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北爪満喜 詩と写真展 file.16

★通路の詩と写真展常設(銀座3丁目サニービル1階通路)
2017年9月14日より file.16



詩「声が聞こえた」+ 組写真9枚

銀座三丁目ビル1階通路
9:00am -24:00pm

銀座4丁目交差点から徒歩5分。
近くにお越しの際はぜひお寄りください。

カフェ「どんパ」とヒルズバーの間の通路です。
両開きのドアを開けてお入りください。
朝9時から夜12時まで入れます。
サニーギャラリーとありますが通路ですのでお間違いなく。








北爪満喜 詩と写真展 file.15
★通路の詩と写真展常設(銀座3丁目のビル1階通路)

2016年10月から file.15 展示しております。



詩「どこかで雨が」+ 組写真9枚


銀座三丁目ビル1階通路
9:00am -24:00pm

銀座4丁目交差点から徒歩5分。
お近くに起こしの際はぜひお寄りください。

カフェ「どんパ」とヒルズバーの間の通路です。
両開きのドアを開けてお入りください。
朝9時から夜12時まで入れます。

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北爪満喜 詩と写真展 file.14

★通路の詩と写真展常設(銀座3丁目のビル1階通路)

2016年3月9日から file.14 展示しております。




詩「見つけだして」+ 組写真9枚

銀座三丁目ビル1階通路
9:00am -24:00pm

銀座4丁目交差点から徒歩5分。
お近くに起こしの際はぜひお寄りください。

カフェ「どんパ」とヒルズバーの間の通路です。
両開きのドアを開けてお入りください。
朝9時から夜12時まで入れます。
 





北爪満喜 詩と写真展 file.13
★通路の詩と写真展常設(銀座3丁目のビル1階通路)


      

展示中

改修が終わり、また展示をはじめました。
壁の色がアイボリーから深みのある茶色の木目になり
とてもシックな通路に変わりました。
どうぞ、お立ち寄りください。






北爪満喜 詩と写真展 file.12
2013.12月21日〜3月 詩「登る彼女 昇る月」・組写真9枚 銀座三丁目ビル1階通路 9:00am -24:00pm 銀座4丁目交差点から徒歩5分。 お近くに起こしの際はぜひお寄りください。 カフェ「どんパ」とヒルズバーの間の通路です。 両開きのドアを開けてお入りください。 朝9時から夜12時まで入れます。
 
北爪満喜 詩と写真展 file.11 2013.8月〜11月 詩「with book  2011年7月」・組写真7枚 銀座三丁目ビル1階通路 9:00am -24:00pm 銀座4丁目交差点から徒歩5分。 お近くに起こしの際はぜひお寄りください。 カフェ「どんパ」とヒルズバーの間の通路です。 両開きのドアを開けてお入りください。 朝9時から夜12時まで入れます。 詩「with book  2011年7月」と組写真は 前橋で展示した一部です。
また『現代詩手帖』2013年8号に掲載された私のエッセイで
この作品についてエピソードを書きました。下記に載せました
のでよろしければ、お読みください。


   「with book  2011年7月」


寝付かれないまま うとうとして
夢が 畳に張り付いていた
薄い紙が畳の上に
拾うと
耳だったので花とともにオアシスに生ければ 
書かれた白抜きの「白い」という文字が
見るまにパープルに変わってしまう 
「紫の白」

騙されるとは色が取り変わってしまうことだと
目で相図するのは 薄い紙を捧げもつ 鏡の中の私

紙がはらりと一枚 畳に落ちたのに
私 が顔色も変えないので
許せない雲が湧き
ナイフを握って畳に落ちた一枚を突き刺す
振り下ろす動きと柄の堅さが 掌に残って

目覚めても掌に残って
昼過ぎに街へ出た

広く明るいデパートではエントランス近くに
夢のようにブックスペースが用意されいて
本が借りられる

本棚を目が流れると出会ったのは友達の名前 
友達の書いた本を持つ
本を借りて 上階のカフェへ
巨大な窓の明るい席で
左右に本を大きく広げ
ページをめくりページをめくる
ページの間の谷に落ち 
ふと 目を上げると
左右に大きく翼を広げ
白鷺が ビルを飛び過ぎてゆく

