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1999年
5月23日

 大変ごぶさたしてしまいましたが、久しぶりに「こんな映画を観た・・・」の更新です。いや、実際には「ディープ〜」を観たのはかなり前の話ですが、アルマゲドンと同時公開しようとしたらこんなんなってしまいました。やれやれ。

 それはそうと、ちまたでは早くも「スター・ウォーズ エピソード1」のウワサで持ち切りですが、「アルマゲドン」の時にも予告編をやっておりました。実際のところ短いもんでしたんで感想とかそういうんではないんですが、よっぽどストーリーが面白くないと惹かれないような気がしますね。「スター・ウォーズ」公開からの映画技術の進歩ったらない訳ですが、いかんせんシリーズものの悲しさ、あまりにも画面の雰囲気を変えてしまうわけにはいかないでしょう。CGもふんだんに使用されているそうですが、「スター・ウォーズ」の、ある意味バタ臭いところがどれだけでてくるのか、あまりに清潔すぎる「スター・ウォーズ」は観たくないかな、と、そんな気もしております。

 にしても最近は「これっ!」っていう映画がないのも事実。誰か、なにか薦めてやってください。

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1998年
11月03日

やっと更新したと思ったら、スプリガンと一緒に観た映画の感想でやんの(笑)
とっくに上映の終わった映画の感想書いてどうすんのや。
困った奴やなー>俺様

うーん、ビデオ借りるときの参考にでも・・(をい)

次回・・すぐにでもアップする(予定の)「ディープインパクト」の次は、
なんにしようかなぁ。ライアンか、ゾロ、かな。 [EOD]

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1月24日 長い映画と止まらない情熱(意味不明)

 映画を観に行くのに決断と気合いが必要だって話は前にしたんですが、見に行こうとして、気合いを入れて、しかし断念したとゆー珍しいことがあったんすよ。その名も「タイタニック」。渋谷で観ようとして雑誌をめくってたら一つの建物で二個所やってて、つまり時間は互い違いだ。こりゃぁええってんで終了時刻(最後の回しか観れんかった)を確認したら、「・・はぁ?9時過ぎ!?6時開始で??」とゆー・・。よもや三時間以上、予告編を入れたら三時間半にも及ぶ大作だとは思わなかったんすよ。いやぁ、その時はちと小腹も空いてて、でもなんか食べちゃうと家のご飯が無駄になる的な状態で、とても耐え切れそうになかったんで断念したんですが(それでMIB観に行ったんですが)。
 それにしても三時間とは、恐れ入りました。今度のハムレットだかは四時間だかやるそうで、観るほうも観るほうで気合がいるってもんですね。まあ、あんまりブンガク的作品を見に行くつもりもないんですが、しかし、三時間だの四時間だの・・。始まってしまえばそんなに長く感じないんでしょうがね。たとえば、おなかの調子が悪いときにデートコースにそーゆーの設定してしまったらどーするんでしょ。もう「とりあえず泣け!」的な状態ですね。やっぱ映画は一人で見に行くに限る、ですかね。

 それはそうと、映画と言うものはそんなもんで、劇場で見てると二時間でも三時間でも苦にならないんだろうけど、どーしてビデオで見てると疲れちゃうんでしょうかね。やはり手近にジュースやトイレやあって一時停止可能だったりすると気が緩んじゃうんですかね。でもそれじゃ、ひょっとすると作り手側の意図が飛んじゃうかもしれない。そこで新たに開発されたのが「一時停止不可能デッキ&ビデオテープ!」あるツメの折られたテープが挿入されると、もう一時停止不可能になって、止めると自動的に頭まで巻き戻ってしまう、当然早送りも不許可!とゆー恐ろしいデッキなんですな。これはもう大ブレイク間違いなしですよ(それはどうかな?)。どっかで、こーゆー馬鹿な発明してくれませんかね。あっ、でもこーゆーことを書いたのは私なので、製品化したらインセンシブを遣すように(笑)。

 

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10月13日 時の経つのははやいもので・・

 このホームページが本格的に稼動してからすでに一年以上が経過している。この前、何気なく自分のページ(このページだ)を見ていて、一番古い日付けが「6月」なことを発見して大いに驚いた。「ああ、あの映画はもう一年以上昔のものなのだな」とゆー感慨も含んだ驚きだ。

 そうでなくても、たとえばふと「ぴあ」とか「TokyoWalker」の映画欄を見たときに、そういえば「あれ、観たいなぁ」と思ってた映画を思い出して探していたら、とうの昔に終了していたとか、そーゆー時にも感じることがある。「時の経つのははやいもんなんだなぁ」と。

