[天気雨があった]![]()
7月30日 晴れ、曇り、雨、すべてある日には天気雨があったりする。 天気雨はいつも楽しい。空がいくぶん遊んでいるように思うから。 ちょっと間違っているのじゃないの、と笑いたくなる。 雨の滴が目の高さできらきら光るのが見える。すると暗い雲から 重さが消える。気分も軽く傘もささずにずっと歩いていたくなる。
[噛み破る]7月28日 ここに食べ物の匂いがする。噛み破れ。まだきっと食べられる。ビニールの袋は薄い。 でも腐ったものに、気を付けて。 昨日、とても不思議なことがあった。ある本の言葉を読んだら、朝、痛くて目がさめた 肩の痛みが、左の肩だけ、ぱっと消えてしまった。本を持つときも痛みがあったのだった。 それなのに。それは深く励まされる言葉だった。数ページ読んで、気がつくと痛みが消えていた。 どうしたのかよく解らない。催眠術にかかったみたいに。どう動かしても痛くない。そして きょうも左肩は痛くない。 [マネした?]
7月27日 夏の炎天下にサススベリの花が風に揺れながら窓に言う「マネした?」 窓は口をひらかずにむっとしたように空のほうを向いている。 リンクに二つnewがあります。野田陽彩子さんと望月祐志さんに相互リンクさせて いただきました。野田さんの写真にはサラリーマンが撮られていてユニークです。 望月さんの専門分野が見られます。またデジタル写真や、いろいろなジャンルの エッセイもあります。
[空き地の夏]7月25日 いきおいよく太陽を吸い込んでのびてゆく。虫になって森の中へはってゆくと、 森は光でいっぱいだった。塔のように高い茎。マストのように広い葉が青い空を ゆれている。どこまでも、ゆけそうな気がする緑。草の船が空をゆく。
[見えてる]7月23日 びっくりです。京セラのPHSで、私のメモリーズがみえるのですね。 PHSでサイトが見られるのは京セラのものだけだそうですが、本当に驚き ました。 ●最近の感動作 「深呼吸の必要」という沖縄のサトウキビ刈隊へ参加した 若者たちの映画もとてもよかったです。沖縄の人の温かさ。 料理もおいしそう。初めはばらぱらだった子たちが、厳しい サトウキビ刈のバイトのなかで次第に仲間になってゆくのが 感動です。 「子猫をお願い」これは女の子たちが、高校の親友なのだけど 卒業後、現実にぶつかりだんだん生活が別れてくるなかで、 必死に友情をつないでゆこうとする、とてもいい映画です。 みんなきれいで可愛い。 「午後の五時」これはアフガニスタンの女性監督サミラ・ マフバルバフがアフガニスタンの女の人と難民の詩人との交流を 通して、希望について描いていて、報道にはないアフガンに暮らす の人の気持ちが出ている傑作でした。 「ハナのアフガンノート」これは姉の監督した「午後の五時」 のメイキングからドキュメンタリーになった妹の撮った映画 です。サミラの説得と情熱はすごい。それに対して主役に誘わ れているアフガニスタンの女性もすごくしっかりした意見を もっていて、きっちり主張している。あの女の人が頭から被る ブルカって最近タリバン政権が思いつきで強制した服装だった そうで驚きでした。すさまじい欠乏と貧窮のなかですが、生活 者のパワーは生き生きしている。偏見を持ってみすぎてはいけ ない、と気付かせてくれるパワフルな映像でした。 「少女へジャル」 トルコではクルド人が苦しめられているのがよくわかります。 そしてクルド人の過激派が問題をさらに複雑に危険にしてしまって いることも。 家族をすべて殺されてしまったクルド人の幼い少女を、なりゆき で救うことになったトルコ人の老人が、始めは絶対に少女にクルド 語を話させないところなどトルコの現状を伝えています。でも老人 がだんだんへジャルを可愛く思ってゆくところがとても暖かいのです。 民族を超えて心が通い合ってゆくところは感動です。でもやっばり 劣悪なクルド人達の居住地へ、へジャルは帰る。いちばん愛してくれ るお爺ちゃんのところへ。 [静かな夕陽]
