

一つは、自分の遺伝子に時限装置のように組み込まれてしまっている場合。これならば、諦めて下さい。悪あがきは無駄です。“薬を飲むのはイヤだ”とどんなに自分で努力しても、数値を下げることが自分の唯一の人生目標であるというような生き方をしても無駄です。人生を浪費するだけです。そんな無駄な生き方をするより、諦めて薬を飲みましょう。人間、生きるためには食べ続けなくてはいけないような仕組みになっている。あなたの場合は、それプラス薬を飲まなくてはいけないようになっている。それだけのことです。おかずが一品増えただけのことです。仙人でもない限り霞だけでは生きて行けません。あなたはさらに、薬なしでは長生きできないような体質なのです。
でも、こういう場合はとても稀です。
もう一つは、図1にあるような“生活習慣病”とでもいう図式の中から発生してきた病気の場合です。
図1
自分の人生を肥え太らせようとセッセセッセと播いて注いだ肥料が、自分の人生という大樹を太らせるだけでなく、傍らに眠っていた“遺伝”という種を芽生えさせ“病気”という花を開かせてしまったのです。肥料を播きすぎた結果です。
この場合は、当座は薬で“病気”という雑草を枯らします。枯らしている間に、肥料の与え方の見直しをしましょう。どんな種類の肥料をどの程度の量、どの期間、どういう与え方をしてしまったのか分析して下さい。結構、自分では善かれと思ってやってきたことが程度を越えて裏目に出ていたということがよくあるものです。その部分の調整を取り直しましょう。うまく行けば、雑草を枯らし続けるために必要な薬はどんどん少なくなっていきます。
“病気”という雑草を枯らすために、“人生”に与えていた肥料をストップしてしまわねばならない、と思い込んでいる人を多く見かけます。早く手を打てばほとんどの場合は、程をわきまえて、という世界で問題は解決するのです。検査結果や自分の身体が悲鳴を上げているその声に耳を傾けましょう。