村山英和の「フットボールを考える」 
男前論 (2001/1/19)
今のベア−ズの掲示板を見ていると,モテナイという事に対する,昔のようなひがみというものは無いと感じてしまう。(でも実際に当事者にあったわけでもないのでなんとも言えないのだが・・・)
実際,私も,もてない。どうしようもないくらいもてない。私の現在のパーソナルデータは31歳,独身,167cmで70kgがベースで,体重は今もう少しあるだろう。顔のつくりは,はっきり言って派手な方であるが,かっこいいとはとても言い難い。
でもショックだったのは,昨年の都地の結婚式の2次会で,私の上半身を披露するチャンスを司会の#75君に頂いたが,速攻で『ハイ,もう結構です・・・』と言われたことである。確かに比較対象が#50君であった事は不運だったのだが,このとき,『俺の時代は終わった』と感じてしまった。『おまえの時代はあったんか?』と言う細かい話は抜きにしよう。私は飲み屋や合コンでは,『彼女いそう・・・』といわれたことはある。『じゃあ,そんなん言うんだったら,オマエ俺の彼女になれ!』というと誰一人として“YES”と答える女性はいない。それはそうと1月7日にデジカメを購入した。はっきり言って今のところ使い道は無い。もしかしたら,誰かが俺の顔写真をメールなりなんなりで送ってくれと要請される事を考慮し,自分で自分の顔写真を撮ってみることにした。するとどうだろう。俺の顔は全くイケテないのである。もとが悪い,年だ,・・・と言われればそれまでだが,どうもそれだけではないらしい。つまり顔がやさしいのである。先日,実家に帰った時,うちの親父がユニコーン戦の後(このときは26歳でした。),ロッカーに引き上げてくる時に撮った写真が見つかった。うちの家庭ではそれをお見合い写真にする。その写真を見たとき,『むっちゃ男前やん(なんで関西弁なん・・・)』と思った。つまり5つ年をとったが,基本的な顔というのは変わらないのになんでこうも違うのかと思ったのである。そこで今回のテーマに結びつくのである。
みなさんは,昨年の甲子園ボウルで,第4QTR,法政の最後の攻撃中にベンチにいる法政キャプテン#1志賀隆蔵選手が吼えていた顔を見たであろうか?もし録画していたら見ていただきたい。男前なのである。無茶苦茶男前なのである。それから,いつだっただろうか?そうだ’96年シーズンに私のコラムによく出てくるOBの永田さん(当時#16)の寮で,よってたかって,立命vs関学戦のVTRを見に行った。この年は関京立が6勝1敗で並んで,長居のスタジアムで行われたプレーオフの第1戦であったが,その時の立命のキャプテンはQBの東野であった。もともと東野は,もとが良い。しかしである。その場にいた誰もが『東野,かっこよくなったなあ』と言ったのである。それではそろそろ本題に入るとしよう。
この場を借りさせて,これから,私を含めて私が出会ったベア−ズの主将について感じた事を述べていきたい。特に了解を得て書くわけではないのでもし,差し支え,もしくは異論,反論があったら直接私に申してください。
まず私がベア―ズに入ったときの主将は大学の先輩の瀬ノ口さんであった。そして鳥羽さん,岡崎さん,高久さん,稲塚,こまっちゃん,風早さん,心君,そして現主将藤井攻君といった流れであった。実際に一緒にプレーして私の事を知っている世代はこまっちゃんくらい迄だろう。でも,あとの3人もそれなりに知っているつもりだ。それではここでベア−ズの歴代の主将について,手短かに自分が感じた事を述べていきたい。
まずは瀬ノ口さん。私の大学の先輩でその当時大学院の2年生であった。当時のベア−ズはおっさん連中(失礼!!)がそれはそれは凄かった。プレーもさることながら,飲み会でも凄かった。特に私が印象に残っているのは,今年のライスボウルで優勝したアサヒ飲料チャレンジャーズの前進チームのミキハウス・レッドベア−ズ出身の関西出身の方がいらっしゃった。そして納会かなんかで,私に生卵が入っている日本酒を一気で飲めと指示された。私は一気で飲んだが卵の殻が入っていたのでその方にその旨を伝えたところ『おまえの骨を強くする為に,カルシウムを入れたんや!』と訳のわからん解説をされてしまった。そんな人達を瀬ノ口さんは黙ってまとめていたような気がする。
鳥羽さん。鳥羽さんは身体もでかかったが,人間もでかかった。まるで仙人のような主将であった。なにか高いところから,微笑みながらみんなを包んでくれるような大きさというかそういうのを感じた。それから,奥さんやお父さんも凄かった。いつも試合に観に来ていた。鳥羽さんのお父さんはうちの親父とも面識があるみたいだ。そんな主将だった。
岡崎さん。(これは関西弁っぽく,アクセントを後ろの方につけて言うのが正しい言い方だと思う)私の同期であるが何故か岡崎さんと言ってしまう。岡崎さんは神戸大が一番強かった頃のOLである。そして,今私がいる東京のチームでのチームメイトでもある。岡崎さんは,入部した途端,ベア−ズのみんなの心を掴んだ。そして,主将になるべくしてなった。岡崎さんはその存在感がとにかく凄いのである。そして笑わせることに関しては天下一品である。イベントでは欠かすことの出来ない存在。でも締めるところは締めていた。彼がベア−ズを去る時は本当に寂しかった。