 日頃から時間を無駄に食いつぶしている、とゆー自負があるので(お父様お母さますいません、先生ごめんなさい)、こーゆーことを久々に思うと罪悪感にドキドキしたりする。そんな僕でも、最近はなかなか映画を観に行けない日が続いている。

 ちょっと暇ができたときでも、「ふと」気がつくと上映に絶対間に合わない時間になってたりする。「ああ、またこーやって流されてゆくのね」などと思ってしまったりする。しかし、たとえば、ここから澁谷まで映画を観に行くとして、映画館までの道のりをちょっと余裕を観て一時間とすると、往復二時間、上映時間を入れれば四時間は下らない。(などというと、もっと遠い人に怒られてしまうが・・。)そうすると、運よくそのような時間があいていて、しかもタイミングよく出かけられる可能性と云うのはずいぶんと絞られてしまうようである。
 よく「ちょっと通りかかったときに観た映画」とゆー表現を聞くが、そのよーな人々は、よほど時間の使い方がうまいに違いない。それとも、よほど幸運であるかのどちらかだ。僕も別件で澁谷を歩くことはある。当然、映画館にも行き当たる。そんなときに「たまたまそのあと暇で、しかも上映開始時間もビンゴ!しかも財布に余裕がる。」などとゆー状況は、あった試しがない。僕が逆境なのだろうか。不幸なことだ。

 似たようなことを以前にも書いたような気がする。「映画を観に行くには強い意志の力がいる」みたいなことを。さもなくば、幸運が必要、ということか。そうすると、なかなか映画を観に行く事ができない僕は・・と考えるといやになるから、この辺で止めておこう。

 んー、今回はあまり面白くない。読んでくれた人、ごめん。[EOF]

次回予告:フィフス・エレメントは絶対に観に生きます。これは確定です。コンタクトもそうなのですが、早く行かないと、それこそ終わっちゃうんですよね。応援のメールお待ちしております(なんでやねん)。
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7月22日 飛び出せ青春(んだそれ)

 今回は、なにを今さらという気もするが、「飛び出す映画」について。「飛び出す映画」というもののしくみには何通りかあるが、自分でもわかっているかどうか怪しいので、ちょっとここで整理して考えてみよう。

 なぜモノは立体に見えるのか。脳味噌の中で何が起こっているかは知らず、我々がモノを立体に見る上で最も重要な手がかりの一つは「両眼視差」と呼ばれるものだ。つまり、左右の目から違った映像が入力され、それを合成することで立体を認識している、という説。遠い位置にあるモノの網膜像(眼球の中の「網膜(映像の映る場所)」に映っている像)は、左右の目で大きな違いはない。ところが近い位置にあるモノの網膜像は、左右の網膜で大きく異なった位置に映ることになる。(試しに画面を見たまま、左右の目を交互に閉じてご覧なさい。モニタの位置が微妙にずれるでしょ?)
 よって2Dを3Dに見せる場合、この原理を用いて左右の網膜に違った映像を映せばよい。横に二台並べたカメラで撮った映像は、目と同じように微妙にずれて映されるはずだから、右のカメラの映像を右目の、左のカメラで撮った映像を左目の網膜にそれぞれ投影すれば、まさに二台のカメラを目として視た風景を見ることができる。静止画の場合、そのようにして撮った二枚の写真を使えば、視点を(ついたてやレンズを用いて)調整することで、容易に立体視を楽しむことができる。

 ところが映画となると、「右の映像は右目で、左の映像は左目で」とゆー事はできなくなる。そこで昔よく使われたのが「赤青メガネ」方式である。映像は、赤と青の2色によって構成された映像がダブって投影される。観客は赤青メガネをかける。すると、赤フィルムを通すと青い映像だけが、青いフィルムを通すと青い映像だけが、それぞれの網膜に映るのだ。ただしこの場合、目に入る光線は紫になるので、紫色の映像しか映すことができない(濃淡はつけられるだろうが)。色を分解することで簡単に実現するので、CG映像や紙上での立体視には有効だが、実際のところ映画にはむかない。

 第二の方法が偏光板(偏光レンズ)を使った方式である。光が波の性質を持つことを利用したシステムだ。光は普通、様々な方向の波が複合しているものだが、「偏光レンズ」を通すと、ある一方向の波だけにそろえることができる。左右のカメラで撮った映像をそれぞれ縦波だけの光、横波だけの光にそろえておき、縦波だけを通す偏光レンズと横波だけを通す偏光レンズを左右の目につける。そうすることで、左右の網膜に映る映像を異ならせる事ができる。(普通の目では縦波も横波も同じように見えるので、スクリーンにはダブった映像が見える。)この方法はTDLの「キャプテンEO」などが採用していた(終わっちゃったけどね)。カラーのまま3Dを実現できる方法ではあるが、光の波を半分に削ってしまうためにどうしても画面が暗くなってしまう。また、大きく頭を傾けると、光の波と偏光レンズの角度が合わなくなり、立体感が薄れてしまう、という欠点もある。