7月20日 籠もった熱を吹き流すように風が吹いてきた。歩いていると車のない駐車場に トラフィックコーン。静かに並び夕陽を受けていた。なんでもないのに心が静かに なる。 先日とても困っていたことがあった。それはたくさん犬を飼っている方が隣りに 新築されて、開け放された窓から鳴き声がとぎれとぎれ昼中続いていたのだった。 何ヶ月も思案して、いよいよ家の者の体の具合が悪くなってきたので、勇気をだして 奥さんに相談を聞いていただいた。怖れていた逆切れはなく、ちゃんと話しを聞いて くれた。いろいろ言い分はあったものの、奥さんは解決策まで、その場で考え提案し てくれた。いい人だった。その策とは、合図をすることだった。いまは困る、という ときは向かい会う窓のところに目印の物を出す。或いはカーテンを閉めておく。 鳴いても大丈夫というときはカーテンを開けておく。しばらくは互いに緊張した。 あれから一ヶ月。その間に2回ほどちょっと会って、今は気を使ってくださっている おかげで、なんとかなっている。鳴き声も前ほど響かなくなった。 私は口の利き方があまりうまくないので、会いに行くときとてもとても気が重かった。 行くとき自分の故郷の食べ物を手土産に持参した。前に奥さんとは一度会ったことが あるのだった。町内会の会費を集める役が来た時があって、そのとき会費をいただき に伺ったのだ。感じのいい人だという記憶があったので、今回、話してみようと勇気 を出せたのだった。よく知らない隣人とのコミュニケーションはそんなささいなとこ ろから始めるのがいいのかもしれない。 さっそく「桃の匂い」のコラボの感想をいただいた。 ありがとうございます。
[ピンクとパープル]7月18日 毎日猛暑。連休はいかがお過ごしですか。 匂い香のウェブコラボレーション。「桃の匂い」の短歌と詩を掲載しました。 大田美和さんの短歌「夏熟れてゆく」。どうぞ覗いてみてください。 [ミドリ輝く]
7月14日 匂い香のウェブコラボレーションの「桃の匂い」の詩を掲載しました。 詩「澄んでゆく夜」 (短歌、準備中。少しお待ちください) [白、スズシ]
7月13日 だらだら汗をかきながら見上げた。白、スズシ。風がくる。 明日は匂い香のウェブコラボレーションの「桃」の香をテーマにした作品をアップします。 桃の匂い、届けます。くだもの屋さんの前を通ると桃の匂いに誘われるこの頃。 ・現代詩手帖7月号の大下さなえさんの連載「ネットに浮かぶ詩の島々7」で 私のサイトを取り上げていただきました。メモリーズについて書いてくれてます。 ・詩学で詩誌選評を担当してます。本屋さんで見かけたら覗いてみてください。 [同じ姿勢だから]
毛色も似ているし、6月12日の猫の子供かもしれない。同じ姿勢でおなじ場所にいた。
[その惑星]




7月11日
すこしだけ涼しい。そして雷が鳴る。道路にはガソリンを運ぶタンクローリー。
街路樹と向き合った道路沿いの居酒屋の横では紫陽花が呼吸困難な色をしている。
それでも。ここで息をしている植物、動物、人間など。
[流れの速い雲]![]()
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7月10日 夏の空だ。とても速い流れの雲がゆく。変わり続ける空に数秒づつみとれ、 足を止めてはまた撮ってゆく。交差点でサイレンが鳴り救急車が走りすぎ てゆく。近くのコンビニでケータイのプリぺイドカードを買う。二ヶ月で 3000円なので手軽。先日、京都での多和田葉子さんの朗読パフォーマ ンスで知り合った大阪の同じ年位いのKさんへ電話して、残高がなくなっ ていた。メールはパソコンで送るので今のところケータイメールは使っ ていない。ダイレクトメールも来てるみたいだけれど消すだけ。 空は朝晴れていたのに、昼から雨になり、夕方にはあがってしまった。 前使っていたコダックのデジカメを持ち出して空を撮る。空と相性のいい カメラで気に入っている。それにしても何て重いのだろう。こんな重い 塊を持ち歩いていたのかと驚く。