風をめくる 読まれてゆく ここ
風にめくられ 読み解けないここ





●『現代詩手帖』2013年8号 掲載のエッセイ

詩が住んでいられる空間は、もっと広い。(詩と写真)  北爪満喜  少し意識をずらすだけで、別の見え方が現れることがある。例えば、雨の中、ビニール傘をさして歩いているとき、 一瞬、透明なビニールを滑る水滴へまなざしを移せば、視界は、空を流れる雫の眺望に変わってしまう。少しのずれ から生まれる微かな非日常は、些細でも、きらめきがある。私は日々の些細な裂け目を、詩を書くときに大切にした い。それは写真でも変わらない。1999年1月からHP「北爪満喜の詩のページ」を開設し、ブログのはしりの言葉と 写真のコーナー「memories」を始めた。今も更新し続けていて、いつもコンパクトデジタルカメラを持ち歩いている。 どこかへ行くとき立ち止まって撮ったり、部屋で光や何かに反応して撮ったりと、生活の一部のようになっている。 ファインダーを覗かずに撮れるカメラは、撮ることを人の目の高さから解放し、固定した視野からも解き放った。だ から私は、柔軟に周囲や対象と向き合って撮ることができる。  これまで写真を撮ることは、銃を撃つイメージと重ねられてきた。今使っているファインダーがないコンパクトデ ジタルカメラでは、撮ることは対象を撃つよりも、探ることに近い。固定された視野からではなく多様に撮ることは、 意図しない新鮮さを探ることでもある。そこに詩のまなざしが写真を見いだし、言葉を呼び、生きられる広がりがある。 これまでこの違いについて何か語られた言葉を読んだことがない。けれど「人の目の高さから解放」されたことは、 特別な出来事ではないか。  人の目は、思ったほど自由に物を見ることができない、という事実はあまり意識されていないようだが、社会の中 で人は習慣化した目で見ながら過ごしている。その習慣化した見方や、既成概念に捕らわれた枠から、外れる見え方 を得る可能性が、コンパクトデジタルカメラで撮ることに隠れている。私は、腕が動き手首が回る範囲の体の動きに 添って、コンパクトデジタルカメラで瞬間瞬間に反応しながら、できるだけ柔軟に撮りたい。光なのか、遠さなのか、 質感なのか、色彩なのか、対象へのこだわりなのか、状況なのか、その瞬間瞬間に反応しているのは、はっきりとした 一つの動機だけではないことが多い。あらかじめ分かって詩の言葉を書くことがないように、なぜ撮っているのかを意 識してみると、それは発語の奥行きの深さや多様さを彷彿とさせる。だから柔軟に撮って、そこに詩のまなざしが呼吸 できる光の切れ端をメモリーにたくさん記録する。  そうして撮った無数の瞬間は、夜、パソコンに移し変えるのだが、それらはまだ写真以前の光の切れ端だと思ってい る。後で一枚一枚を選んでゆくときに、光の切れ端は、初めて写真になる。選んだ一枚の写真が起点になって、無意識 の何かに背を押され、写真を背にして歩きだすように詩の言葉を進めてゆくことがある。また言葉も写真も並行して行 き交いながら、詩と組写真になってゆくこともある。ただ、皮膚の外である外部を撮った写真と、言葉は別のものだか ら混じることはない。けれど、それはまるで、言葉と写真が少しずつ出会いながら、育ってゆくひとときのようだ。詩 は詩で、写真は写真で、どちらかがどちらかの背景ではなく、自立して作品となることをこれからも目指したい。  写真誌『アサヒ・カメラ』昭和14年10月号に萩原朔太郎が詩人としてエッセイを寄稿していて「記録写真のメモリイ を作る為でもなく、また所謂芸術写真を写すためでもない」機械の光学的な作用を借り「郷愁」を写したい、と語って いる。今になってとても響く。機械の光学的な作用を借り、私は、日常の習慣的な見方や既成概念の捕らわれを崩し「 脱出」する一枚一枚を写したい。そして言葉と写真の両方で詩を求めてゆきたい。  展示は何度やっても不慣れで分からないことばかりで不安もあるが、続けている。銀座3丁目のビルの通路での展示 は常設で、HPに地図を掲載している。また、今年2013年3月20日から24日、前橋市のミニギャラリー千代田で 開催した詩と写真展『記憶の 窓は水色の枠』はYouTubeにアップロードした。詩への入口を増し、間口を広げて、街を 行きながら、ネットを見ながら、ふと目を向けてくれた誰かに、詩が届くことを願う。  ビルを訪れる様々な目的の人々が、ふと写真や言葉を目にし、日常の些細な裂け目にざわつくとしたらどうだろう。 通路で広告の言葉ではない言葉を読むことで、気になってしまったらどうだろう。通路は見慣れない場所になり、人々 の中に別の空間をつくる。そこは詩の住みはじめた空間なのだ。詩が住んでいられる空間は、出会う毎にうまれ、作品 や文字を離れ、もっと広いのだと思う。  先日の前橋の展示で印象的な出来事があった。見知らぬ若い女性が、トイレの男女の記号を写した写真を指差して「 救われた気持ちになった」と言った。私には届かない、作品が完全に旅立った瞬間だった。詩と7枚の組写真の中の一枚 だったが、彼女が展示した言葉を見て、どの部分かを強く受け止め、写真から何かの声を聞いて、新しい詩を作ったに 違いない。彼女は、あまり詩が身近ではいな人のようだった。彼女に生まれた詩の空間を祝いたい。  
北爪満喜 詩と写真展 file.10


