生業その2
狩 り
「野良」で述べておりますが,確実な収穫を確保するため,野生の植物を人の手により栽培すること,それが農耕の始まりであり,野良仕事もそこに始まりました。
それ以前は狩猟,採取によって食物を得ていました。
「採取」が「農耕」になったのと同様,「狩猟」は「牧畜」になりました。確実に猟で得るのと同じだけの獲物を得るため,野生の動物を人の手により飼育すること,それが牧畜の始まりです。
生業その1で「野良」を取り上げているので,生業その2は「牧畜」であってしかるべきかもしれません。または,生業その1を「採取」にするべきかもしれません。
しかし,現代において,いや現代でなくとも,「採取」が生業になり得るか?まずはそこが問題になります。現在,生業につながる採取というと,止め山を設けて山菜,主に特定のキノコですが,それを採取し,商品とすること,くらいではないでしょうか。それ以外のキノコ取りは,レジャーの域を出ません。
結局,自然に自生しているものを採取するだけで,生活をどれだけ成り立たせることができるのか疑問です。「おじいさんは山へ柴刈りに…。」というおとぎ話の一節も,採取を生業としている者の1つの姿を表しています。しかし,それで生活ができていたのかは不明,結局のところ息子が大金をせしめてくることで幕を閉じています。
採取は「生業」よりも,副業的な意味合いととらえ,あえて取り上げず,同じ自然にあるものを得るというもので狩猟…「狩り」を取り上げました。もちろん,狩猟を生業としている人は今でこそどのくらいいるかわかりません。どちらかといえばこれまた採取と同様,副業的な意味合いが強いのかもしれません。
(以下工事中)