babieさんの熱い夏

第1部 リサ嬢について
第2部 社長と専務 ネタ、花火ネタなど
第3部 オープニング・アクトについて
第4部 観戦記
第5部 ライブについて

第1部 Lisa嬢 1日目 Bercy 投稿日 : 2003年7月14日<月>14時51分 Bercy(フランス語では ベルセィ と発音。アクセントは「セ」です。バーシー ではありませんでした、残念) 我らが注目のリサ嬢は・・・・ストレートの御髪(おぐし)、長さは胸のあたり・・・。 今夜の衣装は身体にピッタリと沿った 黒の2ピース。上は長袖、左腕の袖はヒ ジまでたくしあげていました。右手は手首まで覆っていて妙に禁欲的。しかし、 さすがリサ嬢。胸元は見事に深い部分まで刳れていて、ご自慢(?)の胸元もば っちり強調されていました。リズミカルに動くたびに その部分の躍動感が伝わ るほどでした。衣装の前身頃には スワロフスキー製のクリスタルビーズが散り ばめられていて、両袖にもキラキラ光っていました。これがまた褐色の肌に映えます。 そして皆さん注目のスカートは!! もちろんミニ。(ヒップの下は隠れていますが、 ともかく短く、舞台前まで出てくると 最前列ではお宝拝めそうなぐらいのミニでした。) このスカートは少しフレアがついていて、黒いミニの上に斜めの布がかかっていて (共布のスカーフを斜めにまいた感じ)その黒い斜めの共布には 上半身と同じく スワロフスキー製のクリスタルビーズが。特にこの共布には大きな粒のビーズが 眩しく光り・輝き・うごめき、アムールの国、フランス男性も歓声を上げていました。 褐色の素足には 東京でも社長に指摘されていた「タカスギル ヒール」の シルバーパンプス。(バックストラップは透明です) フランスでもリサ嬢は人気で Gimme Shelterでは「りさぁ〜(はぁと)」と声援が。 やはりDIVAの歌声とあのルックス、動くとさらに人の目を惹きつけて離さない リサ嬢に皆さん グっとくるみたいです。 私も「LISA」ボードを作成(パリ到着後)、ちょうど コーラス隊からも見える 位置を陣取ることが出来たので リサ嬢の「指差し」と「笑顔」を頂戴いたしました。 パリでもやっぱり眩しい!!!! 第2章 Lisa嬢 2日目 Stade de France  投稿日 : 2003年7月14日<月>16時28分 パリ 2日目のリサ嬢は トロピカルと野生が共存している装い。 タンクトップにミニスカという「出で立ち」 それでいて、ひと捻りがあるデザイン。 タンクもミニも ストリングスというか紐がいっぱい垂れ下がった感じ。 つまり、身体を振るとその動きにあわせてスィングするような。 上半身は 鈍く光るブロンズ(銅)色、下半身はベージュ色のストリングスです 。 この微妙なコントラストが上品。しかし スカート丈が「キワドイ」ぐらい短 いので控えめな色合いの中にセクシーさも併せ持つ リサ嬢の魅力をさらに倍増。 お髪は初日と同様にストレートのロング。髪の毛を振りながら、身体を左右に動かし、 その動きに合わせてストリングスが揺れる・・・・ステージでもまばゆ光を放っていました。 靴はお気に入りと見られる シルバーのハイヒール。 ホンキートンクで社長から中央ステージにお呼びがかかったリサ嬢、 色気たっぷりの足取りで社長の背後から絡み始めました。 最初は身体を密着するだけ、次に社長の太ももに指を這わせ、その指をなめる。 そして さらには社長のヒップを右手で撫で回す・・・。 ここで会場は一気にヒートアップ。普通の色気ではびくともしないぐらい百戦錬磨の 仏蘭西男をも惑わす我らがリサ嬢。すると、会場の熱さに気を良くした社長は さらに過激な演出を展開。なんと、リサ嬢の手をとり社長の股間へ・・。 (リサ嬢の手をとり、その上から社長の手が 上下に動く。) 会場がこれ以上ないぐらい舞台中央の二人に向けて羨望(?)の視線を 送っていたところ、リサ嬢が「社長のは、熱すぎる!」とばかりに這わせていた 場所から手を離し、手のひらを左右に振るという演技を加えるとこれが社長の お気に召したよう。リサ嬢をくるりと回そうと社長が手を貸した時、彼の動きと リサ嬢の想像するスピードがかみ合わなかった風に見え、リサ嬢の勢いが増して しまったようで、すってんころりん、銀のハイヒールが脱げてしまいました。 もちろんリサ嬢は床に這いつくばったまま。一瞬の出来事でした。 直後、困惑する社長の顔、しかしリサ嬢の無事を確認するや 満面の笑み。 転んだ後も、リサ嬢は演技を続けて 「貴方のが熱すぎるから こんなことにな っちゃって」という 仕草。リサ嬢がハイヒールを自分で履こうとして、 ステージの床に腰掛けたまま、長い褐色のおみ足を空中に浮かべたところ、 演出好きな社長は 自らがリサ嬢からヒールを奪取し、リサの素足にハイヒール を履かせた・・・・とさ。 スタジアムでは 17曲目にスクリーンの刺激的なジャパンアニメに負けず劣らず こんな光景が繰り広げられていたのでした。 上記隠密ビデオを発見された方はぜひ ご一報を。お待ち申し上げております。 第3章 Lisa嬢 3日目 Olympia 巴里の聖地でもある Olympia劇場。 DVD製作のための撮影に 固定カメラをステージ上だけでも4台、カメラクル ーもステージ下には7名、ステージ上に4名は配置した 緊迫した雰囲気の中、 DIVAは降り立った。そのステージに咲く 大輪の黒いバラ リサ嬢。初日と 同じ黒いピタッとした長袖のトップスに、フレアのミニ。 スワロフスキーのクリスタルがオリンピアのステージライトに照らされる。 髪の毛はストレートロング。この黒いピタッとした上は 表身頃にスワロフスキ ーが散りばめられ、Bercy(アリーナ)では気づかなかったが裏身頃は・・・・シー スルー ひゃーーーーー。 