2012.8.18〜


北爪満喜 詩と写真展file.10
 (銀座3丁目のビル1階通路)第十回目です。

詩「風と」  組写真9枚で構成してます。


     風と 


風が 空から吹いてくる
透明な速さで気持ちをなでると
池の底に沈んでいた
記憶の葉が
浮き上がり よせてくる
こちらの岸まで近付いてくる

まっすぐに見つめた目があった
見つめられたこともあった
楽しかったり 苦痛だったり 
くやしかったり
ゆれやまなくて 
とくんっ と何度も血がはねる

だから 空しいヒト なんていない
欠けて
満ちて
月とつながる
背筋の先まで吹き上げる 風と
街を 
日々をゆく




Le vent et



Le vent souffle du ciel
Comme je caresse mon sentiment vite transparent
Les souvenirs qui etaient au fond de l’etang
Emergent et s’approchent
Comme des feuilles
Abordent ce cote

Droit dans les yeux
On m’a regardee souvent 
Joyeuse et souffrante
Me depitante
Sans cesse oscillante
Je sens mon sang sauter abondamment

Donc je n’ai rencontree une personne qui etait vaine
S’eclipsant 
Se remplissant
La lune a communique avec moi
A travers le vent qui souffle le long du dos
Et la ville
Les jours s’en vont
 
                   
                    Traduit par Kazunari Suzumura

                  フランス語訳  鈴村和成
    




お近くに起こしの際はぜひお寄りください。
銀座にしてはしずかな通路で詩と写真を楽しんでいただければ幸せです。
どうぞよろしくお願い致します。

カフェ「どんパ」とヒルズバーの間の通路です。
両開きのガラスのドアを開けてお入りください。
朝9時から夜12時まで入れます。

   








北爪満喜 通路の詩と写真展 file.9


2011.11.22

9月にパリのギャラリー・サテリットでひらかれた、第10回ヴィジュアル・ポエジィ展の
私の作品(言葉+写真)を展示します。通路の展示のためにアレンジしました。


Maki KITAZUME 満月 (manngetu)

Maki KITAZUME 三日月 (mikazuki)

       " 三日月 (mikazuki)"

Maki KITAZUME 飛行機雲 (hikoukigumo)

Maki KITAZUME 日 (hi)

Maki KITAZUME シャトル (shatoru)

Maki KITAZUME ハサミ (hasami)

Maki KITAZUME 顔 (kao)

Maki KITAZUME 祭り (maturi)

◇行き方 銀座4丁目の交差点で、左手に和光、右手に銀座三越をみて京橋方面へ進みます。 左のアップルストアーの角を曲がり、 二つ目の交差点のところで、二階に喫茶店「ルノアール」があるのでその前を右にまがります。 20メートルほどまっすぐ行くと右に「HILLS BAR」とコーヒー店「どんパ」がありその間の通路です 観音開きのガラスのドアを開けて入ってください。 通路は朝9時から夜12時まで通れます。


○メモ




サテリットのオープニングはどうだったのだろう。作品が何かに憑かれたように殆ど電線が走っているものになっている。電力につて考えていたわけではなかった。日本の空が電線だらけということなのか。9月12日ツイッターより

・パリでの言葉+写真の私の作品をみて「この人は不安なのかもしれない」といっていた人がいたと、
パリから戻ったヤリタさんから聴きました。改めて作品に国境はないのだと思いました。9月21日ツイッターより

・9月12日 メモリーズより

玄関のドアを開けて見上げる月。きょうは十五夜の満月。

きょうヤリタミサコさんがパリから帰ってこられた。
サテリットの展示はどうだったのか不安でした。
憑かれたように今回の私の作品は電線の映り込んだ空ばかり
だったのです。特に電力のことを考えていたわけではなかった
のですが。でも、ヤリタさんのメールで、初日に私の「満月」
という言葉と写真の作品がフランス現代音楽家のダリウスミョーの親族に
購入されたと知りました。その後も二作品が写真美術館学芸員に
購入されました。

・買っていただけた作品
Maki KITAZUME 満月 (manngetu)
Maki KITAZUME 日 (hi)
Maki KITAZUME シャトル (shatoru) 




北爪満喜 通路の詩と写真展 file.8



2011年 6月23日

銀座3丁目の通路の「詩と写真展 file.8 」 がはじまりました。
タイトルは「記憶の遠くまで」 9枚の写真と言葉です。
どうぞ、お立ち寄りください。

◇行き方 銀座4丁目の交差点から中央通りを京橋方面へ。
(左手に和光、右手に銀座三越をみて進みます) 左手の本屋「教文館」の角を左に曲がり、
二つ目の交差点に喫茶店「ルノアール」(2F)があるのでその前を右にまがります。
20メートルほどまっすぐ行くと右手に「SHIPS」があります。その隣の隣のビルです。

通路は朝9時から夜12時まで通れます。
通路は「HILLS BAR」とコーヒー店「どんパ」の間です。



2010年11月1日より 北爪満喜 通路の詩と写真展 file.7がはじまりました。 詩「キオクの鏡」+組写真7枚 銀座へお出かけのときはぜひお立ち寄りください。
2010年1月19日からfile.6がはじまりました。 ビルの通路の「詩と写真展」の6回目は昨年9月パリのギャラリー「サテリット」で開催された、 ヴィジュアル・ポエジィ・パリ展の参加の10作品です。和紙を透明なアクリルに入れました。 お近くにいらしたならぜひお立ち寄りください。