エスミント−SMINT

森永製菓株式会社
.......Sorry No Images.......
    ケース :★★★★★
    応 用 :★★★★ 

    味(青):★★
    味(黄):★★★★
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黄エスミント
 刺激物というにはやや弱い、このスペイン産の清涼菓子は、しかし、「一粒にレモン二個分(40mg)のビタミンC配合」という強力な特徴を備えている。単純にすっぱさという点では、ちょっと前に流行った超スッパ系のお菓子に敵うべくもないが、小さい粒からあふれるパワーには強い衝撃を受ける。特にミント系の刺激物に慣れた口にはなかなか効く。味のバランスがレモン香料を中心によくとられており、決して大量に食すことはないが、そこそこの習慣性をもたらすよい刺激物と言えよう。
 「刺激物には慣れがある」とフリスクだかの項で述べたような気がするが、これを克服するための一つの手段が「味を変える」ことだ。その点、手軽さという点では黄エスミントはちょうどいいポジションにある。ミント系に飽きたら、ちょっとゲットしてみるといい。

青エスミント
 問題はこれだ。黄エスミントがスッパ系刺激物としては絶妙のバランスを持っていたのに対し、この「ストロングミント」なる青エスミントは評価としてあまり高い点を差し上げられない。
 端的に言って、「臭い」。なにかね、匂うんですよ。「薬臭い」というのともちょっと違う、油っぽいような匂い。これが台無しにしてしまっている。弱めの刺激は「刺激物」としては物足りないが、しかし初心者には十分な強さだ。味のバランスは、このおかしな臭いの原因が作り出すのだろうか、鼻につく変な甘さがあり、刺激とうまくマッチしない。エスミントはスペインからの輸入品だが、同じメーカーの手によるものとはとうてい思えないくらい、黄と青ではクオリティが違う。ひょっとするとミント系の味に対する意識の差が、日本とスペインではあるのかもしれない。(大いにありうることだが・・)
 
 そんな訳で、総合評価としてのエスミントは、刺激物としては二流だ。だが、その弱点を補って余りあるのがその入れ物である。なんとこのケースは、プッシュすることで「一粒づつ」取り出す事ができるのだ!プッシュする所と同じ三角形の粒は、構造上決して2個以上同時に出てくることはない。(このしくみは、ケースを分解してみなさんも確かめてみるといい。非常によくできている。)フリスクや液粒ウェイクアップを片手で振り出そうとしてバラバラと大量に出してしまう、あの煩わしさがない。(逆に言えば、いっぺんにたくさん食べたい時には困るが。)片手で一粒ずつ出せるため、ドライブ中などでも比較的安全に食することが可能だ。
 問題は、数が少なくなってくると取り出しにテクニックが必要な事だが、まあ、そうなったらフリスクでも混ぜておけば問題あるまい。(サイズ的にはちょうどいい。)フリスクの形状では多少出にくいが、数種の刺激物を混ぜた「ロシアンフリスク」もなかなか楽しい。(残念ながら「液粒」は粒が大きくて入らないが。) [EOF]

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