 そしてアイマックス・シアターに採用されている方法が液晶シャッター方式である。左右のカメラで撮った映像を、高速で交互に露出する。それに合わせ、左右の目の前でシャッターを開け閉めするのである。左のカメラの映像が露出している瞬間には右目のシャッターが、逆の場合には左目のシャッターがそれぞれ閉まる。機械式のシャッターでは遅くてシャレにならないので、一瞬にして光を通さなくなる「液晶」がシャッターとして使われる。この方法は、カラー映像を光量をさほど落とすことなく3Dに見せることができ、なおかつ顔の角度などに関係しない。偏光板による方法よりも完璧に網膜像をコントロールできるので、二つの像が微妙にずれたりゴーストが出たりしにくい。しかしちらつき感をなくすためには高速でシャッターを開け閉めする必要があり、高速になればなるほど映像とシャッターの同期を取るのが難しくなる(=立体感がなくなる)、という技術的な問題があったのだろう。最近まで映画には取り入れられていなかった。(技術的には決して新しいものではなく、十年ぐらい前にはアーケードゲームにも取り入れられていた・・・ナムコの「サンダーセプター」だったかな?)

 プログラムによればアイマックス・シアターの場合、秒間48回(両目では96回)の速度で切り替えが行われている。3Dゴーグル(=液晶シャッターゴーグル)をかけていると、ちらつきはほとんど感じられない。ちらっと肉眼で画面を視た限りでも、それほどちらついているようには見えなかった。ゴーグルのシャッタータイミングは、どうやら赤外線でコントロールされているらしい。従来、液晶ゴーグルは電源と同期コントロールのために外部とコードでつながっているのが普通だったが、アイマックス・シアターの場合は完全に独立している。そのため、シャッター機構とミニスピーカー、電池を内蔵しているため、ちょっと重さがある。手で持っている分には大した事はないのだが、いかんせん頭につけて数十分、である。きつく締めないとずれるのでそうするが、すると頭が痛くなってくる。(高校生のときとか学校の水泳の授業でかぶる、ゴム製の強力なスイミングキャップを長時間しているようなものだ。)大きめに作られているので眼鏡をかけてても問題がないのはいいのだが、僕の友人(with眼鏡)が言うには「ゴーグルで眼鏡が押しつけられて痛くてかなわ」なかったそうだ。

 立体映像とはいえ、巨大なスクリーンに上映されている以上、目の前に人がいたりするような効果は得られにくい。(当然っちゃぁ当然である。)今回紹介している映画のように巨大な風景や、NYの摩天楼のような巨大構造物を表現するのには非常に面白い効果を出すと思う。まあ、環境映画30分流しても面白くねぇので、そのあたりをどうやって作るかは難しい所だろう。
 また、カメラ位置などによるのか、部分的に極端に立体的な印象を与えるところがあり、まるでカキワリの背景の前に役者を立たせているような、そういう感覚を与えることがある。視覚で立体感を感じる手がかりは両眼視差だけではないし、実際のところそれにしたって個人差があって当然だ。それをある一定のシステムで再現しようというのだから、ある程度の不自然さは生じてあたりまえかもしれない。
 そういう意味もあって、これからの映画が立体映画化していく、とは全く思わないが、一つの選択肢としてこういうシステムが確立していくのは面白いと思う。そのうち、モーションライドと融合すると結構ハデな出し物になるだろうしね。(やたら首が凝りそうなアトラクションになるのだろうなぁ・・)[EOF]

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5月1日 その映画を観に行く理由(わけ)

 どうにも腰の重い人間なので、「映画が趣味」といっておきながらなかなか観に行かない。「あっ、これいいかなぁ」と思っても、気がついたら上映終わってるとか、そーゆーことが多い。映画を観に行くときには、朝から(あるいは前日から、もっと前から)「映画観に行くぞ映画観に行くぞ映画観に行くぞ」って自分に暗示をかけてなきゃ行かない体質。もちろん、行く映画が決まっていて、の話だ。(そんなんだから、行くときは一日に二本も三本も駆けずり回ってハシゴして、財布を空っぽにしたりするのだ。)

