| JOB
HOZAKIなどを読んでくれてる人ならご存知かもしれませんが、私が毎月ある時期になると「殺人的に働いてる」だとか「忙しくて全然更新できない」とほざいてるのはみなさんご存知でしょうか?知ってる方は知ってると思いますが、私が何故ここまで忙しいだののたまっているか、ここで改めて御報告いたしまする。
私の今の仕事は、広告プロダクションに勤めてて雑誌のデザイナー兼編集者です。DTPという職業。雑誌と言っても地方誌でページ数もそんなに多くない薄っぺらい雑誌なんです。
人数もそう多くないごく一部の人間でやってる会社なので仕事、職種は様々で、それこそ全てを任されてます。その雑誌に載せるものを一から順々に忠実にこなしていかなければならなくて、仕事を取って来て、そして取材、撮影、文面をおこすコピーライターまがいのこと。そして最終的なデザインまでも任されてしまうDTP。そしてその出来上った雑誌を本屋やコンビニなど売ってくれる所まで集配したり宛名を書いて送る佐川急便のような仕事まで、外注は唯一「印刷」だけという、ほぼ全て、まさしく「ゆりかごから墓場まで」状態の仕事でもあるのです。ま、人数が少ないというせいもあるけどね。
締め切りが迫ってくると毎日が怒涛のように過ぎていきます。月1発行で20日発売の雑誌なので、締め切りが毎月中旬くらい。月によってだけど、だいたい12日くらいから15日くらいまでの間かな。そっから入稿で製版屋さんに持っていてもらい、更にそれから印刷にかけるというもの。
忙しい時期にさしかかると、おちおち昼飯とかも食べれないくらい。おにぎりとかパン片手に仕事なんて時もありますねえ。
帰りだってやっぱ遅くなるし、最近は慣れてきたせいもあってかそうでもないけど、昔なんてのは夜中なんてしょっちゅうで、最高記録は日を越したこともあったね。風呂にも入れないくらいで、ある意味女を捨てないと出来ない職業なんじゃないか?なんて思ったりしました、さすがに。
あまりに忙しいのはやっぱり勘弁だけど、暇疲れというか時計とにらめっこしながらの仕事は嫌いなので、常に仕事もあり程良く忙しいのはとてもいいことだと思います。よく、私が経験するのが、朝は10:00からなんだけど、時計を見て気づくとお昼を廻っていて、次に時計を見ると、既に夕方の5:00くらいだったりすること。
これだけ、忙しいってことだし一日があっという間に過ぎて嬉しいんだけど、その半面、月日があっという間に更に感じてしまうもんでもあったりします。この仕事をしてから、一日とか一週間とか一ヶ月が早く感じて来て、もう○月なの?みたいな感覚はしょっちゅうなんですわ。
取材→最初は一時期はまって見ていたドラマ「タブロイドみたい!」なんて張り切ってたけども、これはプレッシャーの大きい仕事でもあって、そのクライアントの言い分を着実に文面にしなければならなく、ただ単に話しを聞くだけでは終れないから、私は出来れば取材には行きたくないんだよね(笑)文章を書くのは好きだけど、お客さんと話したりするのは苦手。
撮影→以前、広告のプロダクションのスタジオに働いてたというつてもあってか、多分私は採用されたんじゃないかなあ?この会社では最初の2.3ヶ月は撮影だけのカメラマンとして仕事させてもらってて、その月の特集毎にいろんな場所へ取材を兼ねて撮影に行けるのが楽しみだったなあ。
ただ、クライアントにはキレイに撮れてなければ失礼だし、現像が出来上るまでちゃんと映っているかわからないのである意味胃がキリキリ言ってしまうもんだったなあ。でも、今はちゃんとしたプロのカメラマンがいるので最近は撮影はしてませぬ。
ライター→本格的な記事を書けるかと言ったら未経験だし、プロではないのだけど、私は個人的に文章を書くのが好きな方なので書いてます。でもちゃんと最終的には編集長にチェックしてもらったりで、言葉の勉強とか言い回しなんかも勉強できたりで、なかなかいい経験です。堅苦しい文章や、笑える文章なんかも書けるし、自分が書いてる文章をそのまま載せて本にしたりして果たしていいのか?というのが気になるところだけど(笑)
DTP→正直言ってこの仕事を始めるまで、自分のパソコンにもイラストレーターのソフトは入ってたけども、全然使ってませんでした。まさに「宝の持ち腐れ」そのものでもったいなかったのですが、半ば無理矢理イラストレーターを覚えされられたというのが正直なところかな。
まだまだ知識やらは全然覚えてないし、初心者だけども、自分次第でそれでOKが出ればもうそのデザインは雑誌という印刷物になって世に送り出されるのです。
プレッシャーもあるけど、試されるのですごく楽しい作業の一つだな。ちなみに私の初めてのデビュー作は美容院特集の「簡単ヘアアレンジメント」というコーナーでした。オシャレ関係というか洋服とか靴とかの特集の際は趣味の分野でもあるから楽しいです。大変だけどね。
正直に言えば最終的に入稿するまであれこれ訂正したり、数え切れないくらい出力しては校正をし直しの作業で、自分の手掛けたページというものは最後の方になると見飽きてしまうところもあるかな。だけども、それが印刷物で見れば話しもまた別な訳で格別の喜びがそこで待っててくれる訳なのです。
ま、私は地元でこうして細々と働いています。やっぱり遣り甲斐はあり過ぎるくらいで充実はしてます。締め切りが近づくにつれデザイン事務所的なところもあるので発狂しそうになる日々も実際ありますが、やった分だけ自分に返ってくる仕事でもあると思うし、自分の持ってるものの評価が試される時もあったりします。
そう言えば、先日ある雑誌で星座別の天職特集をしてて私は山羊座なんだけど、今のこの仕事が天職だって書いてあって偶然なことにびっくりしました。本当かよー?なんて思ったけど、だけども、なんかすごく嬉しくてより一層頑張らないとなあ、、、なんて思えてきました。
特に締め切り間近になると、毎晩遅い帰宅になってしまったり、自分の時間なり、自由も奪われてしまいがちだし、帰ってからは寝るだけの生活なんてちょっと最悪でなく?、、なんて思うときもあるけどね。
やっぱ会社でも一日中、パソコンと向き合っての仕事だから、家に帰ってまでパソコンなんか出来ない日もあったりするし、目が充血状態で肩凝りやら、腰痛やらで疲労困ぱいの時はゆっくり更新とかが出来ないのが残念なところ。でも、意地でもメールだけは出来るだけ欠かさないようにしてます。
時々、何でこんなに頑張ってるんだ?と思う時もあるけど、それは職業だから当然だし、とにかくやらなきゃ終わらない仕事でもあるというのと、あとはすべて自分のため。大好きな人に逢うまでに、なりたい自分になって逢いに行きたいからね。
|