肌までわかるぐらいのすけすけ具合。背中には黒いブラが透けて見えて 健康的 なんだけどちょっとドキっとさせられる、そんな3日目のリサ嬢。 初日と違うのは 素足だったこと。(初日は大きな網のタイツ) 現地で用意をしたLISAボードを掲げると再び にっこり微笑んだ後に指を差して 「キッス」。この瞬間がたまりません。 DVD撮影もあったために、MICK社長からコーラス隊にお呼びがかかること もしばしば。ステージ中央に小さな「でべそ」があって、その真中に社長、B& Lで下がり目に脇を固めてのコーラス。「でべそ」から2人目の最前列を確保し ていた私の斜め上を見上げるとそこにはリサ嬢が!手が届きそうな近さに あの 迫力ある肢体が!かなり短いフレアミニをすそを少しだけ右手で押さえるも、コ ーラスに熱が入るとその手は離れ・・・。 しかし、残念なことに その頃、私の視線は熱唱に熱唱を重ねる社長の姿に夢中 。だって、首まで真っ赤にしながら シャウトする彼の姿こそ レアだったもんで 。リサ・ファンクラブの皆様 ごめんなさい。肝心な時に浮気心が。許してくださ い。 オリンピアではアメリカ人らしきカップルの女性が ピンクのバラの花束を用意していた。立ち位置は「デべそ」のど真ん中 最前列。 ショウの途中でMICKに直接その花束を渡し、MICKはそのまま その花束をリサ嬢 に。リサ嬢は自分用のアンプの上に花束から1輪バラを抜き出してそっと置き、さらにチャックの キーボード裏にあたるアンプの上に もう1輪。そして、コーラス隊の後方で M ACのラップトップを抱えながらライブ中に仕事をする女性スタッフにもそのピンクのバラを1輪  渡し、女性スタッフからはこぼれんばかりの笑顔が・・感謝されていました。 なんて優しいリサちゃあーーーーーん。(酔人婆爺さん風) セクシーで、優しくて 男女問わずに人気があり、がしかし基本となるのは あの揺ぎな い歌唱力。社長とステージ上で絡んでも負けないその姿は DIVAそのもの。 神の前で 我々はただひれ伏すのみ。(そのハイヒールで踏んで欲しい人たちは 多いはず・・・・) 以上 パリ3公演のリサ嬢レポートでした。 *****************************************
第2部 社長・専務のこと  1:社長の真っ白なパ●● 2:MICK社長のカンペ 3:社長の聖水 4:キース専務 5:キースタイムはトイレタイム? 社長の真っ白なパ●●   2日目 Stade de Franceでの出来事 スタジアムライブにて。 オープニングから3曲目まで、MICK社長の「社会の窓」が半分開いていたそ うです。つまりジッパーが上まで上がっていなかった・・・・。急いでいたのか ?1.5列目にいた私は舞い上がっていて気が付かず、不覚。社長のナマ「社会の 窓」なんてそうそう拝めません。私がその時に気づいたのは 社長の下着は真っ 白だったことです。実はあの細いウェスト、ベルトのちょっと上にチラリと見え ていたのです。短めのTシャツ、黒いスラックスの間には 青白いペッタンコの お腹。そのちょっと下には「真っ白な物体」が。  社会の窓は 後日聞いたんですが、完ぺき主義者の社長のちょっと抜けた(?) 一面を見られて、得した2日目でした。 また、同日 ロニーもウェスト周辺に別の生地が・・・。(皆で打ち合わせ?) 彼はスモーキーブルー、もしくはスモーキーグレイでした。トラ●●●と思われ ます。(恐らく)あるいは ボク●ータイプ? 後日、この社長の真っ白パ●●ネタには少なからずの反響あり。 やはりundercoverネタは外さないな、王者の証しは「真っ白」なり、ROCKな演出だ、 などと楽しいご意見をいただきました。 社長の演出には裏があるし、意味もある・・・ 「STONES道」は深いです。 今後とも これに懲りずに undercoverネタ 提供するようがんばります。 MICK社長 フランス語のカンペ 2日目 Stade de Franceでの出来事 やはり気になるMICK社長のフランス語。 フランス語のカンペ →前座終了後 スタッフが白いマスキングテープで2〜3枚 のカンペを貼る。3公演同じことを言ったかどうかは 定かではありません。 社長がカンペをちらっと見て フランス語を話すと会場は確実に盛り上がります 。もちろん ニホンゴよりも流暢なので 1つのセンテンスが長い。 ただし、全部が全部 フランス人に伝わっているとは限らないようです。 で、YCAGWYW(You can't always get what you want)の大合唱で 気をよくした社 長は "bon chante" (スペルは不安ですが) と Good sing なんてことは良く 言ってました。自然にフランス語が出てくる感じ。 もちろん、すっごくエキサ イトしてくると英語です。また、それがカッコイイんですよー。あの 太い声だ もの。 歌詞はステージ中央 両側に薄型画面(TVのプラズマみたいなヤツ)がステー ジ上に置いてあり、ちらっと見ているときもありました。 映像収録のオリンピアでは 真剣に歌詞を追い、(オリンピアではステージ上で はなく ステージより一段低くなっている台があってそこにディスプレイ画面が 置いてありました)レア曲を歌うときは ちらちら見ながら歌ってました。いい ものを作りたいプロ根性 ここにあり、でしょうか。 フランスの観客は 歌う歌う。時々MICK社長が歌うときに「タメ」を作って いる時でもお構いなしにMICKを追い越し 先にフレーズ口走る輩もいて、困 りました。(だって・・・ミックの歌が台無しに) とはいえ、群衆による合唱に STONESのメンバーが気を良くしたのは言う までもありません。 