ1st ダウンを1回ずつ取ったのみ。そして第1QTR残り50秒,法政陣41ヤードからの法政の攻撃,法政QB#17桑野選手のオプションキープで敵陣へ。その後第2QTRへ突入し中央陣45ヤード,ノーマルTフォーメーションからQB#17桑野選手のオプションキープで1st ダウン。その後5プレーを費やし,中央陣14ヤード迄攻め入ると,またしてもQB#17桑野選手のオプションキープで先制のTD。TFPスナップミスにより失敗。第2QTR残り9分丁度,6−0。

 続く中央の攻撃,中央QB#15村井選手を法政DE#97小林選手がサック。この際ボールをファンブルし法政がリカバー。一気にチャンスを得た法政だが,この攻撃を法政は中央陣11ヤード迄攻め入るものの,TDを取るに至らず,FGも失敗。

 このまま前半は終了。前半の印象は凄い守備戦。FB#36白木選手のダイブはほとんど2〜3ヤードのゲインに止められており,中央のフロントラインの力強さが目立った。また法政ディフェンスは,はっきり言ってチームとして速い。そしてほとんど隙がない。と言ったところであろうか。

 後半,中央のリターンで試合は再開。最初のシリーズから法政の守備が炸裂し,1度1st ダウンを取られてから,#45塚野選手のパスカット,続いてスクリーンパスを#97小林選手がパスカット,中央のスィ―プがファンブルとなり(リカバー中央)パントに追い込む。続く法政の攻撃,(とうとう出ました!待ってました!)FB#36白木選手の左ダイブはそのままするすると抜け57ヤードのTD。第3QTR残り9分53秒,13−0。法政追加点。

 その後,両チームのディフェンスが踏ん張り,そのまま第4QTRへ。第4QTR序盤中央の攻撃,QB#15村井選手が投じたスクリーンパスを法政DL#90野村選手?がインターセプト。この試合,中央がスクリーンパスをする度に法政ディフェンスは待っていましたとばかりに立ちはだかっていた。この後の法政の攻撃は#36白木選手,#32小沼選手の両FBのダイブ,#17桑野選手のキープで中央陣4ヤード迄前進し,最後は#36君のダイブでTD。第4QTR残り5分2秒,20−0。

 この後の中央の攻撃でまたスクリーンパスを法政の守備に読まれた。これで本日4回目である。でもこれだけ読まれるとわかっているんじゃないかと思ってしまう。最後の法政のシリーズ,残り2秒でFGをK#10後藤選手が決め,23−0。これがファイナルスコアです。

 感想。凄い守備戦。でも凄い見応えのある試合だった。中央のゲームプランは白木を止めろだったかもしれないが1本のロングゲインを除けば,かなり遂行出来たのではないだろうか?しかしそれを法政ディフェンスは上回っていた。それから気になった事。法政は中央オフェンスがセットするとアルファベット1文字を皆でコールしていたが,何かサインにしては短すぎる。あのアルファベット1文字のコールがどうも中央オフェンスの歯車を狂わせたような気がしてならない。そして中央のスクリーンパスを全部カットした法政ディフェンス。う〜ん。法政ディフェンスは中央QB#15村井選手の癖でもわかっていたのかなあ?まあいい。

 昨年の学生王者法政についてであるが,法政ディフェンスは昨年より強いような気がする。何か速い。今年もやっぱり強そうだ。オフェンスは多少破壊力は落ちたような気がせんでもないが・・・たぶん,TBが目立たなかったからだと思う。

 と言う事で10月21日@東京スタジアムの試合は

第1試合,日本大学 VS 東京大学は56−14で東京大学勝利。

Team1Q2Q3Q4QTotal
東京大学71428756
日本大学0001414

第2試合,法政大学 VS 中央大学は23−0で法政大学の勝利となりました。

Team1Q2Q3Q4QTotal
法政大学0671023
中央大学000140

 しかし,段々面白くなってまいりました今シーズンのフットボール。今後も色々お伝えしますので,宜しくお願いします。

 最後に,Xリーグとかでやっている試合前と試合後にキャプテンがマイク持って観客席に向って挨拶するやつ,あれ出来ればやって欲しい。次の試合も応援に来よう!って気になります。

 それでは,また。

文責 村山 英和

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