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★聴くほどに味のわかるライナー芸術..上級編(8点)★
Fritz Reiner


このコーナーではライナーの演奏の中でもとことんライナーを理解したい方にお薦めできる演奏を集めてみました。<順不同>
(※参考までに国内盤(国内盤未CD化のものは外国盤)のCD番号と発売年月を表記しておきましたが、製造中止または廃盤になっているものもあります)
モーツァルト:歌劇「フィガロの結婚」K492(S:アロヘンス)(メトロポリタン・オペラ管弦楽団) (輸入盤 Legend CDLGD-117/118,Dante(Arlecchino) CD ARL-A68/70)
序曲から縦線ときっちりとした、快速のテンポでグイグイと進められた名演。
ヴェルディ:レクイエム(ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団) (London POCL-3856-7<95/08>)
ライナーならではの荘厳なヴェルディ。ウィーン・フィルと深々しい演奏を繰り広げている。
ロッシーニ:序曲集(シカゴ交響楽団) (輸入盤 BMG 60387)
この演奏をこれまで取り上げなかったのはその演奏のライナーのいい意味での「威圧感」にひたりたい方のためのチョイスとしておきたかったから。これはもはやロッシーニの歌劇の序曲の域を越えた演奏だと思う。
ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」Hob I-104(シカゴ交響楽団) (輸入盤 Dante(Arlecchino) CD ARL-A44)
ライナーのライブ録音の中でも屈指の名演。骨格のしっかりした、ライナーならではの演奏。終楽章終結部のリタルダントは大変印象的で、ライナーの実演の面白さがうかがえる。
プロコフィエフ:交響曲第5番変ロ長調op.100(シカゴ交響楽団) (輸入盤 CSO CD-90/12)
これもライナーのライブ録音の中の秀演。スタジオ録音のような精度の高さというよりは演奏は熱気を帯び、とくに終楽章は白熱の激演が繰り広げられている。
メンデルスゾーン:交響曲第4番イ長調op.90「イタリア」(シカゴ交響楽団) (輸入盤 Dante(Arlecchino) CD ARL-A83)
活気あふれるメンデルスゾーン。この演奏はライナー協会唯一のLP盤でプレスされていたものである。シカゴ交響楽団在任時代のごく初期の演奏ながら、早くもオケをライナー色で進めている。
R・シュトラウス:歌劇「サロメ」op.54(メトロポリタン・オペラ管弦楽団) (MYTO ; 2MCD952.125)
鋭利で、ズシリとくる「サロメ」。ヴェリッチュがまたスゴい。49年盤も名演。
ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(コヴェントガーデン・オペラ管弦楽団) (輸入盤 VAI CD-1004-3,EMI CHS-7 64037 2(Act 1 complete,Act 3 excerpts)(stated Beecham conducts),Radio Years RY-39/41,Dante CD LYS-162/4)
このCD化の多さからいってもこの演奏のすばらしさがわかる、フラグシュタートなど名歌手ぞろいの記念碑演奏。年代もののわりには音質もいい。

まだまだ他にも何点もありますが、今後取り上げていこうと思っています。




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