社長の聖水  2日目 Stade de Franceでの出来事 <社長の聖水> お察しはついていたと思いますが エビアン・ボトルです。但し 本体に巻いて ある紙(エビアンの文字印刷)はあらかじめ剥がされてます。ボトルを見るとエビアン って小さく書いてありました。 ライブ中はエビアンボトルから水を前方の観客にまく 社長。さすが 盛り上げ 方が上手い。空にすると客席に向かって投げます。 私も 社長の聖水(?)をありがたく 拝領いたしました。何のご 利益があるのかは不明ですけど。金回りが良くなったりしないかなぁ。 ところでこの聖水。社長が自分で飲み(1、2口)、あとは全部 撒きます。 それ以外は キャップを締めて カンペあたりに転がしておいたりしています。 私が2日目にゲットしたのは この飲みかけのボトルではなく、飲むはずの場所 にセットしてあったボトルを公演終了後 普段カンペを貼ったり、ロニーのスライドギター をセッティングしたりするグレイ髪の毛のおじさんが GAフロアに投 げていて、それを脱兎のごとく拾ったわけです。 確かに聖水はかかりました・・・しかし ご利益があるかどうかはわかりません 。でも、水がかかった、それだけで嬉しかったのです。 恐ろしいMICK教祖の威力。ステージ上の彼は神々しいほど魅力的でした。何万と いう視線を受けてもひるむことなく さらに観客を煽る。ナマのストーンズを見 ることが出来る幸せ、至福の時でした。 時々 撒く位置がステージ手前過ぎて カンペやステージ上に撒いてしまう時も あり、そうなるとスタッフが走り出てきて 慌てて拭いてました。滑るし カン ペに影響あると社長のフランス語にも被害が出てしまうから。 フランスでは 東京ドームで階段に撒き散らして自らが拭き取ったり 拭き残しの上にタオルを置いたりという小技の必要ない程度に  社長、フランスでは何回も水を撒いてました。 もっとも、初日のGAフロアは エビアンのボトルでは全然足りないぐらいの熱 気。初日はキースサイドの花道側 9列目 (正面1列目は重圧に耐えられないと判断、花道側に避難しました)、 群衆が動くたびに 熱風が人の間から噴き出すのです。 ホースで放水して欲しかった〜。熱気に当てられ、体調がヤバそうな人は  警備員からもらった水を顔につけたり、頭の上から流したりしてました。 GAフロアでは水は必需品。もちろん ステージ上でもなくてはならないグッズ です。 キース専務はフランスでも もちろんご健在。 2日目のStade De Franceでは ソロ・コーナーで "Merci"と一言。 その一言でさえ、キース・ラバーの男子はメロメロの模様でした。(笑) パリでも「キース愛している」隊が ステージ向かってキース側にはワンサとい ました。GAフロアの場合、一般の人たちが入場すると 一応警備が「走らない で」と注意しますが走らないとベストスポットは確保出来ないのを知っている彼 ら、ともかく全力疾走でステージ前方を目指してGAフロアを駆け抜けます。ほん と、地響きがスタジアムに木霊する感じ。 当然のことながら、まずキース側が埋まります。ほとんど男どもばかり。女性は チラチラぐらいしかいません。白いシーツで作った鉢巻に「KEITH」って書いて巻 いている2人組などいて、風船に ”After Elvis, we have Keith only”(だったか な)という文字をマーカーでかいて掲げたり、(開演後、キースがステージ上で も気づいてくれて 彼らは大喜びしてました)その風船のメッセージに気づいた キースは例の肩をすくめ両手を広げ、恥ずかしげに笑う・・という日本のキース ・ラバーズ(姉妹)が目の当たりにしたら失神しそうなぐらいの魅力ある反応を 男子二人組にステージ上で表現していました。男子も大喜び。彼ら二人組は3日 目のオリンピアでも デベソの前2列目に陣取ることに成功し、そのKeith鉢巻を 公演終了後キースに渡して受け取ってもらってました。(めでたい!彼らはアノ 夜寝られなかったはずです)GAフロアには女性もいらっしゃるのですが、とも かく殿方のキースへの熱い気持ちがビンビンに会場を支配していて、こんなに同 性に愛されるなんて、男冥利につきますね。 <キースタイムはトイレタイム?> 「海外ではキース専務タイムがトイレタイム」等と いう事を耳にした事がありますが、ホントにそうなんでしょうか??(勿体無い ・・・)」という問いかけがありましたが、私の体験した範囲内でお答えいたします。 GAフロア前方にいた私も周りでは だっれも誰一人としてトイレタイムはあり ませんでした。(物理的に無理という説もありますが)が、キースの歌では 皆 が歌っていたし、キースが曲を弾きだす前には「はっぴぃいぃぃ」という 野太い声でのリクエストもありましたよ。 Slipping awayのリサのコーラスもまた、会場の更なる感動を呼び起こし ノリのいい曲も、雰囲気のある曲も、時に激しく 時に優しく 素敵な興奮と感動を与えてくれたキースタイムでした。 キース・コーナーでは ロニーも兄弟を盛り立てるように 伸び伸びプレイする姿が微笑ましく、たくましく見えました。 キースもそれに応えるようにプレイをしていて・・・社長派もウットリです。 参考までに 初日: Thru and Thru, Happy 2日目:Slipping Away, Before they make me run 3日目:The nearenss of you, Before they make me run という キース・コーナー・セットリストでした。 オリンピアでの『The nearness of you』甘美な優美な時間で、ほんと♀は全員撃沈。 ♂だってメロメロだったはず。こんな陳腐な表現しか出来ない自分が 悔しいくらい、美しい曲でした。(ため息が・・・) オリンピアでのキース・コーナーは まず1曲目、これで全員をノックアウト、 そして Before they make me runで全員を悦楽の世界へ。 隠密出るのが待ち遠しい。皆さんにあの曲の美しさを味わって欲しい・・・。 (確約は何もないですが、絶対出るはず、いえ、出て欲しい!!) **************************************
