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鯨類捕獲調査母船「日新丸」と採集船「第一京丸」(後半)
1998/04/18


 じゃ〜〜〜んんん、これが世界にひとつしかないというクジラ用の体重計です。正式には鯨体検貫台でしたか。検貫なんて、鯨ではいまだに尺貫法でやっているのだろうか?
 台上に乗っているのはもちろん風船の張りぼてです。小型の鯨しか測定できないような大きさでしたが、それでもひと目盛り100kgという単位なので(記憶違いでなければ)どう考えても人間の測定はだめです。100kg単位で四捨五入(?)されたら浅葱の体重は100kgになってしまいます。(32KB)


 左から調査研究用の小道具、専用記録用紙それと解剖用の大道具です。実際に使われるのと順序が違っていますがご容赦ください。(26KB)(34KB)(37KB)


 日新丸の見学をひととおり終えたところにお土産コーナーがありました。なかでも目を引いたのはこれ、鯨の歯に彫刻を及ぼした芸術品です。浅葱は「鯨とイルカのフィールドガイド」(東京大学出版会)1,800+45円と、3個セットで1,000円の鯨肉の缶詰を買いました。こんな缶詰、見るのも何年ぶりなのか忘れてしまっているほど久しぶりです。(30KB)


 日新丸を降りて、第1京丸へ移動します。
 これは日新丸の船尾部分で、大きく開いているのはスリップウェーと言います。ここから鯨を船上に引き上げるのでしょう。(26KB)


 キャッチャーボート第1京丸です。昭和46年10月に新潟鉄工所で建造されました。総トン数812トン、最大搭載人員24名、主機出力5,000ps、最大速力19.20ノット、全長69.15mです。
 この船で鯨を見つけてモリを打ち込み、捕まえた鯨は母船の日新丸に引き上げるわけです。
 船腹には鯨探ドームがあって、ここから直接海の中を覗いて探すようです。(36KB)


 船首の先端に付いている捕鯨砲です。写真は合成しようと思いましたが面倒くさいのでやめました。
 鯨に向けて発射するのですが、ねらいを定めるのは砲手の肉眼だそうです。浅葱はてっきりコンピュータが照準を合わせてくれるのだと思っていました。(32KB)(32KB)


 捕鯨ウィンチです。これでワイヤを巻き取って鯨を引き寄せます。(30KB)



 フォアマスト、と言っても他にマストがあったかどうかよく観ていないのですが・・・
 とにかく船の前のほうのマストの先端には方探アンテナと見張りがあります。ここで海上から鯨を探すのですね。(37KB)


 これは見学記念にもらった鯨のひげです。長さ30cm、最大幅10cmというところでしょうか。
 全体は太い繊維が平行に寄り集まって出来ているようです。先端ではそれがほころびて毛のように見えます。しかしこの繊維はまるで太い釣り糸にそっくりで、かなり丈夫で引っ張っても切れません。とにかく全体が堅くてたたくとコンコン音がします。(41KB)


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