 ではどこでその映画と「知り合った」か、って考えると、だいたい3パターンある。まず第一にマスコミ経由。これはマンガ雑誌とかテレビとか、とにかく映画に直接関係のない広い媒体で、ということ。この場合というのは、それなりにメジャープッシュの大物が多い。ミーハーな僕の観るもの、結構これが多かったりする。最近では「インデペンデンス・デイ」なんてその最たるもんだし、スター・ウォーズだってこれになるんだと思う。
 二番目は映画情報誌。ったって、別に「ロードショー」買ってるわけじゃないですが(笑)、まあ、ぴあとトーキョーウォーカーですか。これだと、比較的マイナーなものも、上映期間リストとか眺めていると目に入ったりする。
 最後は映画館で上映される予告編、あるいはそこでのチラシ。映画館どうしの横のつながりもあるんだろうけど、メジャータイトルを上映しているときはメジャーな映画の予告、マイナータイトルではマイナーな映画の予告、ってだいたい決まってますな。
 予告編の作り方次第で本ペン観に行こう、って気になるので決定率は高い。第一、第二のパターンで知ってはいて、この予告編がトリガーになって観に行く、というのが実際のパターンなのではないだろうか。(くりかえしで申し訳ないが、インデペンデンス・デイとかそうだったんだよね。話には聞いてたけど、スパイ大作戦観に行った時、コイツの予告編観たわけ。で、それが大統領の演説シーン中心に構成されてたわけね。いやー、燃えたね、それだけで(笑)。スパイ大作戦より面白かったもの(爆))あ、予告編という意味ではテレビCMも同じ事になるけど、やっぱり劇場で見る予告編ほど印象は無いですな。もちろん、大きな要因であるにはちがいないけど。

 とはいえ、メジャーな映画館でかかる予告編というと、洋画か角川がらみか釣りバカ日誌か、って相場が決まってるわけで(笑)。たとえば今回観に行ってるようなマイナーな映画は、そもマイナーな映画をかけてるところとか、メジャーでも単館上映だとか、そういうところでないと予告編が観れないわけですよね。「ユメノ銀河」とか、予告編を観た記憶は、実は、ない。(あるのかもしれないけど、少なくとも覚えてない。)
 さぁて、そうすると頼りにするのは己の勘と雑誌の僅かな評価記事だけだ。もっとも、この評価記事ってのがくせ者で、まあ、俺様流みたいなのからべた褒めのまでいろいろある。でもまあ、マイナー邦画のレビュー書くような人は大抵なにがしかの思い入れがある訳で、ぶった切るようなことを書くとも思えない。となるとやはり、最終的に頼りになるのはインスピレーションだ。
 金を払っただけの映画に出会えるかどうか、それはまさにギャンブルだ。唯一手がかりになるのはそのタイトルだけ。多くはタイトルと自分との間で『フィーリング』が合うか、というところで決まっているよーな気もする。本を手にするかどうか、と言う場合も、まず最初は装丁とかタイトルでしょ。やっぱり映画も同じ事。洋画タイトルの訳し方ももちろんそうだし、邦画タイトルもそう。「タイトルがイイから観に行こう」と思った映画の、なんと多いことか。特に単館上映ものは。

 「[Focus]」「天使の涙」「ユメノ銀河」「樹の上の草魚」・・。原作のタイトルだったりもするけど、ふと、その言葉から映画の「雰囲気」をイメージしている自分に気がついたりする。そうすると、やっぱり観にいっちゃう。もっとも、その結果、裏切られることもあるんだけども。


3月7日 Comming Soon!