第3部 Warm up band  1:Stereophonics (Bercey & Stade De France) 2:The Burn (Olympia) 巴里 初日と2日目のオープニングアクトはステレオフォニックス。  曲は何となく聴いたことはあっても、どんなバンド構成なのか不勉強。そのため 、何の偏見もなくご対面。 ボーカルのニッキーは小さいのに声も良く出ているし、 ギターもバリバリ弾いてました。 コーラスのお姉さんは2人組(両方ともセクシー路線のようでした) キーボード、ベース、ギターはわりと地味目な面構え。 ドラムスがヘヴィに叩く方で、彼を見ているだけで面白く、 初日も2日目も ニッキー(バンドの要)よりも彼に注目してしまった。 だって、口を開きながら、リズムを刻むし そのリズムが口元と合っていて・・ ・。全身汗みどろになって叩いてました。(その体力と気力にも拍手) キャッチーな曲も多く、良いバンドだとは思いますが・・・ なんと言っても我々は、というか会場全体が「俺らはストーンズ見に来ているん だぞぉ、早く彼らにしてくれっ」光線を ステージ上の彼らに発するわけです。 会場のあちらこちらから。(泣)ツライと思います。 しかし、数十年前の「殿下」もそうでした。(よね、確か)それを乗り越えて皆 、 大きくなるんだろう、と勝手に納得。 すかさず、「早く、演奏終わって スト ーンズが出てこないかなー」と私も同じ光線を発してました。すみません、スト ーンズを待って数時間、その上、別のバンドを40分も聞くことを良しとするに はあまりに過酷な環境下だったので、そのような悪魔に私も変身してしまったの でしょう。 PAも大音量だったために、初日は彼らを見た40分で耳が「うぉぉぉぉん」と なってしまい、2日目には耳栓(実は持参していた)を装着。周りのファンにも 「いいねぇ、その耳栓」と親指を立てられたりして 羨ましがられました。ちゃ んと彼らの音楽も聞ける耳栓ですよ、もちろん。ただボリュームを落とすだけが 目的です。しかし、ほぼ最前列近くで、黄色い耳栓をするニッポン女をニッキー は苦々しく思ったでしょう。私の本来の目的「音量を減らす」とは知らず、耳を ふさぎたいと勘違いしちゃったかな・・・。ごめんねー、私の耳はアノ夜STONES のためにだけ捧げるから、保護しないとダメだったの。許せ! で、彼ら 夏のサマーイベント(フジロック?サマソニ?)に参加するんですよ ね。今回は気持ち良くなって帰国してください。お願いします。 Warm up Band その2 Olympia パリに入ってから、「オリンピアはスペシャルゲストだよ」と聞いていたの で、どんなスゴイ方がいらっしゃるのかと楽しみにしていました。 ゲストと聞いても 本編でのゲストは考えていなかったので、当然「前座のスペ シャルゲスト」をいろいろ予測していて、蓋を開けたら・・・まったく知らない 。(泣)特別って、『特別地味』なゲストだったみたいです。そして皆さん、期 待をもたせすぎてしまって、ごめんなさい。(私が流した情報に皆さん 混乱さ れてましたよね、書き込みをみて深く反省しました。) The Burn、ボーカル(ギター)、ギター(ハープ兼)、ベース、ドラムス(コー ラスと一部ボーカル兼)の4人編成。 オープニングアクトの前にステージ上のセッティングを行っている時、スタッフ の一人が最後まで残ってペダル調整などをしていて、(汚い風貌) そのくせ、 フロアにひしめく我々をデジカメで撮影してから袖に引っ込んだ人がいました。 The Burnが舞台に出てきて 唖然。スタッフに見えたその人がなんとギターの人 。ルックスは全体に地味。1曲目は歌なしのインスト。重めのドラムとギター、 音に派手さはなし。会場もちょっとざわつくぐらい拍子抜けでした。全部で8曲 を演奏。なぜ曲数を覚えているかといえば、彼らの足元にあるセットリストが見 えたため、数えたんです。「あと何曲我慢すればストーンズの番になるのか。」 (悪魔の観客ですね。)そんなに悪いバンドではないと思いますが(なんたって  ストーンズのオリンピア前座をつとめる訳ですから)、しかし あの夜は我々 が求めているものはタダ1つ。『彼ら=boys』だけだったのです。 演奏の合間には血気盛んな観客からヤジラレてました。それでも黙々とプレイし て・・・。ドラムスとのツインボーカルの曲もあり、変化球も投げられるバンド だと思いました。ギターの人が途中 ハープを吹いていましたが、MICKのそ れをナマで体験しちゃっている我々には・・・。 こんな説明では The Burnってどんなバンド?と皆さん さらに疑問がわいてき ますよね。でも、これ以上説明のしようがないんです。初日・2日目のステレオ フォニックスがなぜ Olympiaも演奏しなかったのか疑問です。彼らなら会場も納 得だったはず。前座終了後、誰も彼ら(the burn)のついて感想も言ってなかった です。 「早く引っ込め光線」も威力最大限で劇場の1階・2階から突き刺さってました から。 彼らの今後の活躍を願うばかりです。 前座の音の大きさは気になりませんでした。恐らく 箱の大きさに合わせてPA を対応させているようです。