このコーナーではライナーの演奏の中でもLP初版以降ほとんど未復刻で忘れられてしまいそうな、それでいて高水準の演奏ばかりを集めてみました。<順不同>
(※参考までに代表的な外国盤LP番号を表記しておきました。)
- モーツァルト:ピアノ協奏曲第25番ハ長調k.503(Pf:チャイコフスキー)(シカゴ交響楽団)
(米RCA ; LSC/LM-2287,VICS-1167)
- こういう曲をよく録音していてくれた!小生のお気に入りの盤。堅実ながら頑強なサポートぶり。
- リーバーマン:ジャズバンドとオーケストラのための協奏曲(jazzband:Sauter-Finnegan
Band)(シカゴ交響楽団) (米RCA LM-1888,DPL1-0490)
- シカゴ就任当時の意欲的な仕事がうかがえる、大変めずらしいレパートリー。しかしライナーの姿勢は変わらず...
- モーツァルト:ディヴェルティメント第11番ニ長調K.251(NBC交響楽団)
(米RCA LM-1952)
- 素直な音楽。優美とかメロディアスとかを意識しない、自然に出る美しさ。
- ブラームス:アルト・ラプソディop.53(A:アンダースン)(RCA交響楽団)
(米RCA LM-1146)
- アンダースンの落ち着いた独唱を見事にサポートしている。
- バッハ:管弦楽組曲全曲BWV1066-1069(RCA交響楽団)
(米RCA LM-6012)
- この演奏は最もCD化が待たれる演奏ではないであろうか...新鮮でまっすぐな音楽。
- シューマン:ピアノ協奏曲イ短調op.54(Pf:ジャニス)(シカゴ交響楽団)
(米RCA ARPI-4668,DPL1-0365)
- クライバーンの同曲より1年前の演奏。ジャニスのパワフルなタッチをがっちりサポートしている。
- ヨハン・シュトラウス:喜歌劇「こうもり」抜粋(英語版)(RCA交響楽団)
(米RCA LM-1114)
- これもCD化が待たれる演奏...ライナーのRCAデビュー盤にふさわしい、意欲的なアプローチ。
- サンー=サーンス:チェロ協奏曲第1番イ短調op.33(Vc:ピアティゴルスキー)(RCA交響楽団)
(米RCA LM-1187)
- この演奏を忘れないでほしい。ピアティゴルスキーとの高貴な音楽作り。
- チャイコフスキー:ワルツ集(RCA交響楽団)
(米RCA LM-103)
- RCAのライナーのレコーディングの中で最も埋もれていると思われるもの。チャイコ5番の第3楽章などチャイコフスキーの主要なワルツ6曲を集めたライナー珠玉の名演集。
- メンデルスゾーン:劇音楽「真夏の夜の夢」op.61
-序曲,スケルツオ,間奏曲,結婚行進曲(フィラデルフィア・ロビンフッド・デル管弦楽団)
(米RCA LM-1724)
- こういうメジャーな小品集でもライナーの抜かりのない指揮の下では新鮮に聴こえます。
これらは中古市場でもほとんど見かけないLPばかりです。(収集するのに本当に大変な苦労をしました)。一日でも早いCDを強く望むばかりです。
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