鏡(似ているのか、いないのか?)

鏡の中の自分と対面する。
右目を閉じると、奴は左目を閉じる。
「おまえ、左右が逆だぞ!」
『いいんだ。上下は逆じゃないんだから』
(両目を閉じると、奴のインチキは見えなくなる)
鏡は不思議な生き物だ。
もしかすると、物まねの天才かも知れない。
「そしたら、この悲しみはうつし出せるのかい?」
『それはおまえ次第さ!』