耳栓なくてもバッチリ。むしろ、最前列でフェンス に寄っかかっている自分の心臓の音がフェンス越しに伝わって気になってしまっ た。前座の曲が終わるたびに確実にSTONESの開演は近づいて、その事実を 突きつけられると、もうノドはからから、吐き気もこみあげ(緊張するとこうな る)、前座終了後は キースが飛びたしてくるまでは、つらくてつらくて会場が 暗転するまで身体全体がドキドキしているんじゃないかっていうぐらい 極度の 緊張と興奮で恐らくあんな経験は生まれて初めてで、今後もないんじゃないかと 思っています。 Olympiaでの Warm up Band 私には必要なかったというのが結 論。Bandがいなくても120% Warm upできていたし(自家発電?)、Opening してもらわなくても STONESが演奏すればその瞬間から全開だったので。 (笑) *************************************
第4部 1:会場の熱気 2:Bステージについて 3:Bステージ こぼれた話し 4:こぼれた話し 会場近辺の風景 5:花火について 会場の熱気   Bercey、Stade De France 本当に物凄い熱気です。隣の人の身体も半端じゃないくらい熱いです。そして自 分も子供に戻ったように熱い体になりました。開演直後はギスギスしますが(押 されたり押したりするので)、終演近くなると同士というかグループの一員みた いな一体感が生まれて、ある意味「心熱くなる」体験でした。 幸いにも、アリーナ→スタジアム→小箱という順番でGAフロアに慣れていったの で、オリンピアでは普通に楽しめましたが いきなり小箱だとご指摘の通り、体 力も使いますし、結構厳しいかもしれません。フランス男子もかなりなものです が、アイルランドはさらにケルトの血が熱そうですものね。今から背筋と腎臓機 能は鍛えておいて下さい。(笑) フランスだったので 会場から出てくる熱風・熱気とともに何とも形容し難い香 ばしいというか、芳醇というか、 ともかく体臭が・・・(>_<) で、それにプラスして煙草をどこでも群衆の中でも吸う方たちが多いので GAフロアは市場のような匂いでした。GAフロア前方でこんな状態なので ステージ上の彼らはどのように感じるのか興味がわきました。一生わかりません が。 Bステージについて 「Bステはどんな感じでしたか?位置は中程?後部?、やっぱBステは万国共通 、盛り上がるんでしょうねぇ」 初日は真中よりちょっと後ろめだったと思います。なにぶん 会場に入って立ち位置を 確保する時と退場の時、2回しかBステ近辺を通っていないので、確信はもて ません。(すみません) ブリッジをMICKは3,4回途中に走ってきて・・ ・パリのオーディエンスの反応に気を良くした彼なりのサービスだったのでしょ うか。 Bステ周辺、それはスゴイ盛り上がりでした。みのりんさんがおっしゃるように 万国共通の盛り上がり。東京ドームや大阪ドーム(初日だけしかしりませんが) と違っていたのは ステージ前方で、Bステが良く見えない位置のオーディエン スも歌ったり、フリをつけたりで楽しんでいたことでしょうか。(全員が盛り上 がっていた訳ではありませんが、そうした人たちは多かった。) 初日などは  花道をはさんで真向かい(ロニー側)にいる サーカス・クローネのTシャツを きたおばさん達とジェスチャーでBステ中に交流しつつ、Brown Sugarの手を上に 突き上げる仕草等で楽しい時間を持ちました。 RSFCサイトでツアーのジャーナルの中で紹介されていましたが パリ 滞在中にロニーがデジカメを入手したようで、結構気に入り楽屋でもいろいろな 人を撮っている、と記載ありましたよね、彼はそのデジカメを Stade De France の花道移動時手に持ってステージに現れ、花道移動中に観客にむけデジカメで撮 影。楽しそうでした。何となくソニーのサイバーショットのような気がしました (形とか)。 Bステージ、初日のアリーナは真中より後ろ、2日目のスタジアムもかなり後ろ でした。が、スタジアムは巨大だったため、スタンド席からはやはりちょっと遠 かったように記憶しています。スタンド席の人達にとっては メインステージは 思いっきり遠かったので、Bステに彼らが登場しただけで大興奮ですよね。 2日目のStade De FranceではBステ終了後 再び花道を通ってメンバーが戻って きました。MICK一人がなかなか戻ってこないので心配していたら 社長はお 衣装替えをしていらっしゃったようで カーキのレザーブルゾン、カーキのTシ ャツ(ピンクの鳥が飛んでいる模様)で花道を駆け抜けてきました。メインンス テージにはリサ嬢が Gimmie Shelterのスキャット。その歌声の中から疾走する社 長、絵になりすぎて・・・・筆舌つくしても伝えられないぐらいです Bステージ:こぼれた話し Stade De France, Bercey 2日目 Stade De France Bステージに彼らが移動した頃、花道のステージ寄りには若い娘達がこっそり準 備。次の瞬間、Bステージに向けて背中を丸めながらしかし、懸命に走りだした 。なんと、MICKの娘 エリザベスと Ronnieの娘、リアでした。やはりパパ達 の演奏(しかもBステージ)は間近で見たかったらしい。あんなカッコイイパパ なら当たり前の衝動かな。 娘達は 初日の Bercyでも パパ達がBステージで熱 演を繰り広げているときに メインステージに現れ ライトが当たっていないこ とを良い事に 踊る、踊る。(かなりファンキーな踊りで、3曲目には床に腰掛 け、長い足を交差したり・開いたり・閉じたり、のりまくってました)人数から すると Keithの娘達も出てきていたように見えました。