 アメリカからの風が、“アレ”の噂を届けてきた。もちろん、みなさんももうご存じだろう。

 二十年というブランクをものともせず、帰ってきた。そう、「スター・ウォーズ」。ハリウッド最大の過ちとも、世界を変えたとも言われるこの映画、日本には八月上陸だそうで、今からかなり楽しみ。「ダンテズ・ピーク」も「ジュッラシックパーク2」もメじゃない。
 日本での上映は19年前。一昨目は劇場で見たはずなのだが、覚えているのはオビ・ワンがダース・ヴェーダーとの一騎討ちに敗れて消滅するシーンだけだ。そんで確か、ライトセーバーがとても欲しかったと思う。
 十年ぐらい前には、スター・ウォーズ上映十年記念とかで、テレビでノーカット版が初放映とかされてた。(もちろん、CMがバリバリ入ってるからノーカットもなにもないもんだが。)それも始まる前にオーケストラが出てきて、テーマミュージックをひとしきり奏で、さらに水野晴夫かだれかが蘊蓄を延々垂れるもんだから、始まる前から眠くなってたよーな気がする。
 それから、今は亡きアタリ社のゲーム。コックピット形の筐体で、ワイヤーフレームの画面。溝にとびこむと「ユーズ・ザ・フォース・ルーク」と声が聞こえる本格派だった。そんなに数のあるゲームじゃなかったらしく、知っている所には一ヶ所しかなかった。
 とまあ、特に熱狂的なファンじゃない僕にしてからこれだけいろいろ思い入れがあるわけで、もうちょっと上の世代(物心ついた後に劇場でスター・ウォーズを観た世代)はもっとタマランもんがあるんじゃないだろうか。
 勧善懲悪の分かりやすいストーリーは水戸黄門に通じるところがあるし(ホントか?)、超能力めいたジェダイの能力や変わらぬ迫力の戦闘シーン、そして肉親(父親)との葛藤といった“売れ筋”モノに必須の要素は、エヴァンゲリオンに至るまで変わってはおるまい。まさに「今流行り」のものと全く変わらない=十分イケてるということだ。
 だから僕はこの映画を待っている。多分、今流布してる娯楽メディアの一部は、この映画に原点がある。僕は、ある意味原点を欲しているのかもしれない。「娯楽映画」の原点、スペースオペラ・ムービーの原点を。
 スター・ウォーズが帰ってくる。それを心待ちにしていよう。マーク・ハミルは「ガイバー」だとかプレステソフトにしか出てこなくなっちゃったけど、フィルムの中の彼は、今でもルーク・スカイウォーカーだ。


1月14日 映画の安い日

「映画の日」が増えたらしい

 去年まで、三の倍数月(三月、六月、九月、十二月)の一日が「映画の日」だった。これが、今年の正月から元旦と各月の第一水曜日になったんだそうだ。(十二月はまた違うらしいが、よくわからん。)

 ご存じのない方のために申し上げておくと、映画の日というのは映画がすべて一律千円で観れてしまうという大変お徳な日だ。学生であろうとなかろうとこの値段。すばらしい。だが、たとえ千円といえども、二時間という時間と金を投資するのである。この「映画の日」(実際にはファン感謝デーとか言うらしいんだが)が生きるも死ぬも、それは千円という値段ではなく、その時上映されている映画の内容次第である。

 それを考えると、今までの三の倍数月ってのは、ものすごく上手い、上手いがゆえにハズしてしまった月だったように思う。要するに、一発入りそうな映画はぜーんぜんやってない時期だったのではないか。

 例えば、三月は既にお正月映画も終わり、「春休みロードショー」にはまだ早い。六月はGW公開映画は時期遅れだし、夏休み公開は梅雨のさらに先だ。九月ともなると夏休みはおしまいだし、十二月一日はお正月にもクリスマスにもちと早い。当然、目玉となる映画は夏休みなりお正月を狙ってくるわけで、この「三の倍数月」ってのは、これを見事にハズしたわけだ。まあ、たしかにID4やセーラームーン、あるいはアンパンマンや釣りバカ日誌ならば、千円鑑賞に頼らなくても十分ゲインがあるわけだ。わざわざ安く見せてやる必要はないわなぁ。

 それがここに来て、映画館が動いた。それはとりもなおさず映画離れが相変わらず進行している証拠であろうし、映画館業界の危機感の表れだと思う。まあ、設定が水曜日だってのが今一つセコいところではあるけれど、対応としちゃ悪くないんじゃないかと思う。

 なにしろこれで、話題作が(それも場合によっちゃ最新作が)千円で観られる事もあるかも、って訳だ。この期を逃しちゃなりません。彼氏、彼女、友人、兄弟、「映画にはめてやろう」って人を気安く誘えるような日が増えたってのには違いない。それで映画を映画館で観る人が多くなって、ついでにこのページへのアクセスが増えてくれりゃ、言うことはないんだけど(笑)。

 かくいう私も(感想の一覧観ればわかるけど)映画を重点的に見出したのは去年六月一日ですからね。まあ、こーやってハマル馬鹿が一回につき何人かいれば、上々っすよね、業界とすりゃあ(笑)。


