小生の「歴史的」PC本

小生は年末になると、一年間で最もすぐれた本などと自分の中で振りかえってきましたが、..
その中で92年から小生が愛読してきたPC本を紹介します。
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1992年
 

IBMパーソナルシステム/55
IBM DOSバージョンJ5.0
ユーザーズ・ガイド

これは、いわゆるDOSに付属していたユーザーガイドであるが、ガイドブックとしても以前のDOS4にくらべて飛躍的に深くて広い内容になっていた。当時、小生はまだパソコンの知識はほとんどなく、興味本位でいじくりまわしてルートディレクトリのファイルを全部削除して会社のパソコンを起動不能にしたり、いろいろなワルさをして情報システムのサポート係にイヤがられていた。そんな矢先にDOSがバージョン5にあがり、このガイドを手にした。実によくできたガイドである。この本をこっそり家に持って帰り、(といっても誰もこんな本に興味を示さなかったが)赤エンピツを握りながら、何度も読んでいたことを思い出す。その後、DOSのバージョンも上がっていったが、簡略化・軽量化のため内容がシンプルで当ガイドブックほど手応えがないものとなっていったのである。
1993年
 

Windows3.1 オフィシャルハンドブック
Craig Stinson著 インプレス編集部 監訳
インプレス刊 \4,500-

Windowsの時代に入り、小生の会社のパソコンもWindowsマシンになった。しかし、誰も教えてくれるわけでもなければ、操作解説の講習会などもなかった。そんな中、小生がWindows本を読みあさってきた中での最も内容の優れた本である。はっきり言って、この本はWindows3.1の知りたい内容はほとんど不足なく書かれており、小生はこの本に当時いたく感動し、感謝した。もう、こういう感動に会うことはないだろう。その後一切のWindows3.1の本の購入も、購読も必要なくなったほどである。なぜかこの本はそれほど有名な本ではなかったが、今見てもこの本の価値は相当高いと思う。値段は高かったが、体調を崩していた小生が寝転びながらできたささやかな楽しみであった。
1994年
 

イラストで読む パソコン入門
How Computers Work
ロン・ホワイト著 福崎俊博訳
インプレス刊 \2,800-

94年の冬、小生は会社のちょっとした仕事で札幌に出かけた。その後数日休みをとってしばらく札幌の街を歩いていた時に本屋で偶然見つけた本。パソコンの仕組みがイラストでわかりやすく大きな絵になっており、それに解説がついているといった異色のパソコン本である。夜ホテルで読んでみるかと手に取り買って帰ったところ、この本の素晴らしさがひしひしを身に染み渡り、寝る時間も惜しんで真夜中感動しながら読んだ本である。現在でも類似した本が出ているが、この本は当時の小生にとってはパソコンへの興味を一歩進ませた本である。パソコンは訳本に限ると思い始めたのもこの頃である。
1995年
 

Microsoft Excel5 オフィシャルガイド(P.985)
The Cobb Group著 小川晃夫訳
(with Mark Dodge / Chris Kinata / Craig Stinson)
アスキー刊 \6,800

Windows3.1も普及期に入り、会社のパソコンもすべてがWindowsマシンとなった。会社で標準アプリとなっていた表計算のMS-Excel5.0のマニュアルがなかったので、小生が購入してきたExcelのマニュアル本である。この本、ユーザー関数やVBAなどのプログラミングは省略してあるにもかかわらず約1,000ページにわたってExcelの機能を詳細に解説している。わかりきっているような基本的な内容でも、知らないことや、今まで疑問に思ってきたことなど澄み渡るようにクリアになり、読む毎にExcelの機能のすごさを痛感していった。はっきり言って、Excel2000でも基本的にはなんら変わりはないのだ。それほどこのExcel5.0は完成度が高かった。小生のExcelスキルを飛躍的に向上させた、感謝感謝の本。やはりこれも訳本。共著だがWindows3.1オフィシャルハンドブックのStinson氏の名前がある。
1996年
 

AT互換機組み立て本
田中正造・関口哲司共著
ソフトバンク刊 \2,200-

小生が2台目となるPentium200マシンを購入した頃、ハードウェアの知識を得るためにいろいろ本を読みあさっていた。その頃出会った本。はっきり言って、この本は当時、やや貧弱であったハードウェア本の中でも、最も模範的な、そして充実した本である。当時のDOSVマシンの内容がほとんどすべてに渡って不足なく、きちんとまとめられて述べられている。小生が使用していたマザーボードが見本として取り上げられていたので、この本はまるで小生のマシンの教本のような存在であった。小生はもう何度もこの本を電車の中で読み、その度、この本に感謝したものである。現在ではこのテの本はいくつも出版されていて、もう区別もつかないが、この本も改訂され、最新のパーツを取り入れた版が出ている。
1997年
 

PCユーザーの基礎知識
AT互換機のBIOS
渡邉郁郎著
エーアイ出版 \2,600-

パソコンも自己所有すればいろいろな問題が出てくる。その中で当時小生が一番苦手としていたのがこのBIOSであった。何せハードウェアに埋め込まれているわけだから、何かあったらおしまいというイメージが強くて、できればイジりたくはないな、という領域なのである。その中でもこの本はすんなり入っていけるし、読みやすい。やってみようかな、という気にさせるとても意欲の出る本である。電車の中で読んでいて、家に帰ったら試してみようと、ページを折っていたことが懐かしい。
1998年
 

CGIスクリプト入門
秋本祥一 古川剛著 SETAC編
翔泳社 \2,800-

インターネットをするようになり、小生もホームページを開設するようになったが、効果的なページにするためにいろいろ工夫をしていたころに購入した本。この本はとかくUNIXの領域をとても親切の説明していれている、またアクセスカウンタや入力フォームなどを始めいろいろなパーツの仕組みなどもわかりやすく、丁寧な解説。インターネットへの知識を一歩進ませたような気になる本である。
1999年
 

ホームページ サンプルスクリプト 大全集
古籏一浩 三津原敏著
技術評論社 \3,800-

この年、小生はパソコンの本はインターネット関連のものしか購入しなかったのであるが、その中でも一番全体を網羅している本。タイトルどおり、JavaScriptやCGIスクリプトの主な技法のサンプルがたくさん盛り込まれていて、800ページを超えるものになっているが、他のハンパな本を数冊買ってしまった小生はこの本を手にして、改めて自分の無駄な労力ぶりにため息をついてしまったのであった。
2000年
 

パソコン安全改造マニュアル( I・II )
Linda Rohrbough著 田中康介 監訳 鈴木広 訳
オーム社 \1,800-/\2,000-

これだけ陳腐化の激しい世界である。年間数十万台のパソコンが廃棄されているという。あるルートからスクラップ同様の古いパソコンを3台入手し、セットアップから設定をしていった時、秋葉原で見つけた本。懐かしいマシンのことが記述されていてとても面白い。この著者はリンダ。すごい女性もいるもんだ。今売っているパソコン本では、古いパソコンのことはもうほとんど記述されていないので、活用法を見ながらいろいろなアイデアが浮かんできた。題名通り「安全改造」の域を出ないが、女性ならではの機転の利かせ方でパーツ毎の細かいトラブルの解決方法など丁寧に説明してくれる。




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