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煙草について考える

福岡商工会議所ニュース 平成7年10月号

休煙雑感
産業医 山浦隆宏

 煙草をお休みして14ヶ月経った。煙草から久し振りに離れて気付いたことがいくつかある。
 @世の中、煙草を吸わぬ人間にこんなにも広々とスペースを空けていたのか。
 3年前グアムに旅行したとき、煙草の制限を受けたのは離着陸の時だけだった。ところが去年行くと、飛行機に乗り込んだ途端、ホテルの自室に入るまで吸える所が全然ないのだ。世界規模で一体何が起きているんだ?どのような戦略で環境づくりに成功しつつあるのか健康教育に携わる一人としては非常に興味あるところだ。
 A煙草を吸わぬと仕事をしすぎる。自分だけでなく周りも疲れさせる。
 予定受診者のタイムテーブルを作成して計画的に健康診断・保健指導をして行く仕事なのだが、煙草を吸っていたときは90分前後で一服タイムを入れないと集中力が低下してしまっていた。産業医が一休憩入れるから保健婦なども堂々と休憩できていた。ところが煙草を吸わなくなると、90分毎の休憩の必要性が無くなって、休憩時間にもつい仕事を入れてしまって、一休憩するのは疲れの限界に近付いてからという事態もしばしばである。疲れすぎると仕事が嫌いになるし、人からも嫌われかねない。
 3年間やめていて吸い始めた人・やめて20年経つけど今でも夢に出るという人など身の回りにはたくさんいる。油断大敵、睡眠不足で集中せねばならぬ時など、煙草が襲ってくる。煙草を吸いたいと思わなくなったらまた吸い始めるのだという矛盾した夢を抱いて、今日この一日を生きて行くのだ。



福岡市博多区医師会報 平成8年11月号

タバコ雑感
産業医 山浦隆宏

 タバコをお休みして2年3ヶ月が経つ。吸いたいという衝動に襲われなくなったら、再度、吸い始めるつもりである。一区切りの時にくゆらせる紫の煙、あのひとときを手放すのはあまりにも惜しい。あのひとときに人生の実感が凝縮されている。しかし、それはあくまでも、嗜みとしての喫煙であり、惰性の喫煙ではない。タバコを嗜めるようになるまで、しばらくお休みしている。
 タバコは依存性薬物か?悔しいけれど、否定はできない。アメリカ合衆国では、票欲しさの大統領が、タバコを依存性薬物として、農務省管轄からFDA管轄へと移す法律に署名したと報ぜられた。
 先日、ニコチンガムの試食をした。休煙後、2年2ヶ月22日の出来事である。禁煙後の一服の感触そのものであった。末梢血管が収縮し、浮遊感が発生する、あの感じである。ほう、ニコチンガムとはこんなものか、まずいな…などと呑気に構えていたら、その日の晩から恐ろしい事が始まった。気管支分泌腺が一斉に粘液を出し始めたような感じで、痰が絡んで咳が続き、声が出なくなってしまった。体中の細胞がニコチンを目指して蠢き始めたような感じであった。まったくもって薬物依存反応そのものである。感じとしては、休煙1ヶ月位の所に連れ戻されてしまった。さてと、もう一度、再出発だ。







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煙草について考える

禁煙指導のコーナー

  高橋裕子先生の禁煙外来
  NTT岡山健康管理所
  Dr.憲一のホームページ



喫煙指導のコーナー

   少しは期待して探したのですが、見つかりませんでした。
(自分の経験からしても、これは難しいかも)
代わりに、"たばこ道" というコーナーを見つけましたので、是非ご一読を。
  TOBACCO ROAD(日本たばこ産業)