今月へ



[盛り上がりました。『発葉力』『夏まで待てない!開運朗読会』報告]
5月31日
新宿眼科画廊でのもーあしび朗読会『発葉力』も
自由が丘の大塚文庫で『夏まで待てない!開運朗読会』も
すごく盛り上がりました!!

『発葉力』の様子はツイッターで実況中継?!されていたようで
こられなかった人もその感じは伝わっていたようでした。
月写真のスライド上映にあわせて月の出て来る詩を読んだ
のですが、みんな月がよかったみたいで癒されたといって
くれました。自分だけの月を思い出したと言ってくれた方が
新宿でも自由が丘でもいて、嬉しかったです。
そして、うるっとしたと言ってくれたのは、学生さんたち。
やはりツイッターで感想を送り合ってくれたようです。

泥cさん、よくやりました。あの呉生さんの迫力もあり切迫した演じる朗読「黒い薔薇」
のあとで呉生さんの詩「生け贄の女王」を迫力において負けずに読めたのは凄いです。
白鳥さんは、ため息タクシーシリーズで、共感の笑いを引き出し、鈴木志郎康さんの
詩「位置として、柔らかな風」も思考とおかしみをくっきりと伝えて圧巻でした。
五十嵐倫子さんは表情のある読みでしなやかだったし(うまくなってた)、そしてどこか風格
が滲み出ていて、これはあの決意、ポエムカフェを開く決意にもきっと通じているに
違いない、と独り合点。
辻さんは今回猫の詩ではなかった。ホンダミナコの歌と病のことを詩にしたものは
マスコミを通じてある種の嫌悪感を受け、それを現した嫌悪の声が耳に残った。
川上亜紀さんは、ひょうひょうとしたユーモアを読みでも伝えてくれた。視線が言葉になって
いろいろ触れていて、このおもしろさは文脈変換の不意打ちだと。
ブリングルさんは声をぎゅぅーっと産みだす感じが一度産んだ子を産み直す詩などにぴったり。
また三部では私の詩を読んでくれたのですが、子供の頃の母との想い出などを書いた詩を
読ませたら、もうほんとうにぴったり。「蜂蜜を持って 青空の下」がブリングルさん詩のようでした。
私にはこの詩はまだ読めないんです。一昨年に母が急死してしまって。
この詩は、はじめて母の名前を入れた詩なのでした。そしてこの詩を収めた「もーあしび」が
出来上がったその月に母は逝ってしまったので。なんというか、「もーあしび」を持って
この詩はとても読めないのです。

『夏まで待てない!開運朗読会』
今回は天井に月の映像を映したら、ほんとうに月らしくなりました。
読んだ月の詩のいくつかは詩集『青い影 緑の光』からです
とお伝えしたのですが、後で、よかったといって詩集を買ってくださった方
がいて詩人ではなくて、でも気に入ってもらえたことに励まされました。
芦田みゆきさんは、すわって詩やエッセイの朗読や、オレンジの写真を撮影
した理由や経緯を語って、多量にプリントした写真を床に広げ、雰囲気
を作ったよいパフォーマンス。聞いていた前列の学生さんと話したり
とても柔軟なひとときでした。
浜田優さんは、詩集から読むだけでなく、二部にはベースの演奏も。
パーカッションの人と二人での演奏に野村喜和夫さんが朗読に加わり
「街の衣のいちまい下の虹は蛇だ」がテンポやリズムをとりながら
気持ちよく声になって伝えられ、聞いていて楽しかったのでした。
3部では詩集『ZORO』から「分身の賦」を私がリクエストしたのですが
やはり野村さんの朗読は堂に入っていて楽しませていただきました。
会場からは爆笑もおこったり。しんとなったり。めりはりもくっきりです。
川口晴美さんは、朗読の準備のときから鞭を持って読んだらどうか
と冗談ぽく話していて、本当に鞭を持参。はじめは鞭をもって詩を読みました。
コスプレだ! やさしい先生が鞭を持っているギャップに学生さんたちはびっくり。
「仮縫う夜」の詩では縫い糸のようにテープを引きながら会場を
移動して朗読。テープには一行詩がずっとプリントされていて
それが聞く人に触れてゆくのもとても面白い演出でした。
それから、2部では演奏のなかに飛び込んで詩を読むことをしたのですが
野村さん、私、芦田さん、川口さん、の後はお客様の自由飛び入り。
たくさんのパワフルなご参加、ありがとうございました。大変盛り上がりました。
私はリズムの入ってゆくと、思いもかけず、乗ってしまって詩集『暁:少女』を持ち
「ゆりちゃんはさやちゃんに電話してさやちゃんはみかちゃんに電話して・・
みかちゃんはさやちやんに電話してさやちやんはゆりちゃんに電話して」・・
・・「私はゆりちゃん! 私はゆりちゃん! ゆりちゃんの 塞がれた 
夏の ひまわりだった!」と叫んでしまいました。恥ずかしかった。
終わったら、ラップみたいだったよとか、私の知らない北爪さんを見られた
とご感想をいたたき、冷や汗でした。

『発葉力』でも『夏まで待てない!開運朗読会』でも
ポストカードをみなさんに買っていただいて助かりました。
ありがとうございました。



[夏まで待てない!開運朗読会]