12月1日 娯楽映画礼賛

 映画の分け方にもいろいろあると思うが、一つの分け方は「娯楽映画」であるかそうでないか、だと考える。
 「娯楽映画」というのは、テーマ性とか監督の主張なんかよりも先に「観客を楽しませる」ことを主眼においた映画と定義できる。そういう意味で、娯楽映画に崇高なテーマ性とか監督の哲学的意図などを読もうというのはムダだし、第一、野暮だ。
 じゃあ「娯楽映画」じゃない映画ってのはなにかといえば、もちろん、反対な訳だ。つまり、監督なり脚本家がなにか語りたいテーマがあって、それを映画によって表現することを主眼とする映画だということ。ともすれば「分かる人間にだけ分かればいい」という態度にもなりかねないが、まあ、興業のことを考えるとそうとばかりも言っていられないだろう。できるだけ多くの人に分かってもらうべく、努力するわけだ。
 もちろん「娯楽映画」にテーマ性や哲学がない、というのではない。問題になるのはバランスなのだ。娯楽映画にとして意図された映画が必要以上に哲学的問題やイデオロギーを含むと、娯楽の部分は一気に色あせ、つまらないものになってしまう。そのテーマを見せることが主眼ならば、例えば「愛」とか「愛国心」がテーマの映画ならば、無理にアクションシーンや銃撃シーンを多用する意味は全くない。どちらがご飯でどちらがおかずか、しっかり見きわめた上でそのバランスをとらないと、訳の分からないシロモノが誕生することになる。中途半端で「で?結局なにがいいたいの?まあ、面白くないことだけは確かだけど」という事になる。

 今回観た「インデペンデンス・デイ」は、そのバランスをドリフト的発想でとっている作品だ。つまり、「愛国心」「愛」といったイデオロギー的、哲学的モチーフを「これでもか!」と言わんばかりに画面にたたき込み、登場させる。しかしそれがあまりにもストレートであるために、それらのモチーフ(たとえば星条旗)は観客の中でデフォルメされ、気分を盛り上げはするけれど鼻につくことはない。その辺のバランス感覚が非常に巧みだ。(例えば、星条旗は出てきてもアメリカ国家は一度も流れない・・。これが意図的な演出だと思うのは勘ぐりすぎだろうか?)だからこそ、この映画は90年代最高の娯楽映画として全世界に受け入れられたのだろう。

 無論、娯楽映画以外が面白くない、と言っているのではない。ただ、娯楽映画が娯楽でない部分に落ち込んでしまうと、それが面白くない、と言っているのだ。だからといって、娯楽映画が心に訴えるものを持っていない、という訳でもない。心の底から感動し、拍手を送れるような娯楽映画は間違いなく存在する。
 そう、拍手喝采。映画全体にもそうだが、あるシーンあるシーンに笑い、驚き、ハラハラし、そして時には心からの拍手を贈れるような娯楽映画を私は観たい。

 ん〜、脳味噌単純なのかな(笑)

次回予告:・・・・未定
 あっははー、すいません、ここんとこずーっとウソついてますからね(笑)。自分でも大分自信がなくなってきました(笑)。だから今回は予告なし。「惑星ソラリス」やってるんで、運が良ければそれも観に行きたいと思ってるんですが・・。


11月18日 Let's go to movies.

 ここんところちょっと映画を観てません。まあ、ちょっと都合がかみ合わなかったっていう、それだけの理由ですが。
 ところで、先日友人から指摘されたんですけど、12/1って「映画ファン感謝デー」で一律千円なんですよね。これはもう観るしかない!ってとこですが、なんともこの日は日曜日。きっとこんでるんだろうけど、朝からハシゴをするには逆にもってこいかも。(日曜日はアサイチに一本、余計にかかる事が多い。)普段映画を観ない人とかでも気軽に誘えるから、この隙に仲間にしてしまうのもいいかもしれないですね(笑)。

 さぁて、とはいえ私もいいかげん不良大学院生気取ってる(笑)時期ではなくなってきまして(爆)。いいかげん、本腰を入れて本分に身を入れねばならんところではあります。(いや、決して、今まで入れてなかったって訳では・・(^^;))

 ところで、インデックスにも書いてますが、最近、あちこちにリンク張ったりリンク許可のメール送ってるせいか(すいません、許可もらったのに、まだリンク集にアップしてない所もあります。すぐやります(^^;;)。)アクセスが増えてます。異常なくらいに(笑)。ぜひ、みなさんの意見もお聞かせください。(映画についてでも、この「感想」についてでも。)

次回予告:スワロゥテイル
 いいかげん終わっちまいますからね(笑)。なんで観てないって、渋谷だとこれ、異様にこんでるって噂を聞いたんですよ。事実、そうみたいだし。でもまあ劇場は他にもありますから、なんとしても観てくるっす。それよか問題なのは、その時間がとれるかどうかで・・・・。


10月15日 「映画が映画である理由」への愚考

 映画が映画であらねばならなない理由。もっと広く言えば映像が映像であらねばならない理由とはなんだろうか。そう考えると、それは当然「映像でしか表現できないものを表現するため」といういたく当り前の思考に到達する。