高久さん。私が転勤が決まった時,後任に誰に相談する訳でもなく選んだ。高久さんは快く引き受けてくれた。プレーが凄いのは言うに及ばない。でもはっきり言って,ハドルに高久さんがいるだけで安心できるのが高久さんだった。そして,皆を引張っていく能力に長けていた。それと引き換え,飲み会での崩れ具合も素敵だった。また,高久さんのボヘミアンが聞きたい。
稲塚。こればっかりは不思議だった。と言ったら彼に失礼だろう。私が主将の時,一番きつくあたったうちの1人だったからである。今でも思い出すのが,’96年にコルベッツとスクリメージを組ませて頂いた時,彼は,投げられたパスをフェイスマスクに当てて落球したのである。それこそ取りごろの絶好球だった。その時,私は激怒した。『オマエ,そのボール取れんかったら,取るボール無いぜ?オマエ,魚か?』彼はおとなしいが,練習は絶対に開始30分前には来ていたと思う。それがどうだろう。なんと主将になっており,そしてそれこそ男前になっていた。楠見さんにパス捕球能力ならば稲塚といわれるほど成長したという事は嬉しい限りである。
こまっちゃん。彼は私がリーダーになって欲しい,ディフェンスの核になって欲しいと思って,LBにコンバートした。それもILBに。つまり彼は自分が思った事,感じた事を筋道を立てて,主張した。間違っていると思ったら,その場で主張する。そして,権力に屈するタイプの人間ではない。彼がベア−ズに規律やルールを本格的に根付かせた主将(と言っても主将になる前からだったと思うが・・・)だったのではないか?
私が,一緒にプレーしたのはここまでで,これからは,現在も活躍されている選手の方達である。
風早さん。それこそもとがかっこいい。(奥さんがいることを意識しているわけではない)名前とかっこがリンクしている珍しい方である。私は,’99年の春のスティングス戦の後,風早さんのお宅にお邪魔させて頂いた。最初『誰や,このおっさん?』と思ってたらしい。私は名刺を渡し,その時,初めて自己紹介させて頂いた。非常に人当たりの良いという印象を受けたが,岡崎さんとその夏シルバーベア−ズの一員として練習に参加させて頂いた時それはそれは,厳しく練習を統括されていた。
井上心君。初めて面と向って話したのは,シルバーベア−ズとして練習参加後のCASAだった。そして,その夏に行われた某飲み会。この時の印象は,ノリのいい。体格のいいラッパー!?喧嘩売られたら多分負けるだろうと思っていた。しかしである。昨年の全日空戦を観にいった私の目に飛び込んだのは,間違いなくチームの心をつかんだ,男前の心君だった。ユニコーン戦の前のメールは印象的だった。正直言って涙ぐんでしまった。
新主将,藤井攻君。彼は都地の結婚式の2次会の時にチラッと見ただけだったが,その時は#2君と狩りに出かけてしまった。(ゴメンネ!)でも,今年絶対に更に男前になる事は間違いない。だから,チームの関係者,OB,ファンも含めて,攻君を男前にしよう。
と言ったところである。ここで共通する事はベア−ズの主将になると男前になるという事である。それはもともとかっこいい人もいる。そしてみんな体格や顔の形が違う。でも男前なのである。私が自分自身の事を“男前だ”と言ったら終わりになるが,少なくとも自分の顔で一番好きな顔は26〜27歳の時のあの顔なのである。じゃあ何故男前になるのだろうか?それはベア−ズのチームカラーというか,全てを受け入れる環境なのであると推測する。ベア−ズの面々は,はっきり言って『言いたい事言い』の集まりである。でもそれは明らかにチームがこうあってほしいというベア−ズに対する愛情を1人1人が持っているからだと思う。誰も間違ってはいないし,それが絶対でもない。私が転勤する際,送別会を開いて頂いたのだが,『ベア−ズに入ると,2,3ヶ月で5,6年おるような顔が出来る』と言った。という事は,主将はその『言いたい事いい』の集団をひとつの方向に持っていく必要がある訳である。相当,苦労するのは目に見えている。でも,今思うと私は楽しくて仕方がなかった。その時に楽しいと感じているようでは,ダメなのである。腹立つ事もたくさんある。でもいちいち切れてはいられない。耐えなければならない。そしてその事が男前を形成すると思う。そういう意味では,監督も,HP管理者の楠見さんも,QBも男前なのである。そしてベア−ズの面々は男前予備軍なのである。
じゃあである。男前が必ずしもモテルかと言うと,こればっかりはそうとは言い難い。はっきり言ってどうも別問題の様な気がする。BMT無料診断で努力するほど女性が引くという項目があった。何となくわかる気がする。もてるやつは何やっても,もてる。
という事は,いかにベア−ズの面々が男前であるかを知らしめる事,それはファンの女の子を試合会場に呼ぶ事である。みんな頑張ろう。それからは,はっきり言ってその人たちの努力次第だろう。頑張っている素の自分を見せるともてると思うよ。。オマエも頑張れよって誰か突っ込んで!
私も,もう一度,自分の好きな顔が出来る時期が来る事を願って筆を置きたいというか,キーボードを叩くのを辞めたい。ではでは・・・
文責 村山 英和
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