#マリリン・マンソン#
さすがに、想い出の数が耐えない舞浜の駅、会場までの道、そして当の会場NKホール。過去2回、スーパーライブで通って、いづれも中になんか入った試しがないけど、やっぱり想い出は消えない。耐えず、いろんな事が頭の中を過ぎっていく。今からマンソンのライブだってのに、やっぱ頭の中で考えることはただ1つ。大切なあの人との想い出ばかり、、。
そして結局、会場へ到着したのが、もう既に5:00を廻っていた。当然開場はしている。どうでもいいことばかり書いてしまうけど、さすがインターナショナルってな事で、ボディーチェックやら、セキュリティーなどは、全て外人。でっかい大男、K1選手並みの黒人やら。ギターかなんかのトラブルで、開演は遅れて、既に5:30は廻っていたと思う。もちろん、マンソン初体験。どんなライブになるんか、どんな運びで進むのか、はたまたマンソンはどんな形で登場するんか?ってドキドキ。ビデオなんて見たこともないし、相棒から、少し聞いてはいたものの、全く頭に描けない。
この会場は中に入ったのって初めてだったけど、Mステとかで何回かは観ている。こんな会場だったんだ、、って思いふけてみては、マンソン登場のドキドキ感以上に、やっぱり過去にhideちゃんが歩いたんだ、、って思うドキドキ感の方が強かったっていうのが正直なとこ。あの時は、この辺走り廻っていたんだろうな、、あの時は足ひきずっては、あの辺必死にこらえて歩いてたんだろうな、、って考えれば考える程、想い出をかみしめてしまう。自分が今いる現況など、すっかり忘れては、物思いにふけっていた時もあった。
そして現実に引き返されては、至るところから、聞こえてくる声は外人の雄叫び。始まる前から、アリーナの前の方では波が始まっている。私は席が2階だったというのもあり、アリーナ一帯を見下ろせる環境で、そんな光景をずっと上から眺めていた。始まる前から、こんなんじゃ、先が思いやられるなあ、、なんて思っているうちに、客電は落ちた。
シルエットに浮かぶマンソンの姿が見えた時は、「うわーーマンソンだよーー」ってやっぱ感動しては、どうしても勝手な偏見で、マンソンは同じ人間とは思えないっていうのがあって、観た瞬間なんかは、ああ歩いてるだとか、喋ってるだとか、シャウトしてる、、だとか、訳のわからない事で感動もしたり。
メカニカル〜のツアーだけにメカニカル中心で、私はこのアルバムを買ってもいないし、聴いてもいないだけに、曲なんぞは、全くわからない。初めて観るにもかかわらず、ノリなんてわからなかったけど、終始体は自然に動き始めていた。とにかく観ていて、思った事は、凄いパフォーマンスを浴びせてくれる人だなって事。あの何メートルの竹馬もそうだし、恒例の聖書破りでもそう。稀にみるパフォーマーなんじゃないかなって事は強く思った。話に聞いてただけに、観た時は、鳥肌も立ち、感動もした。ステージ上で繰り広げる数々の行為、マンソンだから出来る事、マンソンだから「おーー!」って思える事。
友達は、開放するアリーナが恐ろしくて、敢えて2階席を取ったみたいだけど、やっぱ見ているうちに、アリーナで観たかったって想ってしまうのは当然で、ステージ上のマンソンは一部始終見えたものの、表情まではさすがに肉眼で観ることは出来ずじまいだった。次から次へと彼から出てくるパフォーマンスぶりには、俄然、圧倒されたし、のることも忘れ、呆然と立ち尽くして見入ってしまう場面だって何度もあった。
そんな時も、どんな時も、hideちゃんがマンソンと一緒にライブをしようとしていた事を耐えず思い出しては、どんなライブになる予定だったんだろう、、、って、こんだけの人であり、それも相手がhideちゃんともなれば、最強とも言えるライブを催したに違いないっていう確信を感じたりで、観たかったなあっていう思いは終始当然つきまとったのは言うまでもなかった。
まさか自分がマンソンのライブを観るなんて思ってもみなかった事でもあり、行けるもんなら行きたいって思ったけど、ただ単に金がないとかそういう次元で私は自分で動き出さなかっただけだった。今回は偶然恵まれてこうやって行ける状態になったけど、胸に残ったライブでもあり、貴重なライブでもあり、国境を超えたパフォーマンスを目の当たりにも出来たわけで、心から行けて良かった、、って思えたライブだった。
hideちゃん自身、ホームページ(BOYAKI上)に当時、マンソンの名を出してて、その「マリリン・マンソン」という名の人物が気になってもいた。
この日のライブの最後は「ビューティフルピーポー」で幕を閉じたんだけど、私は2年前の春にこの曲に惚れ、この曲を通してマンソンのアルバムを買った。偶然にも気になっていた人物と、惚れた曲を唄っていた人物が、同一人物だったということに、なんだか運命を感じてしまったのも記憶に新しい。なんだか偶然でおかしいけどこうして私はhideちゃんに教えられ、マンソンに出会ったのだった。
そしてライブは終わってみれば、1時間半くらい?時計を見たら、7:00くらいで、時間的には短かったのかもしれないけど、そんな事一切感じさせず、それはやっぱり中身の詰まった非常に濃いライブの証でもあったのだと思う。もっと観たかったなあっていう一抹の欲は当然残ったけれど、それ以上に持てた気持ちが大きかったから、マンソン初体験の私にとっては、満足でした。
このマンソンのライブを通して、マンソン自身にも凄さをもちろん痛感したし、そしてまた更に、このマンソンを通してhideちゃんの存在、そして偉大さと、対する誇りをまた更に持てたと思う。足を運んでつかめた、この貴重な体験と思いをこれからも大事にしていきたいと思う。
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