 映像とは、ぎりぎりまで突き詰めれば記号として考えられるだろう。それは同じ記号である「言語」とは全く別の体型であり、それならば表現するものも全く違うはずだ。いいかえるならば、言語で表現できる範囲のものを映像化したところで全く面白くないのであって、どのような手法であれ、ただの言葉から人が受け取れる以上のものを、映像は見せるべきなのだと思う。
 たとえば、言葉では正確に伝えられない驚異のイメージを伝えるため、映像作家たちはSFXという記号を選択した。できのいいアクション映画は、言語が脳内をかけめぐって想像力を起動させるのよりも早い、まさに「リアルな」躍動を伝えてくれる。愛だ何だと何ページも書き綴るより、あるワンカットが「愛」という「言葉」が本来伝えようとしている(そして伝えられない)モノ(「概念」と言ってもいいかもしれない)を表現し得るかもしれない。

 原作のある物語が難しいのは、そういう点に原因があるのだろう。原作がすばらしいものであればあるほど、「わざわざ映像化する必要が無い」のだ。すばらしい(文章の)作品は十分に読者の想像力を励起し、人はまさにそれぞれの想像の世界を作り上げることで物語を楽しむ。それが画一的な「映像」にされてしまっては、まあ、まず文句も言いたくなるだろう。映画先行のノベライズにしてもそうで、文章にして面白いものならば映像にする必要はなかった訳だ。脚本かコンテを小説かマンガにして売ればよろしい。いいかえるならば、言葉を映像化するのも映像を言葉にするのも、どちらも視点が変わり、時にはテーマまで変わってしまうのは当然であろう。この場合、文章と映像を(そのテーマやストーリーを)比較することには意味がない。(まあ、原作付きだったりすると、無視しようとすることに、もう、無理があるからね。観る方としても。)

 んでまあ何が言いたいのかというと、だ。(ホラホラ、こっからが本題なんですよ、みなさん)
 ここに来て立て続けに二本の映画を観たんですが、これがまた、「映像ならでは」の作品な訳です。おそらく、両方とも言語のみでの完全表現は不可能なんじゃないか、と思わせる。しかし、その内容というか方法論というかなんというか、それは全く正反対の二つの作品だったもんで、ちょっとばかり「映画って奥深いなぁ」と改めて思ってみたりしていたりなんだりですはい。(長い前振りで申し訳ない(^^;))

次回予告:LEON完全版
 いや、それが、元々のLEONは観てないんすけどね(爆)。この前、たまたま時間が空いて(時間がちょうど合って)観に行ったら、平日の夕方の回で「お立ち見でーす」とか言われちまったもんだから(しかも開演30分近く前にだぜぇ?)、再チャレンジです。週末にアップデートできるでしょう。
 え?エディとスワロゥテイルはどうなった?
 ははは、まあ、エディはともかくスワロゥテイルは間違いなく観に行きますけどね。なんだかんだで結構日本映画も観てるなぁ。


10月9日

 どもです。久しぶりに改定しました。まあ、映画観たのも久しぶりなんですが。(しかもタダ券利用だし・・)
 んで、久しぶりに映画を観に行って、まあ、当然予告編も観るわけですが、「ID4(インデペンデンス・デイ)」、ってあれ、むちゃスゴク(笑)ありません?とりあえず観に行くことは確定ですから、あとは試写会の券手に入らねぇかな、と思って抽選ハガキだしたりしてます(爆)。あああ、東京国際映画祭でやるの、なんとか電話チャレンジしてみればよかったなぁ。にしても、あんなにカッコイイ予告編見せられちゃうと、行くっきゃないっすね。これで外したら大変なことになる(笑)

 あと、「DNA」って映画も予告してましたが僕の目の錯覚じゃなければ「H・G・WELLS」って書いてあったんですよね。内容から察するに、まさか、あの「Dr.モローの島」のリメイクですか?・・・・タイトルでごまかすなよなぁ(笑)。これは一度映画化されてるんですよね。B級・・いやいや、すごい映画ですが(たまに深夜放送とかでやりますよね。)

 ところで、今回から「こんな映画を(ビデオで)観た」というコンテンツを追加しました。その名の通り、ビデオや衛星放送で観た映画の感想を書きます。(っても、ウチにはWOWOW入ってないんで、観る頻度は低いかも。)マニアックなものやアニメなんかも比較的多く入ると思いますので、また違った様相を呈することになるかと思います。(・・いや、書いても誰も分からないよーなものは、そりゃ、書きませんけどね。)