その他、小さな男の子( ガブリエル??)もスタッフの男性に抱かれてBステージを見ていましたよ。( 小さい男の子は大音量から耳を守るために常時プロ仕様のヘッドフォンを装着し ていました。やはり、幼児にとってライブ会場の音量はかなり厳しいと判断、そ れを守る措置をとっているようです。) スタッフの男性はベビーシッターさな がらに抱いたり、あやしたりしていました。 こぼれた話し 会場近辺の風景 <2日目 stade de france> 参加する人達の中には車使用もかなりいるようで、皆 スタジアム周辺の道路脇 やちょっとしたスペースを見つけようものなら脱兎のごとく小さい車(ヨーロッ パは小さい車が主流)そのスペースに向かって何台も殺到する。(見ている側は スリル満点でおもしろいが、駐車する側は必死。 ウソのような本当の話しなん ですけど、ライブ終了後、パリ市内に移動しようと歩いていると、道端でポール の脇から(歩道の入り口に歩行者を保護するためにポールがたっているところ) 車にのった男性が何度も何度も切り返しをしている。奥さん(らしき人)が「あ 、ぶつかる」と手で制するとまた、元の位置に戻ってやり直し、というのを延々 とやっている車発見。きっとライブ開始前に慌てて止めて、イッパツで駐車OK 、で戻ってきて果たしてどうやって停めたんだろう、どの位置からポールに触れ ずに駐車したんだろう、何で覚えていないんだろう・・などと考えながらハンド ルを切っていたのでは? そのまま通り過ぎてしまったので、本当に脱出できた かどうかは不明。脱出できなかったら帰宅できないので、無事に帰ることができ たことを祈るばかりです。 花火について Stade De France 「個人的に何故か花火が好きななので、花火レポートin Stade de Franceを楽しみ にしています! 花火せんかったらショックやなあ・・・」 2日目 Stade De France花火ありましたよー。まず 「悪魔」でステージ上部の 端から端まで等間隔で火を吹きます。「ぼぉーっ」て前の方にいると 高い位置 で火が出ているはずなのに熱気を感じたので 相当強い火力のように思いました 。SATISFACTION終了間近に ステージ両端から 花火(火柱のよう な)がワワーンとあがり、ました。(中程度の花火でしょうか) その後 アンコール曲(JJF)終了後 ステージ後ろの幕がとりさられ、スタ ジアムの前方から花火が。青、白といった花火がしゅるしゅると上がり 会場か ら歓声。 Stade de Franceは FIFA W杯の公認スタジアムだったために  観客席には屋根がとりつけられていたので 花火はこじんまりまとまったものだ かも、というのが私の推測です。ストーンズのライブ初体験だった マドリッド のサッカー場(完全にオープンエア)では どーんと『尺玉』の花火があがり、 BGMのワルキューレとともに大盛り上がりのフィナーレで海外STONES花 火を堪能したものです。 恐らく STONES名物の花火もオープンエアのスタジアムであればかなり期 待できると思います。スペインは警備も緩そうだし、花火おすすめスポットかも しれません *************************************
第5部 ライブについて 1: Bercy 2: Stade De France 3: Olympia Paris Bercy 7/7/2003  LICKS tour Show # 82 (82本目のshow) ここは室内競技場とのことだが、仏蘭西だけに美しい外観。芝生が建物の周りを 覆うように敷き詰められていて、さながら緑のピラミッドのよう。 夜間はスプ リンクラーがまわり、その緑の外観を保つよう工夫されている。 この「緑のピ ラミッド」の中で今宵 ストーンズの巴里3公演の初日が始まる。否応にも期待 は高まる。 前座のステレオフォニックスが40分のステージを終え、かなりの数のローディ ーが一斉にステージに登場。前座のセットを片付け、ストーンズのステージの準 備。黙々とセットチェンジを行い、各自が的確に動き、確実に「彼ら」を迎える 準備は進行していく。この頃は観客も待ちきれず、チャーリーのドラムセットを 覆っていた茶色い布が取り去られた時には拍手と歓声がわきおこる。 MICK のマイクスタンドに「彼の」マイクを装着する担当が現れて、マイクを取りつけ る。ここでもまた大きな拍手と歓声が。オーディエンスの準備も万端、ステージ もOK。その想いが自然発生でウェーブとなり、観客席の右側から始まり、ぐる ーっとまわって左側に来たとき、GAフロアにいる全員が左から右へウェーブを 送り、それがまた観客席の右側に戻り、そして更なるウェーブに繋がる という 会場全体での「早くストーンズ出てきてよ、俺達待っているんだから」という声 と期待が 波となりBercyを飲み込んだ。 9:39頃 場内の照明が落ち、直前に流れる例の音楽がドドッドッドドと響い てくる、BERCYはすでに異様な雰囲気。そして悲鳴にも似た歓声がスタンド席、ス テージ近くから聞こえた。9:43頃、ごぉぉぉん という音が鳴り、次の瞬間 、キースがチャーリーの右側から飛び出し ジャジャージャーン と Street Fighting Man が始まる。MICKはセルリアン・ブルーのコートジャケット、キースは欧州ツ アーで着用のライラック色立ち襟ジャケット、袖の折り返しはピンク、ジャケッ トの裾は切りっぱなしの感じでクラス感がある中に「粗さ」も同居した魅力的な いでたち。頭には黒い巻物。 ロニーは黒い皮のブルゾンに横縞のランニング( 白x濃紺で肩からウェストに下がるごとに縞の幅が細くなってくる凝ったデザイ ン)、チャーリーは赤いTシャツ。 