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★小品にこそ輝くライナーの世界......小品編(10点)★
Fritz Reiner


ライナーの名演の中でも特に光っている録音を10点あげておきましょう。<順不同>
(※参考までに国内盤(国内盤未CD化のものは外国盤)のCD番号と発売年月を表記しておきましたが、製造中止または廃盤になっているものもあります)
ベートーベン:序曲「コリオラン」op.62 (BMG BVCC1011<93/04>,BVCC8931-2<96/10>)
この曲はこんなに身の毛もよだつくらいにコワい曲であったのです。
ムソルグスキー:交響詩「はげ山の一夜」(Rコルサコフ編)」(シカゴ交響楽団) (BMG BVCC1035<93/05>,BVCC8937-8<96/10>)
この曲の本当のイメージではないだろうか。張り詰めた緊張感。
メンデルスゾーン:序曲「フィンガルの洞窟」op.26(シカゴ交響楽団) (輸入盤 BMG 61793<95>)
骨格のしっかりしたまっすぐな音楽!ドラティ盤とまた違った緊張感がみなぎる。
モーツァルト:歌劇「ドンジョヴァンニ」k.527-序曲(シカゴ交響楽団) (輸入盤 BMG <93/07>)
優雅から遠い、純音楽から構えた辛口演奏!復刻された全曲(ライブ)盤は序曲が欠けているだけに貴重。
チャイコフスキー:序曲「1812年」op.49(シカゴ交響楽団) (BMG BVCC1012<93/04>,BVCC8933-4<96/10>)
大砲が入っていなくてもいい...それ以上の大迫力でせまる。
ヨハン・シュトラウス:ポルカ「電光と雷鳴」op.324(シカゴ交響楽団) (輸入盤 BMG 68160<95>)
行進曲のような元気いっぱいの演奏。ウィーンで演奏したとしたらどんな反応をされたであろう!
ワーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」前奏曲 (BMG BVCC1029<93/07>)
この堂々ぶりはいかなる演奏からも得られないスケールの大きさがある。
カバレフスキー:歌劇「コラ・ブルニョン」op.24序曲(シカゴ交響楽団) (BMG BVCC1035<93/05>,BVCC8937-8<96/10>)
こういう曲はライナーの真骨頂が聴ける。ダイナミックでたくましい演奏!
ヴァインベルガー:歌劇「バグパイプ吹きのシュヴァンダ」 -ポルカとフーガ(シカゴ交響楽団) (BMG BVCC1035<93/05>,BVCC8933-4<96/10>)
ライナーはこの曲をポピュラー(?)にした隠れた功労者ではないだろうか。小品でも絶対に手抜きはしないライナーの姿勢がわかる名演。
ブラームス:ハンガリアン舞曲集(ピッツバーグ交響楽団) (輸入盤 Dante(Arlecchino) ; CD ARL-131<95/06>,Dante ; CD LYS-127<96/10>,Grammofono ; AB-78711/12<97/05>)
ウィーン・フィル盤もいいが、よりライナーの意図が徹底しているこの演奏は鋭い切れ味と強固たる構成の名演。

他にもたくさん挙げたい曲があるのですが、今回は10点に絞ってみました。かなりキツかったのですが、次回をお楽しみに...
まだまだ挙げておきたい演奏もかなりあります。




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