[午後から夜へ]![]()
7月9日 イランの若い女性監督サミラ・マフマルバフはアフガンの女性を主人公に 映画を撮った。『午後の五時』マスコミや政治によって過剰に歪められた アフガニスタンの情報。そこにはないアフガンに生きる人の現状を映画にし ている。タリバン政権崩壊後、女性は学校へゆけるようになった。学校では このなかで大統領になりたい人はいませんか、と手を挙げさせる。少女たち の中で何人かが手をあげ、起立することろが非常に印象深かった。アフガニスタン の大統領になって戦争をなくしたい、という少女。それから激しい質問と返答 の討論がすばらしい。主人公ノクレ役のアフガン女性アゲレ・レイザは、それま で映画を見たことさえなかったという。だからサミラ監督がこの映画を撮るのは とても困難なことだったのだ。監督の14才の妹が姉の映画のメイキング・オブ をつくっていたら、それがアフガンのもう一つの姿を撮すドキュメンタリーにな った。『ハナのアフガンノート』巨匠の父マフマルバフの撮影に幼児のときから 接していた姉と妹だからそこの成果。「ハナのアフガンノート」もぜひ見てみたい。 ジャンルは違うれけど、上野千鶴子著『ナショナリズムとジェンダー』青土社 を読むと、ニホンの一面とアフガニスタンの女性の置かれているところとが 同じ面にあることが良くわかる。ショッキングなほどに。
[グラスも夏だ]7月6日 いつもはいる店にはヒマワリが飾られていた。床が道路からフラットなので 母の車椅子も入りやすい。きょうの店員さんはドアを大きく開け放って「こんにちは」 と迎えてくれた。幅のある車椅子を私が二つに折りにすると、わりとカンカンにで きるのですね、と声が背の高いところから笑顔とともにふってきた。 たくさん詩集など、お送りいただいてありがとうございます。お返事が遅れ心苦しいです。 大橋政人詩集『秋の授業』 松尾真由美詩集『彩管譜 コンチェルティーノ』 阿蘇豊詩集『ア』 青木栄瞳詩集『ヘクトパスカル・200x』 芦田麻衣子句集『千の椿』 杉本徹詩集『十字公園』 小笠原鳥類詩集『素晴らしい海岸生物の観察』 渡会やよい『五月の鳥』 松村俊幸譚詩集『恐竜の遺伝子か??我が東洋』 天瀬夕梨絵作品集『劇団こだま公園「かもめ」』 ウェブ女流詩人の集い 蘭の会 アンソロジー
[お祝い]7月3日 大嶋浩さんの評論集が出版された。 『痕跡の論理 写真はおのれを何と心得るか』夏目書房 1800円 デジタル時代の新たな写真への思考。 写真の終わりを告げるためではなく、写真を何か別のものに変えるた めに。これまでの写真の論理をデジタルな視座から照射する。 帯より 詩を書きインターネットでデジタル写真と言葉を書く現在、 大嶋さんの視点は、今とこれからについて唯一ともに走っている ところが出ているので、私にとっては非常に貴重だ。 コラボレーションで読んでいた言葉をもう一度、具体的な例に 添って読める。小林のりお、佐藤淳一、高橋明洋、丸田直美、 永沼敦子、元木みゆき、それぞれの人の写真がウェブで見られる ので誰でもこの本の具体例とつきあえる。「プロボークなんて、 こわくない」の章は対話式でユーモアもある。 [タネ]
7月1日 おおきな鞘にみえるのはタネ。夕陽に透けて、袋の中がバレている。 3日が「匂い、香りのウェブコラボレーション」の詩を書く日にきまりました。 大田さんも私も今回は「桃」でゆきます。発表はすこし後になります。