ダリルは白いベストを着ていたが、日本公 演時よりも肥えたようで、ボタン部分に皺がよっていたが、ベースプレイはいつ も通り冴えていた。 MICKは初日から声が良く出ていて、1曲目から笑顔がこぼれる。オープニン グでこんなリラックスした表情を見るのは初めて。調子も良いし、バンドもリラ ックス、そして観客の熱さに気をよくしたのか。パリ公演ということで ホーム タウンに近いように感じているのか、ともかくバンド全体も非常に余裕をもって 演奏しているように見えた。全員が演奏を楽しんでいる、そんな雰囲気。得意の フランス語を駆使して観客とコミュニケーションするMICK。しかし、それも 必要ないくらい フランスのオーデイエンスは次から次へ 英語で大声でMIC Kと一緒に歌っていました。(これには驚いた)  大人気のキースコーナーもトイレタイムにはほど遠く、歌う前から 「HAPP Y」とリクエスト皆さん叫ぶ叫ぶ・・・・状態。(笑う) キースも嬉しそうに 苦笑い。 Monkey Manでは 大阪ドームで起きたようなことはなく、無事に平和にそして観 客に興奮を残して演奏終了。 9曲目の Midnight Ramblerでは 曲のアレンジが日本公演とは変わっていて、低 めで重めというか。どう表現して良いのかわかりません、SENDAIさん達ギ ター部屋の方々がいらっしゃれば 的確な表現できるのに・・・(泣) ともかく非常にタイトでかっこいいリフが加わり 満足の一曲でした。この曲、 聞くたびに微妙に変化するのが好きで 風向きだったり、温度だったり そんな 変化が表現されている気がします。今夜 Bercyの風も今まで感じたことのないも ので、予想しないところから吹き付けてきたり、聴く方も気が抜けず ライブ感 があって楽しい そんな曲でした。  Bステージ直前に JJFを演奏、そして花道を移動してのBステージは Manish Boy, You Got me Rocking, Brown Sugar 。 この夜のアンコールは Satisfaction。満足しているはずなのに、満足してもし たりないぐらい 公演終了後も “We want more!”といった観客の幸せそうな顔 、それに反して人の波は潮がひくように会場はからっぽに。 今夜の彼らのステージは 我々グループ全員からも「すっごい良かったね」と口 々に感想がもれるほどでした。アリーナということでステージも低く、客席との 距離もさほどなかったために会場全体が一体となって彼らと過ごせたため、より 満足度も高かったように思えました。 初日終了、夢のような夜があと2回もあ るなんて。 Stade De France 7/9/2003 Stade De France Show # 83 パリ St-Denis快晴 (焦げるぐらいの太陽) 8万人収容可能なスタジアム、仏ワールドカップの決戦の舞台 St-Denis(サン ドニ)。ここのステージにストーンズが登場する、考えただけでもわくわくする 気持ちを抱えながら スタジアムに到着。8万人収容のスタジアムだけに建物の そばに立つと迫ってくるような威圧感。 周辺にはビール(低アルコール)、シ シカバブなどのテントが並び 煙り・美味しい匂いの中にストーンズTシャツを 着た人達が大勢いて、ちょっとしたお祭り気分。駅から人の列が何となく繋がっ て このスタジアムに辿り着く感じ。 前座(ステレオフォニックス)が終わり STONESを待っているときに波は 起こった。7万人以上が収容されたスタンド席(2,3階)から自然とウェーブ が起きたのだ。鳥肌がたつぐらいの迫力、それは心に触れた。こんなに大勢の人 たちが「彼らの」登場を待ち望んでいる。 スタジアム公演、定番の Brown Sugarで幕開け。You Can’t Always Get What You Wantでは この日の観客があまりに大きな声で力強く歌ったためなのか、MICKは しばしマイクを手にしても歌わずに歌声を聴き、合いの手を入れながら楽しんで いる場面もあった。この日もBercy同様にTumbling Diceの後にバンド紹介。 バンド紹介時に Charlieにマイクを渡し、何かしゃべれ、といった感じでマイク を渡す、これを受け取るも何も話さず。この時、MICKは帽子をかぶっていた が、その帽子をCharlieに「被るかい?」といった感じで手渡し、それをCharlie はシンバルに被せた。ちょっとしたお遊びといった風情が・・・。後にこのマイ クのやりとりはオリンピアへの布石だったことが判明。 Bステージ直前は 悪魔の歌、この時ステージセットの上部で炎が出て燃え盛る 演出あり。その後花道を抜けてBステージへ。 Miss You, Little Red Rooster, Street Fighting Man で締めくくり、再びメインステージに花道を通って戻るメンバー。MICKはど こかで着替えていたので 1番最後に花道に再登場。リサ嬢のGimme Shelter ス キャットをバックに花道を渡るMICK・・・後光が射していました。この2曲 後にリサ嬢の身にふりかかるアクシデントがあるとは・・・・MICKも予測し ていなかったはず。終盤、Satisfactionでは キースがステージ右側の階段から  一段低いところに降りてきて(GAフロア前方からすると目の前!!) その まま立ち止まって弾いては、また歩き、立ち止まって弾いては歩き、中央の階段 を「くぐり抜け」、私達の目の前へ!! 隣の大男(ケンカ強そうなドイツ男子 )が恨めしかった〜 が、専務の勇姿はばっちり見えました。