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[共同通信 詩の時評]

4月12日
 今月から共同通信の詩の時評「詩は今」を私が担当することになりました。
 第一回目は二冊の詩集評。倉田良成詩集『小倉風体抄』(ミッドナイト・プレス)と
亀井知永子詩集『虹はゼロに満たない』(書肆山田)について書きました。
 地域の新聞に配信されます。みかけたらよろしくお願いします。


[詩と思想5月号]
 
4月12日
 詩と思想5月号の特集「もうひとつの東京」に書きました。
詩+写真「返事」。清澄白河にこの冬、3回行き、歩き、見て、聴いて、撮って
詩を書きました。深川江戸資料館も初めて入って、いろいろ説明を聞きながら
江戸の下町が再現されている建物の路地を歩きました。長屋の揚げ戸、井戸
神棚、火の見櫓、物売りの声、印象深かったです。また東京都現代美術館
もおもしろく、トランスフォーメーション展ではマシュー・バーニーやサラ・ジーの作品
を体感。常設展ではピピロッティ・リストが日本で制作した映像を体感しました。
オランダ、アート&デザイン展も、アナログデジタル時計!や言葉を選んで進む迷路
で、最後の扉を開けると、あなたは「最後の母」とかいろいろ書いてあるドアの文字
に辿り着くアートで、印象深いものでした。
 新旧どちらもある街。もっともよかったのは、話しあっている言葉の感じや、
子供達でした。その地域の息吹に少しでもふれられたら、よいのですが。
 それからここは映画監督、小津安二郎の生まれた土地でした。それをあまり意識したわけでは
ないのに、詩には昔の洋画が入ってきました。





「お知らせ」

第4回歴程春の朗読フェスティバル テーマ「風」 2011年4月10日(日)12:30開場/13:00〜17:00 場所:大塚文庫(東京都目黒区自由が丘3-6-25 Tel:03-3718-4411) 入場料:一般2000円 学割1000円 当日券のみ(ドリンク付き) 大塚文庫2階サロン [朗読] 相沢正一郎・朝倉勇・芦田みゆき・市原千佳子 (伊武トーマ 言葉=福島在住の詩人であり歴程同人の伊武トーマさんは、 現在24時間物資関連の施設に詰めているので4/10の朗読フェスティバルに は行けないけれど、言葉だけは何とかして届けると連絡をくれました。) 川口晴美・北爪満喜・北畑光男 嵯峨恵子・柴田恭子・新藤凉子 鈴木東海子・鈴村和成・中村文昭 野村喜和夫・浜田優・三角みず紀・三井葉子 (五十音順)当日変わる場合もあります     自由参加朗読タイムも予定してます。40行程度の自作詩で。

       
それから、スライドショーを上映します
「木の春は生きて」


2011年3月に咲いた春の木の花、椿。この日々のなかで光を与えてくれる。
微かでも息吹がよせてくる。映像を選びながら、私は花の光によって
闇から引っ張り上げられ、すくんでいることから、なんとか抜け出せた。
スライドショーを作りました。
4月10日の朗読会で上映させていただきます。祈りを込めて。