次回予告:スワロウテイル?
 いやぁ、困った困った。なに観ようか?(笑)観たいのはたくさんあるんですが、金と時間が言うことをきかないんすよねー。かといって、土曜の午後から渋谷に映画観に行くとか、そーゆー自殺行為的な事はしたくないですしねぇ。(そういや金曜一番は東宝系安いんだったな・・それで行くか?)
 まあ、邦画も悪くないんで(結構話題作なんで)スワロウテイルが可能性大です。あとは前から言ってるナッティかなぁ。これも早く行かないと終わっちゃうなぁ。


9月19日

 どもです。ご愛読感謝です。地雷月間継続中です。
 この「こんな映画を観た・・・」の感想を募集しています。「読ませたからには感想が聞きたい」というのは、なにか見せるようなものを書いた人ならわかると思いますが、結構切実な願いだったりします(^^;)。
 同じ映画の感想や、それと私の評価との比較みたいなものを頂けるととてもありがたいですし、あるいは書いてある事自体の感想でもかまいません。もちろん、オススメの映画があったりしたら教えてください。
 ぜひこちらまでメールを下さい。お返事は、たぶん、必ず、します。(ああ、もちろん、直接言ってくれるんでもかまわないんですが・・。なにしろ知り合いのヒット数が全体のかなりらしいんで(笑)。)

次回予告:未定
 そろそろ地雷もネタぎれという気もします。エディ・マーフィーを観るか、スワロウテイルが先か、難しいところです。ひょっとすると地雷月間も今回が最後かもしれません。


9月10日

 こんちは。地雷月間第2弾、皆さんお待ちかねの「イレイザー」、見てまいりました。しかも学会の帰りに見てくるあたり、自分でも常軌を逸しているような気もします(言わなきゃいいのに・・)。
 いやぁ、立教大学、いいところにありますね。池袋はどうも性にあわないところがありますが、あれだけ近い所にデカイキャンパスというのは、羨ましいですね。(まあ、実際に使ってみるとさほど広くなかったりするんだろうけど、客としてはやっぱり隣の芝生で、ね(^^;)。)学会とゆーものに出るのははじめてなんですが、なるほど、勉強になるし、面白いですね。でも参加料7000円はかなりきついです。今月はまだ、夏のバイト代がおいおい入るからよいとして、別の季節だったらもうアウトだったなぁ・・。
 で、映画のはなし。「イレイザー」観てて思ったんですけど、なんで映画館の椅子ってあんなに前との幅が狭いですかね。足組んだひにゃぁ、組み方入れ換えるのが一仕事。もし後ろに誰かいたら身動きとれなくなっちゃうじゃないですか。倍にしろとは言わないまでも、もう数十センチ欲しいところ。(そういう映画館もあるのかもしれませんが・・。)外国の映画館がこんなサイズだったら、ジャイアントなアメリカ人は入りませんぞ(^^;)。

次回予告:ACRI
 ・・・・予定は未定。どうも邦画は足がすくむね(笑)。「ナッティ・プロフェッサー」あたりはエディの罪滅ぼし(もちろん「バンパイア〜」の件だ!)で観てやりたい所なんだけど、勘では地雷度低そうなので、あとまわし。ま、踏めるときにまとめて地雷を踏んでおけば、その後の映画が面白いってなもんだ(ヤケ)


9月6日
 ふと気がつくと一カ月以上映画観てなかった。「天使〜」のインプレッションが異常に強かったためか、そんなに前だったとは思ってもみなかった。ホームページの再構築&点検しててはじめて気づいた次第(^^;)。まあ、忙しかったり熱だして寝込んだり合宿行ったりしてたからなぁ。
 そんなむちゃ忙しい時期もとりあえず過ぎた(?)ので、今月前半は「地雷月間」です。今回の「ミッション・インポッシブル」に始まり、「イレイザー」、「ACRI」と続く予定です(順不同)。単館上映も(時間があれば)観に行く予定ですが・・・・。
 そういえば、ここでも紹介した「ユージュアル・サスペクツ」が、9/7から調布パルコのレイトショーでかかるみたいです。9/13までは、高田馬場東映でもやっています。ビデオにもなるそうですが、劇場で観たい方はぜひどうぞ(^^)。

次回予告:イレイザー
 ACRIかも(爆)
 ま、「ミッション〜」と対になる映画ですから、これが先ですか。とりあえず気持ちよく撃ちまくってくれればいいかなぁ、と。(それ以外期待してないですねぇ。)これ観て、帰りに「ガンブレード」(ゲーセンのゲーム)でもやったら気持ちよさそうだなぁ。

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