(ご馳走様です) 、そしてまた歩いて立ち止まり弾き、最後は 左側の階段からのぼり、ステージ に戻るというボーナス・パフォーマンスがついてました。(ラッキ〜♪)  終了直後にステージ両脇から花火が上がる。(白光まばゆい花火)キースは弾き 終えてもまだ身体の中の炎が燃え続けていたようで、別のリフを少し引き始めて しまいました。(こっちだって ずーーーーーーっと聴いていたかったぁ!)  アンコール曲は JJF。 これも高いテンションのまま、7万人以上の観客は更 なる興奮の頂点まで彼らに誘導され・・・・もう別世界に行きそうでした。演奏 が終わって夢のような空気の中、メンバーがバックメンバーとともにステージ中 央で挨拶、その後、4人がさらに肩を組んでお辞儀、そして、最後に残ったMI CKが優雅に歓声を受け止め、立ち去る・・・・その後、 ステージ後方の幕が いつのまにか降ろされ、ステージ越しに 再び花火が。まさに That’s Rock Show !!!でした。 Paris, Olympia 7/11/2003 最終日 Olympia Show #84 いよいよ、今夜は伝説になるかもしれない Olympia でのshow。 前座(The Burn)が終了し、セットを撤去、「彼らの」ステージが整備される。 ステージが小さいため、スタッフはかなり少なめ。今夜はカメラクルーが そこかしこにいて、慌しくカメラ位置の確認(ステージに備え付けた固 定カメラの角度)、カメラ可動域の確認などが行われている。フランス語のカン ペを床に貼っているスタッフが 固定カメラのスタッフに「ここから下は映さな いように気をつけて」と指示を飛ばしている。ちょっとした緊張感がステージの上 を支配。前の2公演では感じなかったこと。パリでの過去2回のSHOWは 9 :45過ぎには始まっていた。しかし、今夜は50分をまわっても始まる気配ナ シ。カメラクルーのお兄さんからは(前回 Stade De Franceから顔馴染に)「も うあと5分で始まるよ」と身振りで合図を受けるも始まらない。スタッフに指示 は出ているようだが、実際の開始が遅れているみたいだ。フロアの観客は「まな 板の上」にのった状態。10時少し直前に客電が落ちる。悲鳴に近い歓声が高まり、 そして皆が息を飲む瞬間・・・キースがチャーリー脇の暗闇から飛び出してきて、 彼の姿をスポットライトが途中で捉える。前身頃に細工のされた(フリルが細かく寄 っているような)白いドレスシャツ姿(もちろん裾はだらーん)のキースは会場 を1回見回してから すぐにリフを弾き始める。1曲目はStart Me Up。会場は 客電が落ちた時から走り初めていて、このナンバーで加速し、熱気も上昇。同 時に私の中では メーターが振り切れ、周りがどうなのか、観衆はどんな感 じなのか、なんて頭がまわらない。見えるのはステージだけ。そう広くもないス テージなのに無限の可能性を秘めているように思えた。MICKはTシャツに黒 いベスト、黒にラメの入った透かし網のスカーフを巻いて登場。今まで聴きたく て聴けなかった曲が次から次へ、息をつく間もないぐらいに演奏される。その幸 せとはウラハラに心臓が悲鳴をあげそうだった。身体がついていかないぐらいの 速度で攻められて、ダウン寸前。音に身を委ね、Mick, Keith, Charlie, Ronnie に目を奪われ、(誰を見てよいのやら、迷うぐらいに皆が生き生きして魅力的) 、彼らが本当に楽しそうに演奏する姿を見ていた。これを見るために巴里まで飛 行機で来たのかも・・・そんなことを思った。 Charlieがこんなに微笑みながら プレイするのも初めて見た。Ronnieは No Expectationで スライドギターを弾く とき少し茶目っ気を出しながら演奏。  こんなスゴイものを聴かせてもらって、見せてもらって・・・と思い始めている と キース・コーナー。 The Nearness of youはそんな白旗寸前の泣きそうな気 持ちに染み入る優しい歌い方、甘いメロディ。専務派でなくても溶けそうなぐら いの最上級ナンバー。続く Before they make me runで 再び立ち上がる力を分 けてもらって、Mickが再びステージに登場。 紫色の光沢あるシャツ、お揃 いに見えるジャケット、そしてベージュのソフト帽子。パリ、オリンピアを意識 したような洒落た出で立ち。歌の途中でそれまでかぶっていた帽子を優雅に後ろ へ飛ばす。ロニー・アンプの前にその帽子が落ちる。全てがSHOW。 Love Train では コーラスの2人(Bernard, Lisa嬢)を従え、ステージ中央の「でべそ部分 」で熱唱。Respectable, Rip this jointと Mickの熱唱が続く。顔を紅潮さ せ、首までも赤くなるほど真摯に歌う姿は神々しく見えた。生まれついてのパフ ォーマー。ここまで真剣に歌う彼の姿、プロの根性。それだけでも 値段なんて つけられない価値がそこにあった。これこそ最高の贈り物。その場に立ち会えた ことは一生の宝。この世に存在する欲の中で最大級で最高の瞬間を味わってしま った、2003年7月11日金曜日 パリ、オリンピア。 クラブショウを知ってしまった私はこれからもこの興奮を求めてしまうだろう。 しかし、クラブショウだけではなく、箱の大きさに合わせて様々な魅力を振り撒 く彼らに再び会うために、アリーナショウも見たくなるだろうし、スタジアムだ って見たくなる。全てのファンを魅了しつづける彼ら、The Rolling Stones。ラ イブショウを通して彼らと時間を共有できることの幸運にあらためて、手を合わ せたくなる。パリでの出来事は今後の私の人生計画を狂わせるかもしれない、そ んな予感を胸に抱きつつ帰国の途についた。   <終わり>