魔婆斗vs天頂の囲碁2 リベンジマッチ

 

かつて「ライフワーク」とまで言った、「天頂の囲碁2」とのリベンジマッチがついに実現した。

対人戦は年に1回程度、日々ガラケーアプリをいじめて過ごす自堕落な日々は、さながら王座を失った元チャンピオンが酒に溺れる毎日を送るようなものだった。

しかしその後復帰、「天頂の囲碁」と激闘をかさね、精神的にも立ち直った。

そしていよいよ、「生涯の天敵」・天頂2と因縁の対決に臨む準備は整った。前戦は完膚なきまでの完敗。はたして今回、どこまで迫れるか―

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前作とは別の強さ

久々に対戦してみての感想は、まず「疲れた」である。対局よりも、検討が疲れた。やはり天頂2との一局は、相当エネルギーを消耗する。

打っているときは、派手な乱闘もなく、大モヨウも出現しなかったので、なんとなくつかみどころのない碁になったと思っていた。淡々と地を争う展開になればこちらに分があると思っていたので、序盤は作戦勝ちだと思っていた。じじつ、下辺をワリ打ちした時点では黒打ちやすかろう。だが、それは大した差ではなかった。じわじわと着実に、かつ軽妙に追い上げ、気がつくと挽回不能(普通なら)な形勢になっていた。

これは前作とはまた別の強さである。どちらかというとハードパンチ一辺倒に近い「天頂の囲碁」にくらべ、柔軟な打ち方、軽妙なフットワークが目立つ印象で、これは「うわ手の打ち方」ともいえる。たしかに進化している。

この碁もよくよく検討してみると、手どころ満載で、到底私などには解明できないことがわかった。淡々どころか、かなりの泥試合である。せっかくなので、この「動く棋譜」のおちゃらけコメントはそのままに、ひとつ真面目な「観戦記」風のものをブログにアップしよう。正しくは自戦記だが…。

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