5月29日

きょうは、新宿眼科画廊でもーあしび朗読会『発葉力』。
あすは、自由が丘の大塚文庫で『夏まで待てない!開運朗読会』。

よろしくお願いします。

夏まで待てない!開運朗読会★★
2010 年5 月30 日(日) ★PM1:00〜5:00 (12:30 開場)
場所:大塚文庫2 階サロン
芦田みゆき★川口晴美★北爪満喜★野村喜和夫★浜田優
料金:1500 円当日券のみ/ドリンク付!
第1 部1:00〜
<朗読★5つの時間>
5 人の詩人による5 つの朗読の時間をたっぷりあじわってください
第2 部3:00〜
<jam session! M&M(浜田優+佐藤勝)と詩人たち>
ベース+パーカッション+詩人によるセッション飛び入りOK!!
第3 部4:00〜
<開運祈願★この詩をきかせて!>



[今夜は満月]
5月27日
 満月の日は、瞑想すると心身に良いといいますが、皆さんはいかがお過ごしですか。
私は、あさってのもーあしび朗読会のために、月の写真を集めてみました。80枚。
さっきプロジェクター用のソフトに入れてSDカードをつくりました。ひさしぶりに
プロジェクターを引っ張り出して、カードを入れてみました。あれ? 動かない。
そうか設定しなくちゃ、と説明書を読みながらプロジェクターのスライドショーの設定。
でも、プロジェクターだと時間の設定がクイック、標準、スロー、の三段階しか
できないでした! 完全に忘れてました。 DVDプレイヤーだと秒ごとに設定できるのに。
今回はSDカードで上映の予定なので、クイックでなんとか対応してみよう。。。
あすは、販売のために写真のはがきなどをプリントしよう。
みなさま、お気に召したものがあったら買ってください☆



五月の風の朗読会は、とても風遠しのよいたのしい朗読会でした。
ロンドンから帰国している南川さんとはパリ展のとき以来。ますます詩が
おもしろくなっていて、ロンドンでよい詩人の仲間がいるのだとわかりました。
ヤリタさんは、いつものようにうまい司会で、お店の本棚の本も紹介したり、
雰囲気をつくってくれた。ヤリタさんの連作詩「ただいまの装置」が聞けて
よかったです。長沢さんは、朗読パフォーマンスで店のガラスのドアをあけて
外へ行ったり、締めて、外にいて読んだり、開けて入ってきたり、場をひろげ
てくれておもしろかった。私は、夢でもう死んでしまっている父が何度も起き
上がってしまい困っている詩を読んだとき、松田さんに即興で音をいれてもらった
のですが、父の三回忌を菩提寺ですませたというところ、実際にお寺の仏具の鐘が
あるのだと松田さんが手にとってくれた。でも、それじゃあまりにシリアス、と
松田さんと笑ってしまった。そして別のベルにしてもらった。
先月、フランスのストラスブールでのパフォーマンスに参加した「つくらない会」の
直片平さんも来てくれて、お話して、言葉と写真について話せた。直片平さんは
自分のパフォーマンスをユーチューブに載せておいたところフランスからお誘いが
来たのだという。そういう時代なのですねー。



[近況]


5月20日
 今週末は新宿のカフェでの朗読会に誘われております。
 私も初めてのところなので、楽しみです。
 オープンマイクコーナーが設けられています。
 朗読しようと思われる方はぜひご参加ください。
 
 また来週、5月29日の「もーあしび朗読会」『発葉力』もよろしくお願いします。
新宿眼科画廊の広い部屋へ靴を脱いで入っていただいて、ゆくり楽しんでいただけます。
会が終わったら、会場でそのまま懇親会に。飲み物、あります。いろいろお話ししたいです。
連絡いただければ予約扱いさせていただきます!
 (新しいスライド上映のために準備中です。
ちょうど新詩集の準備とかさなってふうふういってます)

 5月30日は「夏まで待てない 開運朗読会」があります。
自由が丘の大塚文庫です。またあとで細かいことを載せようと思います。


 ●新詩集がもうすぐ形になります。
 6月末、あるいは7月くらいを予定してます。
 今回は思潮社からの出版です。
 


[4hweelsの詩誌評がアップされました]

5月10日
 みなさん。連休はどうされましたか。私はアメ横と浅草へゆきました。
すごく人が多くて、ひと酔いしそうでした。
 いつものようにポエニークの4hweelsに詩誌評を書かせていただきました。
余裕がなく短めです。すみません。よい詩誌はまだまだたくさん
あったのですが。


[サテリット、オープニング/展示風景]
「ヤリタミサコと友達」展



5月3日
展示風景がアップされました。
毎回パリには行けません。今回は作品だけに行ってもらったので
このように展示していただいたのだとしりました。
オープニングの27日はパリの主要街路がトラクターで埋め尽くされ
農家のストライキにかちあってしまったようで、車やバスの人は来られ
なかったと、連絡がありました。残り5月12日まで何事もなく
少しでも多くの方に見ていただけたらと,願ってます。
(右端はたぶんランブック主宰の写真家エーヴェさん! いらしてくださったのだ)

ヤリタミサコさん作品

菊池肇さん作品


北爪満喜作品 


(今回は作品を送るときからアイスランドの噴火のさなかで、あとから
考えるとぎりぎりセーフでした。早めに10日に発送して14日に
大きな噴火があって、ギャラリーから作品到着してます、と連絡が
あったのが15日でした。ひやっとしました。)
ヤリタミサコさんの作品もつぶぞろい、多層の空間を含むコラージュや
ふっと言葉の風を掴んだものなどさまざまです。また菊池肇さんの
「i」はユーモラスですてきです。
私は10枚の組写真「光の庭」を写真の下に言葉を一行入れて横に組み
合わせました。構成は3段にして庭の空間を考えたのですが、ギャラリー
の方の視線が高くまで届かない、という配慮で2段の展示になってます。