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第10回ヴィジュアル・ポエジィ展  パリ

2012年2月現在
銀座三丁目で展示しております。どうぞ「通路の詩と写真展」へお寄りください。




パリ、11区にあるギャラリー・サテリットで開催。
9月10日から9月24日まで。
10日オープニングパーティー 
休館日 日曜日

DMの写真は私が旅客機の窓から撮ったロシアの大地です。
大河はうねり・・・ロシアの大地に「水」という文字を記して流れたり。
DM制作はヤリタミサコさん。

今回私は作品参加です
オープニングパーティーではヤリタミサコさんが朗読します。

土岐小百合さんは写真誌『デジャ=ヴュ』創刊・発行人 !!




オープニング風景

ギャラリーの前にも広がるパーティー


窓に青いDMがさりげなくおかれている


賑やかなギャラリーで話しが弾んでいるようす





第9回ヴィジュアル・ポエジィ・パリ展

9月11日から9月23日まで。
パリ、11区にあるギャラリー・サテリットで開催されます。
私は初参加です。
「詩と写真」の作品で参加します。
今回は、染め摺り工房キュービックの染め摺り師、木田俊一さんに
和紙に印刷していただきました。
言葉&写真のA4の大きさの和紙、10枚の作品です。

デジタルフォトフレームの展示もすることになりました。スライドショー判の「3月の呼吸」です。
オープニングには動画判の「3月の呼吸」を上映、朗読することになりました。

9月11日のオープニングには在廊してます。(ヤリタミサコさんと、私、ロンドンから南川優子さん)
パリにいらしゃる方、どうぞお運びください。

POESIE VISUELLE JAPONAISE (9)
vernissage vendredi 11 septembre a partir de 17h.
exposition jusqu’au 23 septembre 2009

新井隆人Ryuto ARAI 新井穎子Eiko ARAI 坂東里美Satomi BANDO
藤富保男Yasuo FUJITOMI 浜江順子Junko HAMAE 羽原粛郎Shukuro HABARA
濱條智里Chisato HAMAJO 池上博子Hiroko IKEGAMI 一色真理Makoto ISSHIKI
菊池肇Hajime KIKUCHI 北爪満喜Maki KITAZUME 近藤修一郎Shuichiro KONDO
松本旻Akira MATSUMOTO 森郁男Ikuo MORI 岡島弘子Hiroko OKAJIMA
大園由美子Yumiko OSONO 高島歌恵Kae TAKASHIMA 田名部信Shin TANABE
田名部ひろしHiroshi TANABU 矢尾板和宣Kazunori YAOITA ヤリタミサコMisako YARITA
吉本直貴Naoki YOSHIMOTO  ヨシモトキューブの映像がありました。

Galerie Satellite 7, rue Francois-de-Neufchateau 75011 Paris
Tel. 01 43 79 80 20 Metro Voltaire mm@galeriesatellite.com
http://www.galeriesatellite.com Du lundi au samedi de 13h30 a 19h



ギャラリー・サテリット 2009.9.11 オープニングのようす

ギャラリー・サテリットは地下鉄ボルテール駅から4分の建物の1階にあります。
サテリットは通路を挟んで二つのギャラリーからなっています。
大きいギャラリーはブルーノさん、小さいギャラリーはマリーさんが運営。
今回は二つを使っています。


私の作品はブルーノさんのギャラリーに展示されました。
和紙に印刷した10点と、デジタルフォトフレームで「3月の呼吸」のスライド上映。
和紙の作品には言葉が入ってます。それとは別に、一つづつタイトルをつけ日本語とフランス語で表示してます。





オープニングに訪れた人のために、朗読をしました。
下はヤリタミサコさんが新国誠一の音声詩を朗読しているところです。
頃合いを見て何度もヤリタさんは音声詩を朗読しましたが、
たいへん受けて、拍手喝采で盛り上がっていました。

私は作品を見ていただけるかとても不安でしたが、意外にも多くの方に関心を持っていただくことができました。
求めに応じて6・7回はさまざまな形で、スライドショーに会わせて朗読したり、ブルーノさんの
パソコンに動画を映して朗読したり、展示の言葉を朗読したりしました。
途中からは、マリーさんが私の日本語のフレーズごとに、すぐ後からフランス語に訳して朗読してくださって感激しました。
それも情感のこもった表現で、身振りも入って、私の朗読とは対照的に熱の籠もったものでした。

昼からちらほら来場者があり、夜は10時過ぎまで賑わいました。







ギャラリーの前の歩道がテラスのようになって、冷えてきた夜のパリに賑わいが続きました。
日本の漫画をフランス語に訳している青年がいて、日本語で話せたひとときはほっとしました。
パリの女性と男性の二人の詩人も訪れてくれました。このときばかりはフランス語が話せないことを
本当に残念に思いました。おまけに英語もカタコトで勇気がだせず、話せませんでした。





2009/9/28

ヤリタミサコさんからの報告書より

 「9月9日に北爪満喜さんとヤリタミサコが、参加者を代表してパリ、サテリット画廊へ行きました。
オープニングの11日には、たいへん出だしのよい来客。ザッキン美術館の館長や、高名な美術評論家のかたが
早い時間からおいでになる。予定を繰り上げて、ヤリタが「新国誠一 works 1952−1977」から新国の音声詩を
朗読する。音のおもしろさが理解されたようだ。ロンドンから駆けつけてくれた南川優子さんも、英語でお客さんたち
とコミュニケーションをとり、自作の詩を朗読。北爪満喜さんは、自分の視覚詩作品に入れ込んだ言葉を日本語で
朗読し、1回目は池上博子さんのご友人の冨岡郁子さんがフランス語に訳し、次はマリー・メゾンさんが翻訳、その
後も、北爪さんのDVD作品の日本語を本人が朗読し、フランス語をマリー・メゾンさんさんが追いかけ、というような
即興的でありながら味わい深い朗読が行われた。マリーさんのフランス語による朗読もすばらしく詩的なものだった。
これを体験したお客さんの感想は、「自分の感覚ととても似ているわ」と。北爪さんの、繊細でうつろいやすい、揺れ
動く瞬間的な感覚が、見る側に強く響いたと思われる。全10作品のアピール力に加えて、細い声の北爪さん本人
の朗読が魅力を増大させていた。また北爪さんは見せる工夫もして、フォトフレーム(写真のフレームみたいのに
、メモリやカードを差して、スライドショーのように次々に写真が入れ替わる仕組みのもの)を棚に飾ったので、観客は
動く画像も長時間みていた。
 ヤリタは、新国の音声詩をいくつか朗読した。リズミカルな無意味音、「メ」「オンナ」のように単語だけに意味のある
音声詩、など、パリでは珍しく聞き手に大受けだった。アンコールが2回も叫ばれた。言語に内在するリズムとその
パワーに脱帽する。外国での朗読は、意味ではなく音のおもしろさが直接的に聞き手に伝わるという実感。聞いた
お客さんはすぐにマネする「マルーイ メ」と。おかげて新国の本も2冊売れた。」



南川さんより