エメット10号へ

中島直子・松本真希の即興詩

・椅子 (な)        一本だけ 少し短くて カタカタと音がした 平らじゃなかったから 誰も すわらなかった 椅子のやり方で 声をあげずに泣いた ・いす(ま) ふるふる 梢のざわめく たんぽぽぽ曜日 まひるどき 地下水の旅 を想う うつむいている 木のいす