このコーナーではライナーの演奏の中でもある程度ライナーを理解している方にお薦めできる演奏を集めてみました。<順不同>
(※参考までに国内盤(国内盤未CD化のものは外国盤)のCD番号と発売年月を表記しておきましたが、製造中止または廃盤になっているものもあります)
- R・シュトラウス:歌劇「エレクトラ」op.58 -抜粋(S:ボルグ)(シカゴ交響楽団)
(BMG BVCC1018<93/04>)
- 切れ味の鋭い、壮絶な音楽がここにある!全曲が同時期に録音されなかったのがかえすがえすも残念...
- ハイドン:交響曲第88番ト長調「V字」Hob I-88(シカゴ交響楽団)
(BMG BVCC1036<93/05>)
- 整然としたたたずまいの中にも充実した響きがある。第2楽章の深々しさは他の同曲の演奏からは聴くことができない。
- ベートーベン:交響曲第2番ニ長調op.36(ピッツバーグ交響楽団)
(輸入盤 Dante CD LYS-126<96/10>,SONY CD MHK-62343<96/12>,Grammofono
AB-78711/12<97/05>)
- 快速のテンポでまっしぐら。ライナー独特のエッセンスを聴くことができる。第2楽章終結部はしみじみとしていて興味深い。
- マーラー:交響曲第4番ト長調(S:デラ・カーサ)(シカゴ交響楽団)
(BMG BVCC1014<93/04>)
- 「禁欲の演奏」と言われた、現代の演奏では聴くことができない辛口の演奏。
- モーツァルト:交響曲第39番変ホ長調K.543(シカゴ交響楽団)
(輸入盤 BMG 62585)
- ストレートなことではムラヴィンスキーと双璧。それにしても厳しいモーツァルト!
- ベートーベン:交響曲第9番ニ短調op.125「合唱」(シカゴ交響楽団)
(BMG BVCC8931-2<96/10>,BVCC1011<93/04>)
- いつにはなくライナーの積極的アプローチが出ていてユニークである。1番から8番にはなかった室内楽的は響きを出している。
- チャイコフスキー:バレエ音楽「くるみ割り人形」抜粋(シカゴ交響楽団)
(BMG BVCC1017<93/04>)
- ライナーならではの直線的でありながら豊満な音色のアプローチ。
- バルトーク:弦楽器・打楽器・チェレスタの音楽(シカゴ交響楽団)
(BMG BVCC8935-6<96/10>,BVCC9375<94/06>)
- 同曲のベスト・レコードとして現在でも挙げられる名盤中の名盤。バルトーク・サウンドにぴったりのスリムで直線的なオケの響き。
- ベートーベン:交響曲第3番変ホ長調op.55「英雄」(シカゴ交響楽団)
(輸入盤 BMG 60962)
- 意外とあっさりとしているが、ライナーらしくきりりとひきしまった演奏。
- R・シュトラウス:交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」op.28/交響詩「死と変容」op.24(ウィーン・フィル)
(Polydor POCL4317<97/07>)
- RCA/Deccaでこそ実現したこの流麗なR.シュトラウス
まだまだ他にも何点もありますが、今後取り上げていこうと思っています。
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